浜松市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
浜松市の保活事情が気になる人もいるのではないでしょうか。浜松市は、近年は子育てに関する環境が整い、近年は待機児童ゼロを達成している自治体です。
この記事では浜松市の保活事情や待機児童の状況、具体的な保活スケジュールや入園申込み方法を紹介します。ぜひ参考にして、早い段階から保活をスタートさせましょう。
浜松市の保活事情
まずは浜松市で保活を成功させるポイントをいくつか紹介します。保活を成功させるためにも、一時預かり事業や優先的に入園できる制度などをおさえておきましょう。
一時預かり事業(一時保育)が利用可能
浜松市の保育園など一部の施設では、仕事や病気、冠婚葬祭などで一時的に保育が必要となった場合の一時預かり事業を行っています。週3~5日以内の制限はあるものの、浜松市民だけでなく市外の人も利用可能です。
一時保育は利用日の前日までに、各施設に電話等で申込みを行います。施設に余裕がなく断られることも考えられるので、利用することが判明した時点で早めに連絡しましょう。また、認可外保育施設でも一時保育を実施している場合があります。
ファミリー・サポート・センターが利用可能
ファミリー・サポート・センターは、登録している会員同士がお互いに子育てを援助しあい、助け合う組織です。具体的には、保育園の開始前に子どもを預かってもらう、保育園への送迎などを支援してもらえます。
サポートを利用する場合には、電話で援助が必要な日にちと時間、内容を連絡します。急な予定が入ってしまう際などに、利用を検討してみてもいいでしょう。
在園児下の子は優先入園を適用
すでに子どもが保育園等の施設に入園しているときに子どもが生まれた場合、きょうだい枠で優先入園できる制度があります。このため、新しく保育園等を探す手間は少なくなるでしょう。
下の子の優遇を受ける際、申込みは通常のルートではなく、利用中の認可保育施設を経由して行います。ただし一定期間を過ぎてしまうと、一般選考となってしまうので注意しましょう。
浜松市の人気状況や待機児童数
浜松市の保活事情と同時に、認可保育施設の人気状況や待機児童数も知っておきましょう。ここ最近は、2年連続で待機児童ゼロを達成しているものの、隠れ待機児童はいまだ多いのが現状です。
2年連続で待機児童ゼロ達成
浜松市は、直近の2年間、4月1日時点での待機児童数がゼロです。これには、保育施設の新設や定員増などの対策が取られていることが理由の1つです。
浜松市では、保育施設において、令和4年度に559人分の定員増が行われました。平成27年からは6260人分増加しており、子育ての環境が改善されていることがわかります。
隠れ待機児童数は309人
待機児童はゼロとなっている浜松市ですが、実際には申し込んだものの入園できなかった子どももおり、これを隠れ待機児童と呼んでいます。認証保育所を利用している人、特定の園のみを希望しているような人がこの対象です。
令和4年4月1日時点の隠れ待機児童数は309人で、前年度と比べれば減ってはいるもののいまだに多い状況です。
参照:浜松市「待機児童と保育施設の整備について」
浜松市の保活スケジュール
それでは、浜松市の保活スケジュールを見ていきましょう。なお以下の予定は令和5年の4月入園の場合のスケジュールです。
- 募集人数公表:10月初旬
- 一次受付締め切り:10月下旬
- 希望園変更:11月下旬
- 結果発送:1月中旬
参照:浜松市「認可保育施設の新年度(4月)入園の申込み」
募集人数公表・一次受付
10月初旬に浜松市のホームページで各園の募集人数が公表され、申込み受付が開始されます。申込みは郵送が基本ですが、マイナンバーカードがあれば電子申請も可能です。
また、提出の順序は選考の優先度などに関係ありません。このため、必ず施設見学をしたうえで、不備なく書類を揃えてから受付を済ませましょう。
必要に応じて希望を変更
受付の締切後、各園の申込情報が公表され、一人1回限り希望園が変更できます。申し込んだ保育園に募集が集中している場合は、変更を検討しましょう。
希望園の変更は保険相談センターに直接電話が必要です。変更受付期間は短いので、予定をチェックして忘れずに変更しましょう。
結果発送
利用調整の結果内定となった場合は、自宅に結果通知が届きます。内定後は各認可保育施設で面接が行われます。家庭や子どもの状況次第では、入園を断られてしまうこともあるので、必ず事前に見学に行きましょう。
入園保留となった場合は二次受付へ
一次受付で保留となった場合は、二次受付と同様の扱いとして、再度利用調整に回ることになります。二次受付は、一次受付で定員に余裕がある施設のみに申込めるので、変更がある場合は、期間内に行いましょう。
浜松市の入園申込み方法・必要書類
次に、浜松市の入園申込み方法と、必要書類について紹介します。また、マイナンバーカードを持っている場合には、電子申請も可能なのでぜひ利用しましょう。
申込み書類の提出方法
書類の受付は各区役所の窓口では受け付けていません。各区役所で申込書類一式を受け取り、記入して郵送します。締切日当日消印有効となるので、期日に間に合うように送りましょう。
また、マイナンバーカードを持っている場合、読み取りに対応したスマートフォンまたはパソコンで電子申請が可能です。マイナポータルにてサービス検索を行い、手続きを行いましょう。場合によっては、電子申請とは別に必要書類を提出する必要があります。
申込みに必要な書類
認可保育施設の申込みに必要な書類は以下の通りです。
- 教育・保育給付認定申請書兼利用申込書(2 号・3 号認定用)
- 認可保育施設利用申込補助票①
- 認可保育施設利用申込補助票②
- マイナンバー記入用紙および本人確認書類
- 保育を必要とすることを証明する書類
このうち、保育を必要とすることを証明する書類は、就労証明書や母子手帳、病気の診断書等です。これは父・母それぞれ最低一つずつ必要となります。
また、世帯の状況によっては上記以外にも必要となる書類があります。場合によっては保育料が無償となる可能性もあるので、事前に確認して準備しておきましょう。
参照:浜松市「認可保育施設入園申込み等に必要な書類」
浜松市の保育相談センター情報
最後に、浜松市の入園申込み関する保育相談センターの問い合わせ先や、保活を行う上で便利なサービスを紹介するので参考にしてください。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
認可保育施設の入園手続きに関する相談は、幼児教育・保育課 保育相談センターに問い合わせましょう。
- 電話:053-457-2833
- メール:youho@city.hamamatsu.shizuoka.jp
浜松市の保活を行う上で便利なサービス
浜松市のホームページには、認可保育施設の利用・入園申込みに関する質問ができるチャットボットが用意されています。
また認可保育施設に申し込めるかを判定し、必要書類を確認するナビゲーションも搭載されています。窓口が混み合っている場合や、すぐに確認したいことがある場合には利用してみましょう。
詳しくは、「浜松市子育て情報サイト ぴっぴ」をチェックしてみてください。
浜松市で保活を成功させるためには
本記事では、浜松市で保活をするのに役立つ、保活事情や待機児童数、保育園への入園申込みのスケジュールや必要書類を紹介しました。
浜松市はここ2年連続で待機児童ゼロを達成していますが、隠れ待機児童はいまだに多いのが現状です。このため、必要書類を揃えて一次受付に間に合うように、申込みを済ませる必要があります。
また、浜松市は一時預かり事業やファミリー・サポート・センターなど、認可保育施設以外の取り組みも多く行われています。ぜひこれらも活用して、保活を成功に導いてください。
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