春夏生まれ(4〜9月)の保活とは?保育園に入園するためのポイントを解説

春夏生まれ(4〜9月)の保活とは?保育園に入園するためのポイントを解説

4月から9月生まれの保活のスケジュールをご紹介します。春生まれ・夏生まれ、それぞれの保活事情も分けて解説しますので、ぜひご覧ください。

保活を成功させるためには、早めの動き出しが重要です。保活のスケジュールを事前に把握し、効率よく保活を進めていきましょう。

4~6月の春生まれの保活事情とは

春頃に保育園の情報収集を始め、夏頃に見学、秋から冬にかけて実際に保育園に申し込みをして翌年に入園先が決まるのが、一般的なスケジュールです。

そのため、4月から6月生まれの場合、比較的有利に保活を進められるといわれています。
早く職場復帰をしたいと考えている人にとっては、育休から復帰するまでの期間が長くなるというデメリットもありますが、時間をかけて保活を進めていけるのは大きなメリットだといえるでしょう。

子どもを連れての保育園見学が基本

一方で、春生まれの場合、子育てをしながら保活を進めなくてはならない点に注意が必要です。保育園の見学も、子どもと一緒に行くことが多くなることが予想できます。

もちろん、保育園側も子連れで見学に来ることを想定しているでしょう。子連れでの保育園見学は特に問題はありませんが、見学の予約をする電話で一言伝えておくとより安心できるでしょう。

7~9月生まれの保活事情とは

続いて、7月から9月の夏生まれの保活事情をご紹介します。夏生まれの場合、妊娠中から情報収集を始めておくことが重要です。また、見学の時期と体に負担の大きい出産の時期とが重ならないよう注意してください。

妊娠中から保育園情報を集める

保育園の申込みは、11月から12月頃に行う自治体が多いため、子どもが生まれてから情報を集めるのでは遅くなってしまいます。

妊娠中の春頃から保育園の情報を集め、条件に合う保育園の絞り込みをしておきましょう。

出産時期と保育園見学のタイミングが被る

先述した通り、保育園の見学は夏から秋頃に行うことが多いのですが、出産の時期が重なってしまいます。そのため、保育園の見学の予約をする際に、事情を説明して早めに見学させてもらえるように相談してみましょう。

子どもが生まれてから見学をしようと考えている方もいるかもしれませんが、生後間もない子どもを連れての見学は、身体的な負担も大きく非常に大変です。

また、保育園の見学に限らず、申込み準備などについても周囲の協力を得ながら行えると良いでしょう。

4〜9月生まれの保活スケジュール

4月から9月生まれの、保活の具体的なスケジュールを確認しておきましょう。春頃から保活をスタートさせ、効率よく進めていくことが重要です。

春頃(4月~6月):保育園の情報を集める

まずは、6月頃までに保育園の情報を集めましょう。自宅から通える範囲の保育園を調べ、さらにそこから条件に合う保育園に絞り込んでいきます。

保育園の以下のポイントを確認すると良いでしょう。

  • 基本保育時間
  • 延長保育時間
  • 受け入れ年齢
  • 園庭の有無

夏頃(7月~8月):保育園の見学に行く

夏頃には、保育園の見学に行きましょう。見学は保育園に直接申込みをします。見学のときに確認すべきポイントや、質問事項は事前にまとめておくことが大切です。

見学については、以下の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
>>保育園の見学で確認するべきポイントとは?準備すべき物や注意点を解説

秋頃(10月~11月):保育園の申し込みをする

10月頃から、保育園の申込みがスタートする自治体が多いでしょう。11月から12月に締め切りが設けられていることが多いため、期日を確認し申込みをしてください。

申込みでは、準備が必要な書類がいくつかあります。会社に記入を依頼する書類もあるため、準備は早めにスタートさせておいた方が安心です。

保育園の申込み手続きに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
>>保育園への申し込み方法は?申請の流れや必要書類を解説

冬頃(1月~2月):保育園の入園可否の通知が届く

1月から2月頃に、保育園の入園可否通知が届きます。保育園の内定通知が届いたら、入園準備を進めていきましょう。

内定通知が発送されてから入園までの時間は長くありません。そして準備しておかなくてはならないことは多くあります。

  • 会社に報告する
  • 内定先の保育園に電話連絡をする(入園書類を取りに行く)
  • 入園前面談
  • 保育料の口座振替手続き
  • 保育園で使用するアイテムの準備

上記の準備については、入園するまでに済ませておく必要があるでしょう。

入園できなかった場合は二次募集の申込みをする

保育園の不承諾通知が届いてしまったら、二次募集の申込み準備をしましょう。
各自治体では、認可保育園の一次募集の結果をもとに、二次募集を実施する保育園を公表し、申込を受付けます。

選択肢を広げ、二次募集を行っている保育園に、再度申込みするのがおすすめです。

保活を成功させるためには早めに動くのがカギ

保活を成功させるためには、早めに動き出すことが重要です。保活はやるべきことがたくさんあります。さらには、それらを子育てしながら、もしくは仕事をしながら進めていく必要があります。

まだまだ先と思わずに、早めにスタートしておきましょう。

保育園の過去の最低指数を確認する

自治体は、それぞれの保育園の過去の最低指数を公表しています。最低指数とは、その年に保育園に入園できた家庭の中で、最も低い指数を指します。

自分の世帯の指数を算出し、保育園の過去の最低点数と比較しながら、現実的に入れる保育園を探して希望先を決定するのも良いでしょう。

もちろん毎年同じような最低指数とは限りませんが、参考程度に確認しておくことをおすすめします。

保育園の見学は2~5件が一般的

一般的に、2件から5件の保育園を見学する人が多いようです。気になる保育園は全て見学したいところですが、小さい子どもを連れての見学や、大きなお腹での見学は、想像以上に大変でしょう。

希望度が高い保育園から、予約をしていくのがおすすめです。

参照元:PRTIMES|【現在保活中のママを調査】初めて保活をしているママ、現在の保育園見学実施率は68.3% コロナ前は86.1%で、現在の見学実施率は17.8%低い状況が明らかに

範囲を広げて保育園を探す

自宅から近い保育園に入園できれば良いですが、自宅近くの保育園だけに絞って申込みをしてしまうと、入園できる可能性が低くなるおそれがあります。

希望の保育園を第1希望から第30希望まで書けるという自治体もあるほど、保育園入園は簡単なことではありません。
絶対に譲れない条件、反対に妥協できるポイントを明確にしながらも、エリアを広く検討して、豊富に選択肢を持っておくことをおすすめします。

認可外保育園の見学&併願も行なう

認可保育園だけでなく、認可外保育園の検討も視野に入れましょう。認可外保育園は、国が定めた基準を満たしていないことから、子どもを預けることに不安に感じる保護者も多いかもしれません。

しかし、一定の基準はクリアしており、保育園によっては独自の手厚い保育をしてもらえるケースもあります。

例えば、0歳児クラスにはカメラを設置し、保護者がいつでも遠隔で保育室を見られるようにしている保育園もあります。そのほか、地域との繋がりを大切にしている保育園もあるでしょう。

しっかりと見学を行い、子どもを安心して預けられるのか見極めてみてください。そのうえで、認可外保育園も選択肢として検討してみましょう。

また、認可保育園と併願も可能なため、両方に申込みをしておくのもひとつの手といえます。

まとめ

4月から9月の春・夏生まれの子どもの場合は、子育てをしながらの保活となる部分が多いでしょう。予定通りに進まないことも出てきます。早めに保活をスタートし、余裕をもったスケジュールを立てておくことをおすすめします。

また、保活を成功させるためにできることはいくつもあります。本記事で紹介したポイントを確認し、後悔をしないよう保活を進めましょう。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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