保育園への申し込み方法は?申請の流れや必要書類を解説

保育園への申し込み方法は?申請の流れや必要書類を解説

初めての保活や久しぶりの保活だと、どのような流れで進めていくのか不安になる方も多いでしょう。

申し込みの流れや必要な書類などを事前に把握しておくことで、余裕をもったスケジュールで保活を進めることができます。
期限ギリギリになって焦ることがないよう、保育園への申込方法について確認しておきましょう。

保育園への申込み手続きの流れ

まずは、保育園の申込み手続きの流れをご紹介します。どのような流れで保活をするのか、そして申込みまで終えるのか、確認しておきましょう。

保育園見学や自治体の保育課への事前相談

保育園の見学は、自治体ではなく、保育園に直接申込みをします。保育園の見学は必須ではありませんが、入園してから後悔することがないように、実際に自分の目で安心して子どもを預けられる保育園か確認するのがおすすめです。

また、保活においてわからないことは、自治体の保育課に相談しましょう。保育園の申込みをする際も、書類に不備があると選考にすら進めない場合があるため、事前に相談するのもいいでしょう。

保育園の見学については、以下の記事に詳しくまとめています。こちらもご覧ください。
>>保育園の見学で確認するべきポイントとは?準備すべき物や注意点を解説

提出書類の準備

入園申込みには、さまざまな書類の提出が必要です。書類を用意するのにも多くの時間を要します。自治体から保育園の募集要項が出たら、早めに書類を準備することをおすすめします。

入園申込み書類を提出

認可保育園の場合は、自治体に入園申込みをします。区役所・市役所の保育課に書類を持参して提出することもできますが、感染症対策から郵送のみの受付けとなるケースも少なくありません。

郵送の場合、不備に気付かないまま書類を提出してしまうおそれもあるため、一度保育課に足を運び、確認してもらうといいでしょう。

保育園入園の可否が郵送で届く

保育園の入園可否の通知は、1月から2月頃に自治体から届きます。入園の内定が出たら、入園予定の保育園に連絡をし、その後の予定を確認しましょう。

あわせて、4月の入園までに、以下については済ませておきましょう。

  • 会社に報告する
  • 内定先の保育園に電話連絡をする(入園書類を取りに行く)
  • 入園前面談
  • 保育料の口座振替手続き
  • 保育園で使用するアイテムの準備

認可保育園に申込みをする際の必要書類

認可保育園に申込みをする際には様々な書類を提出する必要があります。自治体が発行する保育園の募集要項に必要書類の記載があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

全員に提出が求められる書類

まずは、申込みをする全員に提出が求められる書類についてご紹介します。

杉並区の募集要項に記載のある書類を例としてあげていきます。

  1. 保育所等利用申込書 兼 教育・保育給付認定・施設等利用給付認定申請書
  2. 児童の状況
  3. 確認書
  4. マイナンバー記入用紙
  5. 保育の必要性を確認する書類(就労証明書・診断書・在学証明書等)

杉並区の場合、1~4は募集要項に記入用紙が入っています。必要な項目を記入し、提出しましょう。

それぞれ詳しい内容は、以下で紹介していますので、ご覧ください。

保育給付認定申込書

保育給付認定申込書とは、保育の必要性の認定を受けるための申請書を指します。支給認定を受けなければ、認可保育園の利用ができないため、申込みをする全員が提出する必要があります。

保育給付認定申込書には、保護者や子どもの情報や、保育の必要性の事由を記入します。

保育を必要とする状況を証明するための書類

保育園に通うことができる2号・3号認定を受けるために、保育を必要とする状況を証明する書類も提出します。

保育を必要とする理由により、準備する書類は異なりますので、以下を確認してみましょう。

  • 就労:就労証明書、もしくは就労状況申告書(場合によっては開業届等)
  • 妊娠・出産:母子健康手帳の写し
  • 疾病・障害:医師の診断書、もしくは身体障碍手帳・愛の手帳・精神障碍者保健福祉手帳の写し
  • 介護・看護:介護状況申告書、介護状況表、被介護者に関する書類、介護サービス計画書の写し
  • 災害復旧:罹災証明書の写し、復旧活動の状況及び今後の見通しがわかるもの
  • 求職活動:求職活動をしていることが確認できる書類
  • 就学:在学証明書、もしくは入学許可書、カリキュラムや時間割

参照元:杉並区|令和4年度 保育施設利用のご案内

保育施設利用申込書

保育施設利用申込書は、入園を希望する認可保育園の名前を記入します。杉並区では第9希望まで記載できますが、自治体により希望できる園の数は異なりますので、要項を確認しましょう。

希望園はできるだけ多く記入するのがおすすめです。記入する保育園はどこでもいいわけではありませんが、条件に合う保育園は記入しておきましょう。

人によっては提出が求められる書類

全員が提出する書類のほか、人によっては追加で求められる書類もあります。主な書類をご紹介します。

  • 育児休業中の方:育児休業確認書
  • ひとり親の方:申請保護者の戸籍全部事項証明書等
  • 外国籍で永住権がない方:在留カードの両面写し
  • 児童に障害がある、または定期的に通院中の方:診療情報提供書
  • これから生まれる予定の児童の申込みの方:母子健康手帳の写し
  • 保育士として勤めている方(同自治体):保育士証の写し
  • 区民税非課税世帯の方:保護者全員の非課税証明書

上記の書類が必要となるケースもあるため、当てはまるものがあるか確認しておきましょう。
前月1日以降に取得したものなど、取得日に決まりを設けている自治体もあるため、スケジュールを立てて準備を進めましょう。
また、自治体によりそれぞれの書類の名前が異なることがありますので、ご注意ください。

参照元:杉並区|令和4年度 保育施設利用のご案内

保育料を決定するための税書類

保育園に入園する際に引っ越しをする予定の場合など、希望する保育園のある自治体に住んでいなかった方は、税書類の提出が求められます。

  • 指定年度の住民税納税通知書
  • 課税(非課税)証明書のコピー

自治体に住民登録をした日により、必要な年度が異なりますので、注意しながら上記の書類の準備をしましょう。

認可外保育園在園証明書

認可保育園に入園する前に、認可外保育園などの他保育園を利用していた場合は、在園証明書や受託証明書が必要なことがあります。

求職中の場合には別の書類が必要になる

保育園の入園申込み時に就労していなくても、求職活動中として申込みが可能です。しかし、求職中の指数は、就労している方や介護・看護をしている方よりも低く設定されています。
そのため、保育園に入れる可能性は低くなることが予想されます。

求職活動をしている、もしくは保育園の入園内定が出てから本格的な求職活動をする予定の方が、どのような書類が必要になるのかもご紹介します。

求職活動申立書を提出する

求職活動中の方は、入園申込み時に就職活動を証明する書類や、求職活動申立書(求職活動報告書)を提出する必要があります。

就職活動を証明する書類は、主に以下のようなものです。

  • 不採用通知
  • ハローワークが認める求職活動を証する書類

自治体によっては、面接の日程や就職活動サイトへの登録が確認できる書類でも可としているケースもあるため、募集要項を確認してみましょう。

求職活動をしている書類が必要となるため、基本的には入園申込み時に求職活動をしている必要があります。
本格的な求職活動は保育園の内定が出てからという方もいるかもしれませんが、申込み前にハローワークに足を運び、求職活動を始めておく必要があるでしょう。

また、求職中として入園申込みをし、保育園の内定が出た場合は、入園した月の翌々月末日までに就労し、就労証明書を提出しなければなりません。
求職中の認定の期間は自治体により異なることも考えられます。募集要項で必ず確認しておきましょう。

まとめ

保育園の入園申込みには、必要な書類がいくつかあります。自分たちで記入すればいいものだけでなく、会社に作成依頼するものもあるため、早めに準備を始めましょう。

また、保育の必要性の理由によって、必要な書類は異なります。書類に不備があると、選考に進めないおそれもあるため、念入りに準備をしていきましょう。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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