武蔵野市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
武蔵野市の保活事情が気になっている人もいるのではないでしょうか?武蔵野市は吉祥寺駅を中心に発展した、コンパクトで利便性の高い街です。「市民参加」を掲げて、都や国に頼らない公・民独自の保育サービスが提供されています。
武蔵野市はここ3年連続で待機児童ゼロを達成しており、ベビーシッターや私立幼稚園の利用支援も充実しています。
本記事では、武蔵野市の保活事情や、入園申込みの方法や必要な書類について紹介します。ぜひ参考にしつつ、保活を早めにスタートさせましょう。
武蔵野市の保活事情
まずは武蔵野市の保活事情を紹介します。保活を成功させるためにも、武蔵野市が提供している補助金・助成金、民間サービスなどを把握しておきましょう。
ベビーシッター利用料を助成してもらえる
武蔵野市では、東京都の補助制度を活用して、ベビーシッターの利用料の一部を助成する取り組みを実施しています。対象となるのは、以下のような場合にベビーシッターを利用した場合です。
- 突発的な都合で、一時的に保育が必要になった
- ベビーシッターとの共同保育が必要になった
また、新型コロナウイルス感染症により保育園が臨時休業になった場合にも、ベビーシッター利用支援事業の補助金が受けられます。どうしても休めない仕事に就いている人はこの制度を利用しましょう。
参照:武蔵野市「保育所等の臨時休園等に伴うベビーシッター利用支援事業のご案内」
武蔵野市「ベビーシッターによる一時預かり利用支援事業のご案内」
市民限定で私立幼稚園の補助金が利用可能
武蔵野市では、私立幼稚園と認定こども園(1号認定枠)に子どもを通園させている保護者を対象に、補助金を実施しています。補助金には以下の2種類が用意されています。
- 入園料補助金・・・園児一人につき最大50,000円
- 保護者料補助金・・・都の補助金(最大月6,200円)+市補助金(一律月4,000円)
申請書は通園する幼稚園から配布されます。私立幼稚園などを利用することになった場合は、これらの補助金の利用も検討して、申請しましょう。
参照:武蔵野市「私立幼稚園等保護者補助金」
「保育サービス ひまわりママ」など民間サービスが利用可能
武蔵野市では、保育園などへの送迎や簡単な家事など、子育てに関する民間サービスがあります。その1つの「保育サービス ひまわりママ」は、ファミリー・サポート・センターや病後児保育室などが利用できます。
他にも、以下のような民間サービスが利用可能です。保育園では保育の時間が足りない、保育園への送迎をお願いしたいなどの場合には、これらの利用も検討しましょう。
法人名 | 提供サービス | 電話番号 |
NPO法人 保育サービス ひまわりママ | ・病後児保育室 ・ファミリー・サポート・センター ・個人/集団保育 |
0422-32-3322 |
NPO法人 ワーカーズどんぐり | ・産前産後の支援 ・在宅託児 ・通園の送迎 |
0422-53-3940 |
公益社団法人 武蔵野市シルバー人材センター(子育て支援担当) | ・送迎留守中の見守り ・産後の子どもの見守り ・その他育児のお手伝い |
0422-55-1231 |
NPO法人 子育て応援スペース とことこ | ・月極保育 ・小規模保育 ・一時預かり ・定期利用 |
0422-50-8505 |
参照:武蔵野市「民間団体の子育て支援サービス」
武蔵野市の人気状況や待機児童数
次に、武蔵野市の保育園の人気状況や待機児童数を紹介します。武蔵野市は令和2年度から3年連続で待機児童ゼロを達成しています。また保育枠の拡大にも取り組んでおり、保育園はとても利用しやすい状況といえるでしょう。
令和2年度から3年連続で待機児童ゼロ達成
武蔵野市は、令和2年度から令和4年度まで、3年連続で4月時点の待機児童ゼロを達成しています。ただし実際には、厚生労働省の基準に含まれる「隠れ待機児童」が存在することには注意が必要です。
参照:武蔵野市「令和4年4月の待機児童数ゼロを達成しました!」
保育定員は令和3年度に295枠拡大
武蔵野市は、子どもが保育園に入所しやすくなるように保育定員の拡大に取り組んでいます。令和3年度には保育枠が合計で295枠拡大されました。
また、応募児童数に対する入所児童数の割合は令和4年度で94.6%であり、保育園は利用しやすい状況と言えるでしょう。
参照:武蔵野市「武蔵野市保育概要」
武蔵野市の保活スケジュール
それでは、武蔵野市の保活スケジュールを見ていきましょう。ただし以下に紹介するのは、令和5年度4月入園のスケジュールです。年度途中の入園を考えている場合はことなるので注意しましょう。
- 1次利用調整申込み:10月下旬~11月上旬頃
- 1次利用調整結果通知:1月中旬頃
- 2次利用調整申込み:2月上旬頃
参照:武蔵野市「「令和5年度 保育施設のしおり」電子版【令和5年4月入所申込から】」
1次利用調整申込み
それぞれの保育園には、独自の方針や特色があるため、申込む前に見学をしておくことをおすすめします。見学の仕方については、各施設のページを確認して問い合わせましょう。
1次利用調整申込みの直前に、各施設の募集人数が公開されます。それらも参考にしつつ、必要な書類を準備して、期限内に提出しましょう。
1次利用調整結果通知
各施設への募集状況によっては、利用調整基準をもとに入園が内定します。内定の場合には1月中旬頃までに郵送で通知されます。
内定を辞退した場合、その園に再度申込むことはできないので注意しましょう。
2次利用調整申込み
1次利用調整で保留となってしまった場合には2次利用調整に回ることになります。
希望を変更する場合には、期日までに変更届を提出しましょう。
2次利用調整で保留の場合、あっせん案内希望が可能
1次および2次利用調整で一度も内定がもらえなかった場合は、あっせん案内の希望が可能です。
あっせん案内を申込んでおくと、施設で空き枠が出た場合に利用調整基準に沿って優先的に案内してもらえます。
武蔵野市の入園申込み方法・必要書類
次に、武蔵野市で保育園への入園の申込み方法と、必要な書類を説明します。電子申請も利用可能ですが、それでも必要な書類を集めるのには時間がかかります。必ず前もって確認しておき、準備をはじめましょう。
申込み書類の提出方法
申込み方法は、窓口、郵送、電子申請(ぴったりサービス)の3種類の方法があります。窓口申請の場合は、「武蔵野市役所 南棟3階 子ども育成課」に提出しましょう。また、郵送の場合の提出先は以下になります。
名称 | 武蔵野市 子ども家庭部 子ども育成課 保育認定担当 |
住所 | 〒180-8777 武蔵野市緑町2-2- 28 |
電話 | 0422-60-1854 |
電子申請は、マイナポータルのぴったりサービスを用いて行います。このため申請にはマイナンバーカードとスマートフォン(またはPCとICカードリーダライター)が必要です。
参照:武蔵野市「「令和5年度 保育施設のしおり」電子版【令和5年4月入所申込から】」
申込みに必要な書類
武蔵野市で保育園の入園申込みに必要な書類は、以下のとおりです。
- 教育・保育給付認定等申請書 兼 認可保育施設利用申込書
- マイナンバー記入用紙
- 保育施設入所 ・ 転所に関する確認票
- 児童状況書
- 各保護者の保育を必要とする事由を確認する書類
このうち、生まれる前の子どもの場合は児童状況書の代わりに「出産予定児の申込に関する誓約書」を提出し、出産後に児童状況書を提出しましょう。
各保護者の保育を必要とする事由を確認する書類は、勤労証明書や医師の診断書、障がい者手帳などが当てはまります。
この他にも家庭の状況によっては、各保護者の税資料や自営業の証明書など、追加の資料を提出する必要があります。事前に確認して用意しておきましょう。
参照:武蔵野市「申請書 保育園・幼稚園・こども園」
武蔵野市の子ども育成課についての情報
保育サービスに関する相談先
保育園への入園申込み以外にも、武蔵野市の保育サービスに関する相談は市役所内に設置された「保育コンシェルジュ」に相談しましょう。
- 日時:月曜日~金曜日 午前9時~11時 午後1時~4時
- 場所:市役所3階 子ども育成課 0422-60-1854
参照:武蔵野市「保育コンシェルジュ」
武蔵野市の保活を行う上で便利なサービス
武蔵野市の保育園では、これから母親となる妊婦の方に子育てのイメージを持ってもらう「プレママのひろば」を行っています。保育園職員や先輩ママからのアドバイスも貰える機会なので、ぜひ利用しましょう。
参照:武蔵野市「プレママのひろば」
武蔵野市で保活を成功させるためには
本記事では、武蔵野市で保活をするのに役立つ、保活事情や待機児童数、保育園への入園申込みのスケジュールや必要書類を紹介しました。
武蔵野市はここ3年連続で待機児童ゼロを達成していますが、1次調整に間に合うように申し込みをする必要があります。保育コンシェルジュなどのサポートも利用して、早めに準備を進めましょう。
「えんさがそっ♪」では、武蔵野市周辺の保育園・幼稚園を手軽に探したり、保活に関するお役立ち情報を集めたりできます。ぜひ有効に活用して、保活を成功に導きましょう。