保活を進めるために役所で聞くべきことは?市役所を最大限に活用する方法を解説
保活を円滑に進めるためには、情報収集が重要になりますが、自治体を最大限に活用することをおすすめします。効率よく保活を進めていき、希望する保育園への入園を目指すために、役所に聞くべきポイントについて解説します。
保活は状況によって役所で聞くことが異なる
保活を上手く進めていくためには、役所での情報収集が重要です。しかし、各家庭の状況によって確認する内容が異なる点に注意が必要です。そこで、状況に合わせた確認項目についてご紹介します。
保活を始めたばかりでまだ何も決まっていないとき
保活を始めたばかりで入園を希望する保育園が決まっていない場合には、まず情報収集を行う必要があります。はじめに収集しておきたい情報は、主に以下の2つです。
1. 保活を行う手順
まず、保活を行う手順について確認します。保育施設の見学や入園の申し込みなど、保活として行うことは様々です。それぞれの手順や項目を確認することで、対応漏れが防げるでしょう。
また、全体のスケジュールを立てる際にも、どのような手順があるかを把握し、余裕を持った計画を立てる必要があります。役所では、基本となるスケジュールがまとめられている場合も多いため、参考にすると良いでしょう。
2. 保育園ごとの入りやすさに関する情報
次に、入園できる定員人数や審査の基準となる指数など、保育園ごとの入りやすさに関する情報について確認します。保育園ごとに決められている定員人数は年度ごとに異なるため、役所で最新の情報を確認する必要があります。
また、保活においては世帯ごとに保育の必要性を示す指数が重要になりますが、役所では保育園ごとに指数に関する情報を収集することも可能です。
入園のしやすさや自分の世帯の指数で入園が狙えるかなどについて検討を進めることができるでしょう。
入園を希望する保育園があるとき
すでに入園を希望する保育園がある場合には、さらに具体的な情報を収集していく必要があります。保育園への申込みを具体的に進めていくために、条件や方法などについて詳しく確認をしておきましょう。
1. 保育園の申込み時期や方法
申し込み時期や方法は、各保育園ごとに定められています。役所では、具体的な申込みのスケジュールや必要書類について確認しておきましょう。
事前に必要書類に関する説明会を開催する保育園もあるため、もし開催の情報を得られた場合には参加しておくことをおすすめします。
また、役所では書類の作成に関して不明な点についても相談に乗ってもらえます。ただし、申し込み期日前は役所の窓口も混雑します。候補となる保育園を決めた段階で、早めに相談をしておきましょう。
2. 申し込み条件
保育園ごとに異なる申込み条件についても確認しておきましょう。
条件を満たさない場合には、いくら希望しても入園できないことになるため、条件の把握は非常に重要です。申込み条件によっては、候補から外す必要がある保育施設が出ることもあります。
3. 点数をはじめとした入園審査に関する情報
申し込み条件以外にも確認しておきたいのが指数に関する情報です。指数とは、各家庭の保育を必要とする状況を示した点数で、保育施設への入園には、この指数により優先順位が決まってきます。
そのため、自分の家庭が何点であるかを確認すると同時に、入園を希望する保育施設には何点あれば入れそうかを把握しておくことが大切です。
保活で重要になる指数については、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>保活に重要な指数(点数)とは?点数の計算方法や加点方法について解説
保活を始めたとき共通して役所で聞くこと
保活を始めた時に、各家庭の準備状況に関係なく、共通して確認しておきたい事項があります。次に、共通して役所で聞いておきたいことについて解説します。
自治体の入園状況や待機児童の数
入園の定員数や待機児童の数は、各自治体で管理しています。保活を始める際には、自分の住む自治体の状況を把握しておきましょう。
特に待機児童が多い地域や、入園の定員数が少ない場合には、複数の施設を候補としておく必要があります。保活を行う際に、候補数が多く必要な場合などを判断する上でも最新の情報を役所で確認しておきましょう。
入園に向けて用意する必要のある書類
入園手続きで必要となる書類も、保活を始めた際に確認しておくべき項目です。
勤務先の会社から出してもらうべき書類など準備に時間がかかる書類もあります。入園申し込みをする際に書類の準備が間に合わないといったことにならないためにも、あらかじめ確認しておき、徐々に準備をしておきましょう。
>>保育園への申し込み方法は?申請の流れや必要書類を解説
自身の持っている点数について
各家庭の状況により算出される指数も、保活を開始した際に確認する必要があります。点数によっては、候補となる保育施設が限られる場合があります。
入園を希望していても、人気があり点数が高くないと入れない保育施設などは見学を進めても無駄になってしまう可能性があります。こうしたことを避けるためにも、家庭の状況に応じて算出される点数を役所で確認しておくことが大切です。
>>保活に重要な指数(点数)とは?点数の計算方法や加点方法について解説
入園申し込みまでのスケジュール
保活を行う際には、いつ何をするかをあらかじめ把握しておくことが必要になります。
入園までの基本的なスケジュールだけではなく、候補としている施設の書類提出日なども役所に相談すれば、丁寧に教えてもらえるでしょう。また、保活の開始時には基本となるスケジュールを押さえ、候補となる入園施設が決まったのちに詳細なスケジュールを確認すると良いでしょう。
入園手続きのスケジュールは年々変更されているため、対象となる年度のスケジュールを確認するようにしましょう。
保活で役所を活用するときのポイント
最後に、保活で役所を活用する際のポイントをご紹介します。役所での相談をスムーズに行うためにも、ぜひ確認をしてください。
ぜひ参考にしてください。
あらかじめHPで情報収集をしておく
保育施設の設備などについては、役所でも情報提供を行ってくれます。提供された情報を整理して活用していくことも大事ですが、インターネットを活用した情報収集も並行して行うとより効果的です。
ホームページなどの情報をあらかじめ確認しておくと、役所で確認したい項目の整理をしたり役所で確認しなくても解決することもあります。
施設の口コミ情報などは、役所では提供されない情報となるため並行して情報収集を行うようにしましょう。
保育園検索サービス「えんさがそっ♪」では、近隣にある保育園の検索や見学申し込みを手軽に行うことができます。
相談の際に必要なものを持参していく
役所に相談に行く際には、相談したいことを整理したメモ、筆記用具などを必ず持参しましょう。2回目以降の相談の場合には、それまでに役所でもらった資料なども持参しておくと、再度確認したい項目が出た際にも安心です。
自治体ごとに異なる基準について問い合わせる
保活のスケジュールや基準などは、市区町村ごとで異なります。近隣の市区町村の施設も検討する場合には、その自治体のルールを確認をしておく必要があります。
自治体によっては近隣の市区町村に住んでいる方は入園の対象とならない場合などもあるため注意が必要です。
入園対象となるエリアや条件など、あらかじめ問い合わせる内容を整理しておくと確認漏れを防ぐことにつながります。
まとめ
保活の情報収集では、役所の相談窓口を活用すると有意義です。役所を最大限に活用するために、希望する条件や確認項目の整理など事前準備をしっかり行うとよいです。。
各家庭の状況に合わせて、まずは相談を行うことを計画していきましょう。