川崎市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
2013年に待機児童数が438人となり、県内でワースト1の状態だった川崎市。現在では、待機児童数0を達成するほどにまで成長しました。そのような川崎市の保活事情が気になる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、川崎市の保活事情や保活スケジュールについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
参照:川崎市「平成27年4月 保育所等利用申請・入所待機状況」
川崎市の保活事情とは
ここでは、川崎市の保活事情をご紹介します。川崎市の保活事情を知り、保活に役立てましょう。
ランクと指数で優先順位が決定される
川崎市では、世帯のランクが高い子どもが優先されます。ランクはA~Hに区分されていて、保護者間でランクが異なる場合はより低いランクが適用される仕組みです。
たとえば、父母2人がBランクの世帯(a)と、父がBランクで母がCランクの世帯(b)がいたとしましょう。
この場合、世帯(b)は母のランクが適用されCランクとなるため、(a)の世帯が優先されます。
同ランクで競合した場合は調整指数の高い方が優先となり、同ランク同指数で競合した場合は調整項目表を用いて優先順位が決まります。
参照:川崎市「利用調整」
川崎認定保育園が運営されている
川崎市には、市が定めた一定の要件を満たす認可外保育施設、川崎認定保育園があります。認可保育園に入れない子育て世帯のニーズに応えるべく、市から運営費の助成を受けて運営されている保育施設です。
認可保育園との違いは、必要となる有資格者の割合です。認可保育所では保育従事者全員が有資格者ですが、川崎認定保育園では2/3以上または1/2以上となっています。
法令により年に1回以上、基準どおり運営されているか市の立ち入り調査が行われています。
川崎認定保育園は、区役所ではなく直接施設へ申し込むようになっているので注意しましょう。
川崎市の人気状況や待機児童数
川崎市で保活を成功させるためには、保育園の人気状況や待機児童数を把握しておく必要があります。川崎市の待機児童数について詳しく見ていきましょう。
参照:川崎市「令和4年4月 保育所等利用申請・待機状況」
2年連続待機児童数は0
2013年は県内で待機児童数が最も多かった川崎市ですが、令和3年、令和4年と2年連続で待機児童数0を達成しています。この背景としては、認可保育園の受け入れ枠拡大や横浜市との協力体制により待機児童解消に力を入れていることが挙げられるでしょう。
実際、川崎市長は待機児童0を継続するための保育施設の整備、保育の安全と質の向上をマニフェストとして表明しています。
隠れ待機児童数にも注目
川崎市は待機児童数0を達成していますが、隠れ待機児童数の存在を忘れてはいけません。
隠れ待機児童は待機児童数にはカウントされない児童のことです。特定の保育園に入園を希望している場合や、保護者が求職活動中の場合が該当します。
川崎市の隠れ待機児童数は年々減少傾向にありますが、令和4年4月時点で1552人の隠れ待機児童が存在します。待機児童数0と聞いて油断せず、隠れ待機児童数にも注目するようにしましょう。
川崎市の保活スケジュール
川崎市の保活スケジュールは、年によって変わるので、その都度チェックしましょう。
- 入園申込み一時受付開始:10月中旬
- 申請の申込み締切:11月中旬頃
- 入園可否通知発送:1月下旬頃
以下では、令和5年4月1日入園のスケジュールを例にご紹介します。保活は余裕をもって行動することが重要です。ぜひ確認しておきましょう。
参照:川崎市「子どもの預け先をどうやって探したら良いの?」
保育園入園申込み一次受付
令和5年4月1日から保育園の利用を希望する場合、入園申込期間は窓口受付が令和4年10月11日〜11月9日、郵送受付が令和4年10月11日〜10月28日(消印有効)でした。
締め切り直前は窓口の混雑が予想されます。早めの行動を心がけましょう。
保育園の内定通知の発送
令和5年4月入園開始の場合、結果通知は令和5年1月20日発送です。無事合格通知が届いたら、入園までに必要な準備を進めていきましょう。残念ながら不合格だった場合、二次受付に申し込みます。
保育園入園申込み二次受付
二次募集は、一次募集で内定辞退の方が出たり、保育所の受け入れ枠に空きが出た場合などに行われます。一次募集で内定をもらった方が辞退した場合は二次募集の対象外となるので注意しましょう。
川崎市の入園申込み方法・必要書類
川崎市の入園申込は、窓口受付と郵送受付の2つが用意されています。窓口か郵送かで受付期間が異なるため注意しましょう。
申請方法
郵送申請の場合、必要書類一式をすべて封筒に入れて送ります。
郵送先は以下の通りです。
- 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
- 川崎市こども未来局保育対策課気付 事務処理センター
郵送申請は窓口申請より受付期間が短いため、とくに早めの準備を心がけましょう。
川崎市の入園申込に必要な書類
川崎市の入園申込みをするにあたり、必要な書類は以下の通りです。
- 教育・保育給付認定(変更)申請書
- 保育所等利用(変更)申込書兼児童台帳
- 申請者の個人番号(マイナンバー)確認書類※窓口申請の場合は、提示
- 申請者の本人確認書類※窓口申請の場合は、提示
- 保育所等利用申込みに関する確認票
- 保育を必要とすることを証明する書類
これらの書類以外に、児童や保護者の状況に応じて必要書類があります。不備や漏れが無いよう、チェックしておきましょう。
川崎市の保育課情報
川崎市の保育課の情報や子育てに役立つサービスをご紹介します。保活を進めるうえでぜひ参考にしてください。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
川崎市の保育園入園申込に関する問い合わせは、住んでいる区の区役所・健康福祉ステーションに連絡します。
各区の窓口 | 電話番号 |
川崎区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-201-3219 |
大師地区 健康福祉ステーション児童家庭サービス担当 | 044-271-0150 |
田島地区 健康福祉ステーション児童家庭サービス担当 | 044-322-1999 |
幸区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-556-6688 |
中原区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-744-3263 |
高津区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-861-3250 |
宮前区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-856-3258 |
多摩区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-935-3297 |
麻生区役所 地域みまもり支援センター児童家庭課 | 044-965-5158 |
受付期間中は電話がつながりにくくなるかもしれません。不明な点は早めに解決するようにしましょう。
川崎市の保活を行う上で便利なサービス
「川崎市保護者向け認可保育所等案内サイト」では、認可保育所等の所在地や施設の形態、保育の特徴などさまざまな情報を調べられます。保育園探しにぜひ活用してみてください。
参照:川崎市 「認可保育所等案内サイト」
川崎市の保活事情まとめ
川崎市は2年連続待機児童数0を達成していますが、隠れ待機児童数は他の自治体より多い水準です。世帯の状況に応じて、川崎認定保育室や横浜保育室の利用を検討してみましょう。
東京都心と横浜市へのアクセスが抜群の川崎市。都会でありながら自然環境も豊かなので、ファミリー層から非常に人気です。人口が年々増え続けていることから、エリアによっては保育園に入るのが難しいかもしれません。
希望する地域や保育園の情報を早い段階で多く収集することが、成功の鍵となるでしょう。
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保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。