広島市の保活事情とは?入園申込み方法やスケジュールをご紹介

広島市の保活事情とは?入園申込み方法やスケジュールをご紹介

「広島市で保育園の入園申込み準備を進めたいけど、方法やスケジュールがわからない」という方は多いのではないでしょうか。

広島市は子育て支援に力を入れ、平成30年は63人だった待機児童数を、令和4年までに5人へ減らしました。

しかし待機児童を解消したわけではないため、保活を成功させるには情報収集と入念な準備が必要です。

そこで本記事では、広島市の保活事情や人気状況、申込み方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

広島市の保活事情とは

広島市の入園の優先順位は、一般的な「点数」ではなく、ランクによって決まります。広島市の保活事情を確認し、保活成功へと導きましょう。

優先順位がランクによって区分される

広島市は、入園の優先順位を「S・A〜G」のランクで決めています。1番優先されるSランクの条件は、学年が上がったことに伴う転園など、決まった行き先があり申請をしている場合です。

例えば、「月160時間以上就労している(居宅外)」「ひとり親家庭」の場合、Aランクが適用されます。

参照:広島市「別表第1から別表第4

入園のしやすさは区・保育園によって異なる

広島市の保育園は、区によって待機児童数や入園のしやすさが異なります。例えば、安佐南区は子育て世代が多く居住しており、入園希望児童数は175人と前年より22人増加しました。

また、保育園の中でも、空きがある保育園と待機者数の多い保育園に差があります。

広島市は保育園の空き状況を随時更新・公表しており、希望があれば入園可能人数が0人でも申込みできます。希望の保育園があれば、早めに申し込んでおくと良いでしょう。

参照:広島市「保育園の空き状況について

保育園数が年々増加している

広島市では児童受入枠の拡大を進めており、令和4年は前年度より7園、保育園数が増設されました。新設保育園は、口コミや評判が少なく、実際の保育環境を見学できないため希望する人が少ないです。

保活をスムーズに進めたい方は、新設保育園を検討すると比較的入園しやすいでしょう。

参照:広島市「令和4年4月1日現在の保育園等入園待機児童の状況

広島市の待機児童数の傾向

保育園の待機児童数の傾向を知ることは、保活の成功にとても重要です。申し込む保育園を効率よく検討できるからです。

ここでは、広島市の待機児童数の傾向を解説しますので、チェックしてみてください。

入園を希望する児童は減少傾向にある

広島市の保育園に入園を申し込む児童数は、令和2年度から約300人減少しており、令和4年には27,804人となりました。広島市は、入園希望の児童は減少傾向にあるにも関わらず、待機児童の多い区を中心に分園整備を行なっています。

このような点から、広島市では入園の可能性が高まってきているといえます。

待機児童数が減少傾向にある

広島市は、待機児童数が5人となり、令和4年まで6年連続で減少しています。ハード整備による受入枠の拡大を進めると同時に、保育コンシェルジュによる情報提供など、受入枠を活用するソフト事業を行っているからです。

令和5年4月の待機児童数解消を目指しており、取組を継続して行なっています。

参照:広島市「令和4年4月1日現在の保育園等入園待機児童の状況

広島市の保活スケジュール

広島市の入園申請の流れは、以下のスケジュールが目安です。

  • 入園申込み一次受付開始:11月下旬頃
  • 入所申込み提出期限:1月上旬頃
  • 利用調整結果の発送日:2月中旬頃

この章では、令和5年4月入園のスケジュールを参考に紹介します。広島市に限らず、保活においてスケジュールを把握して早めに動くことは重要です。余裕を持って行動していきましょう。

参照:広島市「保育園等の入園について

保育園入園申込み一次受付

広島市は、11月下旬頃に入園申込み一次受付が開始されます。
令和5年4月から入園を希望する場合の申し込みは、令和4年11月24日から始まりました。他の自治体と比べると、遅めのスタートといえそうです。

窓口申請の締切は、令和5年1月10日のため、約1ヶ月半の期間があります。早めに準備を進めておくといいでしょう。

保育園の内定通知の発送

令和5年4月入園開始の場合、保育園の結果通知は令和4年2月15日にお知らせがあるようです。結果通知が届いてからやるべきことは、以下の記事に詳しくまとめていますので、こちらもご覧ください。

不承諾通知が届き次第二次募集に申込む

不承諾通知が届いたら、二次募集の申請ができます。入園可能児童数に空きがあり、送り迎えができそうな園を希望欄に記入して、申込みをしてください。

参照:広島市「保育園の空き状況について

広島市の入園申請の流れ・必要書類

広島市の入園申請は、各区の福祉課窓口でできます。郵送対応はしていないため、注意が必要です。

広島市の入園相談・申請の流れ

広島市の入園申請・保育料金の相談は、各区の福祉課でできます。窓口は「休日受付を除く土・日・祝日、8月6日、12月29日〜1月3日」が休みのため、注意が必要です。

広島市の入園申込時の必要書類 

広島市の入園申込みには、以下の書類が必要です。状況によって、必要な書類は異なりますので、不備のないように確認しましょう。

  • 申請(申込)書
  • 保育を必要とする理由を証明するための書類(在職証明書など)
  • 世帯状況(ひとり親世帯)を確認するための書類(遺族年金証書など)
  • 利用者負担額(保育料)及び保育園等副食費免除の決定のための書類

提出後に申請内容に変更が生じた場合は、必ず福祉課に連絡をしてください。その際には、変更内容に応じた証明書が必要な場合があります。

参照:広島市「申請書(申込書)に添付する書類

広島市の保育園入園問い合わせ先やサービス

広島市の保育園入園に関する問い合わせ先や、保活に便利なサービスをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

保育園入園申込みに関する問い合わせ先

入園申込みに関する問い合わせがある場合は、入園を希望する区の福祉課に連絡をしましょう。不明点がある場合は、早めに解決しておくことが大切です。

参照:広島市「保育園等の入園について(保育園等のご案内)

広島市の子育てサポートサービス

広島市では、乳幼児とその保護者が気軽に交流ができる「常設オープンスペース」や、子育てをみんなで楽しみ、仲間づくりができる「子育てサークル」の運営がされています。

また、広島市が運営する「広島市あんしん子育てサポートサイトひろまる」では、目的・年齢別に子育てに必要な情報を調べられます。
LINE登録すれば、地図上から保育施設を検索し、情報を確認できるため便利です。

積極的に広島市のサービスを活用をし、情報収集しましょう。

参照:広島市「オープンスペース

広島市の保活事情まとめ

広島市は待機児童0を達成してはないものの、年々最小人数を更新し、保育園の新設も募集し続けています。そのため、子育て支援や女性の社会復帰に力を入れている魅力的な市といえるでしょう。

もし優先ランクが低くても、広島市は保育園の定員に空きがあれば随時入園者の募集をしています。近くの保育園に空きが出た際に入園できる可能性もあるため、こまめな情報収集をしていきましょう。

また「えんさがそっ♪」では、広島市をはじめとした全国の保育園や認定こども園、幼稚園などの保育施設を簡単に探せます。

保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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