立川市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
東京都のほぼ中央に位置する立川市は、東京都心に勤める方のベッドタウンとして、ファミリー層などに人気があります。ほどよい自然が感じられる土地でありながら、交通の便が良く、買い物もしやすい特徴があります。
立川市で働きながら子育てをするなら、市の保育園にスムーズに入園できるのかが気になるポイントでしょう。本記事では、立川市の保活について解説しています。立川市の保育園に入園できるのか不安だという方は、ぜひ参考にしてください。
立川市の保活事情とは
立川市の保育園にスムーズに入園するためには、まず立川市の保活事情について知っておく必要があります。
ここでは、以下の保活に関する3つの情報を解説します。
- 立川市の認可保育園の数は39施設
- 保育施設利用決定者最低指数は36~42点
- 育児休業明け入園予約ができる
これらの情報をチェックして、保活へと備えましょう。
立川市の認可保育園の数は39施設
立川市の、2号・3号認定を受け入れている保育施設の数は、以下になります。
施設の種類 | 施設の数 |
認可保育園(公立・私立合わせて) | 39施設 |
認定こども園 | 4施設 |
立川駅周辺に多い傾向がありますが、保育園がなくて困るような地域はありません。市内にまんべんなく設置されているといえるでしょう。
しかし、なかには、車での送迎ができない施設もあります。保活する方は、保育園の立地状況や定員とともに、送迎方法についても考慮しなくてはなりません。
参照:立川市「令和5年度 立川市保育施設利用申込みのしおり」
保育施設利用決定者最低指数は36~42点
立川市では他の地域と同じように、家庭の保育の状況を指数にして計上し、保育園の利用調整をしています。
令和5年度4月の保育施設利用決定者最低指数は、36~42点です。なかには、入園した児童全員が42点以上の施設もあります。
父と母がともに1カ月160時間以上の拘束時間がある、フルタイム勤務である場合の基準指数は、2人合わせて「40点」です。
さらに、家庭が多子世帯であったり、地域型保育施設を卒園する児童であったりすると、点数が上乗せされます。
参照:立川市「令和5年度 立川市保育施設利用申込みのしおり」
「令和5年度4月期1次 保育施設利用決定者最低指数一覧」
育児休業明け入園予約ができる
立川市には、「育児休業明け入園予約」という制度があります。これは、保護者が子どもの1歳の誕生日の前日以降まで「育児休業などに関する法律」にもとづく育児休業をとっている場合に利用可能です。
これは復職に合わせ、年度途中から入園する場合に入園の予約ができる制度です。実施している保育園は以下の3施設です。
- 西国立保育園分園
- たかのみち保育園さいわい分園
- たかのみち保育園さかえ分園
入園予約で入園した場合、2歳クラスまでで卒園となります。その後は転園申請が必要です。
参照:立川市「令和5年度 育児休業明け入園予約のご案内」
立川市の待機児童数
保活をするうえで、待機児童数の把握は必須です。待機児童数について理解していれば、その地域の保育園の人気度や、保育施設の充実度、保活の難易度がわかります。
立川市の待機児童数や待機児童の推移を早めに知れれば、それに応じた適切な保活ができるでしょう。
立川市の待機児童数は13人
令和4年4月時点での、立川市の待機児童数は13人です。就学前児童人口は8,085人、そのなかで保育サービスを利用している児童数は4,082人です。
しかしこのなかには、カウントされない「隠れ待機児童」という児童が存在します。保護者が求職活動を中止している場合や、認可外保育所などを利用している場合などは待機児童数として数えられません。
待機児童数13人というと少ない印象を受けますが、現状ではもっと希望の保育園に入れない方がいると理解しておきましょう。
参照:東京都「区市町村別の状況」
立川市の待機児童数は減少している
近年の立川市の待機児童数を紹介します。令和3年度4月は26人、令和2年度4月が47人でした。ここ2、3年では、徐々に待機児童数が減少しています。
さらにさかのぼると、平成23年度には117人もの待機児童がいました。それから少し減少しましたが、新制度により保育需要が増加した平成27、28年度は179人、196人とまた待機児童数が増加しました。
その後立川市が、保育施設を整備して定員を増やすなどの取り組みをおこなった結果、徐々に待機児童数は減少しています。
参照:立川市「保育施設の整備(待機児童解消対策)」
東京都「区市町村別の状況」
立川市の保活スケジュール
ここでは、立川市の保育園申込みからはじまり、二次募集までのスケジュールを紹介します。ただしここで紹介するのは、令和5年4月から入園する場合のスケジュールです。実際に応募する際には、その年のスケジュールを立川市のホームページなどで確認しましょう。
だいたいの応募の時期を把握しておけば、必要な書類の収集に焦ったり一次募集の期日に間に合わなかったりすることもありません。応募はまだ先という方も、イメージとして頭に入れておくことをおすすめします。
参照:立川市「令和5年度 立川市保育施設利用申込みのしおり」
保育園入園申込み一次受付の開始
令和5年4月から入園の場合の申請の期間は、令和11月1日~11月21日でした。窓口申請の場合は、日にちによって申請会場が変わるので注意しましょう。
申請会場として使われた施設は以下になります。
- 市役所 101 会議室
- たましん RISURU ホール B1F サブホール
- 西砂学習館 2F 第一教室
郵送申請では、申請期限までに保育科に必着しなければなりません。不足書類があった場合には、不足書類を提出した時点で受付完了となります。
過ぎてしまった場合には、二次募集の対象となります。
書類について不安がある方は、窓口申請を選ぶとよいでしょう。
保育園の内定通知の発送
保育園の一次募集の内定通知は、郵送によって1月頃におこなわれます。電話での問い合わせは、1月25日から可能です。
内定の通知が来た方には、保育施設から電話や連絡がきます。その内容にしたがって、入園の準備を進めましょう。
利用不可だったら二次募集に申込む
もし、一次募集で保育施設の利用が不可だった場合には、自動的に二次募集の対象となります。申請を辞退する場合には、期日までに「保育施設 辞退・申込み取下げ届」を提出する必要があります。
立川市の入園申込み方法・必要書類
入園申込みに必要な書類は多く、もし不足した場合には申込み期限に間に合うよう速やかに提出しなければなりません。
申請する際に焦らぬよう、必要な書類を早めに把握しておきましょう。また、必要な書類は家庭や子どもの状態によって変わるので、各家庭で必要な書類を確認しなくてはなりません。
必ず、「立川市保育施設利用申込みのしおり」に掲載されているチェックシートで必要書類を確認してください。それでもわからない場合には、立川市に直接問い合わせましょう。
一次募集の申請方法
一次募集の申請方法には「窓口申請」と「郵送申請」があります。必要な書類と案内が入った「立川市保育施設利用申込みのしおり」は、以下の場所で受け取れます。
- 立川市役所保育課(市役所1階22番窓口)
- 市内各認可保育園
- 窓口サービスセンター(立川タクロス1階)
- 東部連絡所
- 西部連絡所
- 富士見連絡所
- 子ども家庭支援センター(子ども未来センター1階)
立川市のホームページでもしおりの内容がチェックでき、書類のダウンロードもできます。自分に都合のよい方法で受け取りましょう。
必要書類の収集、記入が済んだら、期間の間に申請をおこなってください。郵送申請の場合には、2週間ほどで受付控えが送られてきます。
申請に必要な書類
保育園入園の申請に必要な書類は以下になります。
- 保育施設利用申込書
- 申し込みにかかる確認票
- 課税・非課税証明書
- マイナンバーが確認できる公的証明書および身分証明書(申請書にマイナンバーを記載する方)
- 父母の要件書類(父母の状況によって異なる)
この他にも、生活保護を受給している場合やひとり親で祖父母以外の同居人がいる場合など、各状況で必要な書類が追加されます。
立川市の保育課情報
保育園の申請についてやその他に知りたいことがあったら、積極的に問い合わせをおこないましょう。ここでは、立川市の「子ども家庭部保育課入園認定係」の連絡先や、保活に便利なサービスを紹介します。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
立川市の「子ども家庭部保育課入園認定係」の連絡先は以下になります。
子ども家庭部保育課入園認定係 | |
電話番号 | 042-528-4328 |
FAX | 042-528-4356 |
インターネットで問い合わせをする場合には問い合わせフォームを利用しましょう。
参照:立川市「市の業務等に関するお問い合わせ」
立川市の保活をおこなう上で便利なサービス
立川市の保育科では、Twitterで情報発信しています。主な情報の内容はこちらです。
- 保育施設への申込みに関する情報
- 保育施設の展示やイベント情報
- 各種お知らせ
申請の締切日や、募集人数の公開などタイムリーな情報が得られます。普段からTwitterを活用している方はフォローしてみてください。
参照:立川市「立川市保育課(公式)Twitter」
立川市の保活事情まとめ
立川市の待機児童数は0人ではないものの、少人数に抑えられています。しかし、隠れ待機児童数がいることを考えると、全員が希望する保育園にスムーズに入れるとは言い難いのが現状です。
保育園の入所を強く希望するなら、指数が定める時間まで働く時間を増やすなど、働き方について考えるのも1つの方法です。
また入園の申請をおこなう際には、スケジュールや必要書類についてしっかりと把握し、不備の内容にこころがけましょう。
「えんさがそっ♪」では、保育施設の検索ができる他、保活に必要な情報が得られます。それぞれの働き方や子どもの生まれ月で、必要な情報もチェックできます。
立川市で保活している方、これから保活する方はぜひチェックしてください。