西宮市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
兵庫県の西宮市は、関西の住みたい自治体ランキング2022年で第一位に選ばれるほど知名度のあるエリアです。また、西宮市の立地は大阪へのアクセスがよく、抜群の立地を誇っています。
さらに、西宮市は教育や文化に力を入れており、子育てに最適ともいわれています。
教育によいとされた西宮市は子育て世帯の移住が多く、必然的に保活の激戦区になっています。
そこで今回は、西宮市の保活事情や待機児童数、保育園入園申込み方法や必要書類についてご紹介します。これから西宮市で保活をスタートさせる人は、ぜひ最後までご覧ください。
西宮市の保活事情とは
まずは、兵庫県の西宮市の保活事情についてご紹介します。西宮市特有の保育園に関する制度や支援を行っているので、保活を成功させるために把握しましょう。
保育所の制度や基準に関する電話相談システムを設置している
西宮市では、「認定こども園・保育所等ホットライン」を設置しています。認定こども園や保育所、保育施設の制度に関する疑問に答えてくれるシステムです。
保護者からの相談や質問に対し、保育資格を持った保育専門員が調べた上で回答してくれます。保育所について気になることがあれば気軽に相談できるので、保活する際の不明点も解消できるでしょう。
参照:西宮市「認定こども園・保育所等ホットライン」
医療ケアを必要とする子どもの受入体制が整っている
西宮市では、認可保育所において医療ケアが必要な子どもに向けて、令和5年4月より受入体制を開始しました。
医療ケアの受入対象となる児童は、原則として在宅生活が6カ月以上、身体状況が安定していることが条件となります。
西宮市が対応している医療的ケアは以下の通りです。
- 経管栄養(鼻腔・胃ろうなど)
- 吸引(口腔・鼻腔、気管カニューレなど)
- 酸素療法
- 導尿
保育時間は月曜日~金曜日まで、時間は8時30分~16時30分です。看護師が常駐する時間内と定められており、受入施設や受入人数もかぎられています。
医療ケアを必要な場合は、保育所利用申込前に以下の保育所事業課に連絡しましょう。
問い合わせ先:0798-35-3033
参照:西宮市「医療的ケアが必要なお子様の保育所等のご利用について」
地域子育て支援事業を行っている
西宮市では他のエリアと同様に、体験保育などの地域子育て支援を行っています。
西宮市が実施している地域子育て支援一覧は以下の通りです。
- 育児相談
- 体験保育
- すくすく子育て教室
- 園庭開放
体験保育では親子で保育所の遊び体験ができるので、入園前に保育所の雰囲気や仕組みの把握が可能です。
すくすく子育て教室では保育所の行事に参加できるので、より保育所の仕組みを理解できるでしょう。
園庭開放においては保育所の園庭を開放し、子どもたちが安全に遊べる場所を提供しているサービスです。
保育所の様子を知るきっかけになる上に、子どもと楽しく参加できる事業ばかりなので積極的に活用してみましょう。
参照:西宮市「保育所等での地域子育て支援事業(育児相談・体験保育・子育て教室・園庭開放)のご案内」
西宮市の人気状況や待機児童数
この章では、西宮市の人気状況から待機児童数についてご紹介します。西宮市は兵庫県のなかでも保活激戦区であり、保育園への入園が難しいといわれています。
西宮市で保活を成功させるために、西宮市が激戦区といわれる原因や待機児童数について把握しておきましょう。
西宮市に移住する世帯は多い
西宮市だけにかぎらず、兵庫県内は全体的にみても待機児童数が多いといわれています。
兵庫県の待機児童数が多い理由として以下が考えられます。
- 働く女性が増えたため保育園のニーズは高まっている。
- 保育園利用を希望する世帯が多い。
とくに、西宮市は兵庫県内で最も人気のあるエリアで、総人口が多い場所です。他の地域から引っ越して来る世帯が多く、子どもが保育園に入園できない現状が続いています。
待機児童は減少している
西宮市は人気エリアで激戦区なのは間違いありませんが、待機児童数は減少傾向になりつつあります。令和2年の待機児童数は345人で令和3年は182人、令和4年には52人まで待機児童数が減少しています。
令和2年から令和4年の間で293人も減少に成功しているのです。待機児童数0を記録している他エリアと比べると多いかもしれませんが、以前よりも保育園に入園しやすい環境になっています。
参照:西宮市「保育所等待機児童数について」
西宮市の入園申込みの保活スケジュール
西宮市の、保育園入園申込みの流れを見ていきましょう。これからご紹介する保活スケジュールは、令和5年4月に入園する場合のスケジュールとして説明します。参考程度にご覧ください。
- 一次申込み受付開始日:令和4年8月25日
- 一次申込み締切日時:令和4年10月31日
- 二次申込み受付期間:令和4年11月1日~令和5年1月31日まで
保育園入園申込み一次受付の開始
西宮市の保育園入園の一次受付は、令和4年8月25日から開始しました。申込み締切日は10月31日までなので、約2カ月もの時間を設けています。他の自治体の入園申込み期間は一カ月程度が多いので、西宮市では余裕を持って申込みができることが特徴です。
参照:西宮市「保育所等の利用申込について」
保育園の内定通知の発送
西宮市では、保育園の内定通知を郵送にて発送しています。令和5年4月に入園する場合は、令和5年3月3日に結果発表が行われました。
西宮市から無事に内定通知が届いたら、面接や健康診断を行い、集団生活が可能と判断された場合に入園が決まります。
保育園の内定通知から入園まで1カ月程度の時間しかないため、入園に必要な準備を早めに行いましょう。
参照:西宮市「保育所等の利用申込について」
不承諾通知が届いたら二次募集に申込む
もし、不承諾通知が届いた場合は、二次募集に申込む準備を進めていきましょう。二次申込み受付期間は11月1日〜1月31日までです。
空きのある保育園を対象に、二次申込み受付の利用調整が行われます。4月入園を希望する人は、保育園の空き状況を確認して二次募集の申請をしましょう。
西宮市の入園申込み方法・必要書類
それでは、西宮市の入園申込み方法と必要書類を見ていきましょう。西宮市の入園申込み方法は電子申請と窓口申請から選択できるので、それぞれの詳しい申請方法を説明します。
参照:西宮市「保育所等の利用申込について」
電子申請・窓口申請
最初に電子申請方法から紹介します。電子申請する場合、西宮市の公式ホームページのこちらから項目に沿って申込みをしましょう。
電子申請は令和4年4月2日以降の子どもが対象なので、申込みをする際は要注意です。
窓口申請の場合は、西宮市の保育入所課にて申込みをしましょう。申請書類の提出をする際は予約は原則不要ですが、窓口が混みあう9月~10月までは予約優先です。
9月~10月に申請する場合は事前に予約して、窓口まで足を運びましょう。
参照:西宮市「保育所等の利用申込について」
必要書類一覧
西宮市の保育園入園申込みには、以下の必要書類を提出します。
- 保育利用申込書兼支給認定申請書(2号・3号認定用)
- 健康調査票
- 保育の必要性確認書類 (父母それぞれ書類が必要)
保育必要性確認書類とは、家庭状況に応じた勤務証明書や母子健康手帳のコピーなどです。
さらに以下の該当者は追加書類を求められます。
- 満64歳以下の祖父母と同居
- 認可外保育施設等を週3日以上利用
- 一時預かりを週3日以上利用
- 市外認可保育施設に在籍
- 西宮市への転入予定者
- 生活保護を受給中
- 入所保留を希望する場合
上記に該当する場合は、西宮市の「保育利用申込みの必要書類について」から必要書類をチェックしましょう。
参照:西宮市「保育所等の利用申込について」
西宮市の保育課情報
西宮市では、保活に役に立つ便利なサービスを提供しています。便利なサービスを利用しながら、保活に関する情報を集めていきましょう。
西宮市の保育園入園申込みに関する問い合わせ先もご紹介するので、不明点があれば相談してみましょう。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
保育園入園申込みに関する問い合わせ先は以下の通りです。
電話番号:0798-35-3160
お問い合わせメールフォームでも受付けていますが、急ぎの場合は電話で問い合わせましょう。
西宮市の保活を行う上で便利なサービス
西宮市では、子育てに最適な施設がたくさん用意されています。支援事業や施設で内容は異なりますが、親子サロンや子育て相談などを行っています。
また、子ども同士の遊び場や、保護者交流の場として利用が可能です。
子育て総合センターでは保育所・幼稚園の連携についての調査を行っているため、保育園に関する情報を得られる可能性があります。子どもも楽しめる場所なので、親子で一緒に参加してみてはいかがでしょうか。
参照:西宮市「主な子育ての集いと遊び場」
西宮市の保活事情まとめ
この記事では、西宮市で保活する上で把握しておきたい情報、西宮市の人気状況や待機児童数、保育園入園に関する情報をご紹介しました。
西宮市は待機児童数が年々減っていますが、まだ50人以上の待機児童が存在しています。待機児童にならないために、希望の保育園候補を複数選択し、西宮市の子育て支援を活用して保活を成功させましょう。
また「えんさがそっ♪」では、西宮市をはじめとした全国の保育園や認定こども園、幼稚園などの保育施設を簡単に探せます。
保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。