仙台市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
仙台市で保活を控えており、スムーズに入園先が決まるのか、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
仙台市は、2008年に待機児童数が全国で1番多い市と発表されました。保育園の新設に力を入れ、2022年には待機児童を解消したものの、隠れ待機児童は未だに多い現状があります。
そこで本記事では、仙台市の保活や待機児童の情報、保活のスケジュール、便利なサービスについてご紹介します。仙台市で保活を行う予定の方など、ぜひ参考にしてみてください。
仙台市の保活事情
仙台市の保活事情で知っておくべき点は、以下のとおりです。
- 保育サービス相談員が配置されている
- 仙台すくすくサポート事業が運営されている
- 幼児教育・保育無償化を実施している
以下より具体的に解説しますので、仙台市で保活を控えている方などはぜひ参考にしてください。
保育サービス相談員が配置されている
仙台市では、保育施設の空き状況を細かく市民に情報提供する「保育サービス相談員」を市内全区に配置しています。
定期的に「仙台市子育てふれあいプラザ あかちゃんひろば」を利用して相談会が開かれており、事前に予約することで参加できます。料金は無料ですので、子どもの預け先や保育園の申請方法について相談したい方はぜひ利用してみてください。
参照:仙台市「保育サービス相談員さんに聞いてみよう」
仙台すくすくサポート事業がある
仙台市では、「仙台すくすくサポート事業」を運営しています。子どもを預かってほしい方(利用会員)と、預かれる方(協力会員)が、相互に信頼関係を築いて行う事業です。利用できるシーンの具体的な例は、以下のとおりです。
- 保育園・幼稚園への送迎や、その前後の預かり
- 習い事の送迎
- 保護者のリフレッシュの預かりなど
「仙台すくすくサポート事業」は、生後2ヶ月〜小学6年生までの子どもを対象としています。また、仙台市が事務局(アドバイザー)となっており、安心できます。無料の会員登録が必要なため、利用したい方は申し込んでみてください。
参照:仙台市「仙台すくすくサポート事業」
幼児教育・保育無償化を実施している
仙台市でも他の自治体同様に、令和元年10月より幼児教育・保育の無償化を実施しています。以下に当てはまる子どもが対象となります。
- 3歳から5歳児クラスの全ての子ども
- 0歳から2歳児クラスの市町村民税非課税世帯等の子ども
対象となる施設は、幼稚園・認可保育所・認定こども園・地域型保育事業(小規模保育、家庭的保育、事業所内保育)・企業主導型保育事業です。
通常の教育・保育時間に係る保育料が無償化されますが、日用品や文房具などは対象外となります。
また、預かり保育や認可外保育施設・一時預かり事業を利用する場合も、要件に当てはまれば一部料金が無償化されます。
参照:仙台市「幼児教育・保育無償化の概要」
仙台市の人気状況や待機児童数
仙台市は、保育園の整備に継続的に取り組むことにより、2022年に待機児童を解消しました。しかし、まだエリアによっては入りにくい保育園もあるようです。
この章で、仙台市の人気情報や待機児童数を確認しましょう。
2022年に待機児童数ゼロを達成
仙台市は2022年に待機児童数ゼロを果たしました。それまでは待機児童数が多い政令指定都市に分類されていたため、待機児童解消のニュースは注目を集めました。
その背景には、保育園数の増加があります。宮城県が保育施設開設の手厚い補助を行い、2012年から2021年にかけて3倍以上に増えました。
しかし「選ばなければ入れる」という状況にはあるものの、保育園の空きには差があり、隠れ待機児童は428名います。
参照:仙台市「令和4年4月保育施設等の利用待機児童数ゼロを達成しました」
エリアにより応募者数に差がある
仙台市は、エリアにより応募者数に差があります。例えば、太白区は大型マンションの建設が進みファミリー層が増えたことで、応募者数が多い傾向にあります。
しかし交通の便が悪い園や、小規模保育事業所は定員割れのところも多く、狙い目です。保活の際は、エリアや認可保育園にこだわりを持たず、園の情報を幅広く招集しておくと良いでしょう。
参照:仙台市「保育施設等入所状況一覧」
仙台市の保活スケジュール
入園申込みから結果通知が届くまでの日程は、以下のとおりです。
- 入園申込み一時受付開始:11月上旬頃
- 申請の申込み締切:12月上旬頃
- 面接または待機の通知:1月中旬頃
- 面接:1月下旬頃
- 利用調整結果通知:2月上旬頃
この章では、令和5年4月1日入園希望の方のスケジュールをご紹介します。その年によって変わるため、あくまで目安としてご確認ください。
保育園入園申込み一次受付の開始
保育園の入園申込みは、11月頃から開始されます。令和5年4月1日から保育園利用を希望する場合は、令和4年11月2日が一次受付開始日でした。
園への問い合わせや見学は、基本的に申込み前に行っておく必要があります。早めに保活をスタートさせ、申込み一時受付が開始されたら、すぐに申請できるようにしておくと良いでしょう。
保育園の内定通知の発送
令和5年4月入園開始の場合、保育園の内定通知は令和4年1月中旬までに、面接のお知らせまたは待機通知が届きました。
面接のお知らせが届いた場合は、1月下旬にお子さまの発達・健康状況・日常について、面接があります。面接には保護者とお子さまで出席する必要があり、結果は2月上旬に届きます。
待機通知が届いたら二次利用調整を待つ
もし待機通知が届いたら、二次利用調整が始まるのを待ちましょう。二次利用募集の申込みは、12月上旬から2月上旬ですが、一次申込みをしている場合、二次利用調整の申込みは不要です。
一次利用調整後、定員に達しなかったり内定の辞退が出たりした場合は、二次利用調整の対象になります。
仙台市の入園申込み方法・必要書類
仙台市の入園申込み方法は、郵送申請と区役所保育給付課等の窓口申請の2つがあります。郵送の場合は、申込締切日必着です。もし提出書類が整わない場合、選考の対象を外れる、もしくは不利になるため注意が必要です。
記載事項の訂正や不足書類の提出が必要な場合は、書類準備に時間がかかります。申込締切日1週間前を目安に、余裕をもった申し込みをしましょう。
申請方法など
窓口申請の場合、宮城総合支所保健福祉課または、第1希望の園がある区役所保育給付課へ書類を持参します。
郵送申請の場合、締切日の1週間前までに提出が必要です。書類の不備があった場合受け付けされないこともあるため、事前に確認を行い、余裕をもった申請をしましょう。
仙台市の入園申込み時の必要書類
仙台市の入園申込みをするにあたり、必要な書類は以下のとおりです。
- 教育・保育給付認定申請書兼保育施設等利用申込書
- 保育施設等利用申込家庭状況等申告書
- マイナンバー(個人番号)記入用紙
- 保護者の保育を必要とすることを証明する書類
- その他、利用調整や保育料決定に必要な書類等
保護者の保育を必要とすることを証明する書類は、内容によって提出するものが異なるため、確認が必要です。
例えば、就労の場合は「就労証明書」、求職活動中の方は「求職活動状況申告書」を提出します。必要書類に不備がないよう確認しておきましょう。
仙台市の保育課情報
この章では仙台市の保育課情報や、仙台市の子育てサービスの情報をご紹介します。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
仙台市の保育園に関する質問は、申し込み予定の区役所、または宮城総合支所(022-392-2111)へ問い合わせましょう。ご相談がある方は、各区に保育サービス相談員もいるため、気軽に問い合わせてみてください。
参照:仙台市「保育所入所案内」
仙台市の保活を行う上で便利なサービス
仙台市では、子育てを応援する総合サービスとして「仙台市子育てふれあいプラザ のびすく」が運営されています。主要事業「ひろば」では、乳幼児を無料で遊ばせながらの交流や相談、読み聞かせ会などのイベントが開催されています。
保活の情報収集に便利ですので、ぜひチェックしてみてください。
参照:のびすく仙台「仙台の子育て応援サイト 仙台市子育てふれあいプラザ のびすく」
仙台市の保活事情まとめ
仙台市は、待機児童数ワースト1位だった過去があるものの、2022年には解消しました。ファミリー層が多く、希望する保育園に入りにくいエリアもありますが、駅から離れた園や小規模保育事業所であれば、入園は可能です。
子どもを遊ばせたり、保護者同士で交流したりするサービスも充実していますので、保活を進めるときは積極的に活用すると良いでしょう。
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保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。