【2025年最新版】全国の保活の激戦区ランキング
毎年8月末前後に、こども家庭庁から自治体ごとの最新の待機児童数が発表されることはご存じですか?
2025年4月時点の最新版のデータをもとに、都道府県ごとに待機児童の実態を集計したランキングを作成しました!
・これから保活をはじめる方
・こどもが生まれて引っ越しを検討している方
・自分の都道府県がどうなのか気になる方
このような皆様にぜひ知っておいていただきたい情報です。
毎年こども家庭庁が出している「保育所等関連状況取りまとめ」とは?
こども家庭庁(以前は厚生労働省)は毎年8月末ころに、同年4月時点の保育施設にまつわるデータを発表しています。
保育所等関連状況取りまとめ(令和7年4月1日)
こども家庭庁のまとめによると、2025年は以下のような特徴があるようです。
全国的には、少子化の影響で保育施設を利用する人数は減っており、待機児童の数も減少傾向になっています。
10年ほど前のピーク時には約2万6000人の待機児童がいたことを考えると、かなり少なくなっています。
では次に、色々な切り口で都道府県別のランキングを見てみましょう!
「待機児童の人数が多い都道府県」のランキング
人口の多い都市部は待機児童の数も多い!
まずは「待機児童数」で都道府県別のランキングを見ていきましょう。
やはり、東京都や大阪府、埼玉県など人口が多い都道府県が上位にきてしまっていますね。
しかしこれは申込総数が多いためで、一概に東京だと待機児童になりやすい!という訳でもありません。
次は、「待機児童になってしまう割合が高い都道府県」のランキングです。
「待機児童になってしまう割合が高い都道府県」のランキング
待機児童になってしまう割合は地方の方が高い
「待機児童になってしまう割合」で都道府県別のランキングを見ていきましょう。
これは、申込者数のうち、どれくらいの確率で待機児童になってしまうのかを算出した「待機児童率」のランキングです。
先ほどと違って、奈良県や沖縄県、和歌山県、三重県がランクインしてきました。
しかし、高いといっても待機児童になる確率は1%未満なので、数年前と比較すると、待機児童が大幅に減っていることが分かります。
最後に、「待機児童のいる市区町村の割合が高い都道府県」のランキングです。
「待機児童のいる自治体の割合が高い都道府県」のランキング
激戦区が多い都道府県は滋賀県、神奈川県、東京都、奈良県、大阪府
「待機児童のいる自治体の割合」で都道府県別のランキングを見ていきましょう。
これは、都道府県にある市区町村のうち、1人でも待機児童がいる市区町村の割合をランキングにしたものです。
はじめて神奈川県がランクインしてきました。
待機児童がいるということは、希望するのに保育施設に入所できない方がいるということになるため、いわゆる激戦区になります。
激戦区が多くある都道府県として、滋賀県、神奈川県、東京都、奈良県、大阪府がランクインしました。
そして、滋賀県はすべてのランキングにランクインしていました。
子どもの人数がとても増えており、県内のどのエリアに住んでも激戦区である可能性が高い、ということがわかります。
激戦区の保活で重要なこと
なるべく多くの園について調べ、候補を広げる
第一候補の保育施設に入ることができればよいですが、激戦区で志望度が高い園だけを希望していてはすべてに落ちてしまう可能性もあります。
激戦区に住んでいる方は、規模の大きな認可園だけでなく、小規模保育や認可外保育園の保育内容についても調べ、候補を広げることが必要です。
ぜひ、たくさんの保育施設に見学へ行き、ここなら通ってもよいと思える園をたくさん見つけて下さい。
保活に重要な指数(点数)について、理解しておく
激戦区では、指数(認可保育園の入園選考に用いられる点数)がとても重要になります。指数とは、世帯ごとの保育の必要性を点数化したもので、指数の高い家庭から入園できる園が決まっていきます。
指数について、こちらでくわしくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
