伊丹市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
伊丹市は、大阪国際空港(伊丹空港)があることで知られている市です。大阪市と近いことから「大阪の衛星都市」といわれています。
また伊丹市は、「所得制限なしの第2子保育料無償化」など子育て支援の充実に努めており、「子育てするなら伊丹」を合言葉にしています。
本記事では伊丹市の保活事情について詳しくご紹介しますので、伊丹市で子育て予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
参照:伊丹市「5つの充実ポイント!子育てするなら伊丹」
伊丹市の保活事情
この章では、伊丹市の利用調整や子育てサイトについて解説します。利用調整方法は多くの自治体と変わりませんが、知っておきたい加点内容もあるため、詳しく確認しましょう。
両親の基本点数に調整点数を合算する
伊丹市でも多くの自治体と同様に、基本点数と調整点数による利用調整を実施しています。基本点数は、父親と母親の点数を合算して算出します。
例えば、フルタイム共働きの場合は10+10で20点です。ひとり親世帯の場合は、ひとり親の点数に20点が加えられます。
調整点数では「4月1日入所保留となった場合」に対し、次年度まで5点が加算されます。希望する園があり、少しでも点数を増やしたい場合は、4月入所に間に合うよう申請しましょう。
参照:伊丹市「利用申請のご案内 p4」
第二子の保育料が無償
伊丹市では、2023年9月より、所得制限なしで第二子の保育料が無償化されます。第二子の保育料が無償化されるのは、2人以上の子どもを同時に保育所に預けている世帯が対象です。
年収360万円未満相当の世帯においては、第一子の年齢を問わず第二子の保育料が無償化されます。
第二子の保育料を完全無償化している地域は多くないため、子育て世帯にとってありがたい支援です。
参照:伊丹市「5つの充実ポイント!子育てするなら伊丹」
「いたみすくすく子育てナビ」を運営している
伊丹市は、時期や目的別に子育て情報を検索できる子育てサイト「いたみすくすく子育てナビ」を運営しています。
悩みごとの相談先や子育て情報だけでなく、さまざまなイベントの情報も掲載しています。
一時的に子どもを預けたい場合の「一時保育」についても詳しく情報が載っているため、ぜひ一度確認してみてください。
伊丹市の人気状況や待機児童
伊丹市は、待機児童ゼロを継続して達成しているものの、隠れ待機児童数は多いです。保育施設によって人気度が異なるため、自宅や職場から通えそうな園の状況を把握しておくと良いでしょう。
継続して待機児童がいない
伊丹市は、平成29年度から継続して待機児童数ゼロを達成しています。市では、保育士の確保や処遇改善に継続して取り組んでいます。
しかし、希望している保育施設に入所できなかった「隠れ待機児童」は、令和5年4月時点で171人です。そのため、点数を稼がなければ希望する保育園に入所することは難しいでしょう。
参照:兵庫県「各年度4月1日時点における待機児童数」
伊丹市「保留児童数」
園ごとの隠れ待機児童数に差がある
伊丹市の令和5年4月に発表された隠れ待機児童数をみると、園ごとの隠れ待機児童数の差が大きいです。
例えば、人気園はすべての年齢のクラスで入所できていない児童がいるのに対し、全員が入所できている園もあります。
認定こども園でも同様に、人気園と全員が入所できている園があります。保育施設ごとの人気度を把握して希望園を申し込むと、保活が成功に近づくでしょう。
参照:伊丹市「保留児童数」
伊丹市の保活日程
伊丹市は、1月から4月の入所が同じ受付日程であるため、期間が長く設けられています。入園申請の詳しい日程は、その年によって異なるため確認が必要です。
- 郵送申請開始:9月中旬頃
- 窓口申請開始:10月中旬頃
- 一次申請締切:11月下旬頃
伊丹市は、郵送申請と窓口申請で受付時期が大きく違うため、申請方法に合わせて確認しましょう。
参照:伊丹市「保育施設入所について」
保育園入園申込み一次受付の開始
伊丹市は、9〜10月頃に保育園入園申込み一次受付が始まります。令和5年4月入所の場合、郵送申請は9月15日開始、窓口申請は10月17日開始でした。
郵送申請の場合、申請期間が2ヶ月以上あり、当日消印も有効です。窓口申請においても1ヶ月以上の期間が設けられているため、余裕をもって申請できるでしょう。
参照:伊丹市「保育施設入所について」
保育園の結果通知
伊丹市では、令和5年4月入所の場合、1月下旬頃から3月中旬頃結果通知が発送されます。入所月の前月20日頃に結果通知が届き、20日以降は問い合わせも可能です。
もし3月に内定通知が届いた場合、ほとんど入園準備にとれる時間はありません。内定がわかったら、急いで準備を進めましょう。
参照:伊丹市「利用申請のご案内 p3」
利用不可通知が届いたら5月以降の選考を待つ
もし利用不可通知が届いたら、5月以降の選考結果を待ちましょう。利用不可通知は、初回の入所希望月のみ送付されます。
その後取り下げない限り、申請書は年度末まで有効です。
参照:伊丹市「利用申請のご案内 p3」
伊丹市の入園申込み方法・必要書類
伊丹市の入園申請方法は、郵送申請と窓口申請の2つですが、混雑防止のため、原則郵送としています。
郵送申請と窓口申請では、申請期間や同封する書類が異なるため注意が必要です。
申請方法
郵送申請の場合、必要書類の他に以下のものを同封してください。
- 提出書類確認書
- 返送用ラベルまたは返送先住所・宛名記載の返送用封筒
窓口申請の場合は、教育保育課窓口へ必要書類を持参します。子どもが特別な配慮を必要とする場合は、申請前に幼児教育推進課までご連絡ください。
参照:伊丹市「利用申請のご案内 p5」
必要書類
伊丹市の入園申請では、以下の書類が必須です。
- 入所申請書兼施設型給付費・地域型保育給付費等教育・保育給付認定申請書
- 保育の必要性確認書類(父母それぞれに書類が必要)
保育の必要性確認書類は、就労の場合は就労証明書、求職の場合は求職活動状況報告書です。ご自身の状況に合わせて、必要なものを用意してください。
他にも、育休中などの状況に合わせて提出する書類は増えます。必要書類は、以下の方法で入手してください。
- ホームページからダウンロード
- 電話で郵送請求
- 窓口配布(期間中のみ)
必要書類は早めに準備をし、不備のないように確認して提出しましょう。
参照:伊丹市「利用申請のご案内 p5」
「保育施設入所について」
伊丹市の保育課や子育てサービス情報
この章では、保活に関する相談先の情報や、子育てに役立つサービスをご紹介します。保活に役立つだけでなく、親子同士の交流もできますので、ぜひチェックしてみてください。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
伊丹市の保育園入園申請に関するご相談は、以下までご連絡ください。
- こども未来部幼児教育保育室教育保育課(072-784-8035)
保育施設の方針や、保育料以外の費用について聞きたい方は、各保育所へ直接問い合わせが必要です。疑問点がある場合は、早めに連絡して解決しましょう。
参照:伊丹市「利用申請のご案内 p1」
伊丹市の子育てサービス
伊丹市は、他の自治体同様に、子育て支援センターを設置しています。伊丹市の子育て支援センターでは、以下のサービスを提供しています。
- 就学前の子どもと保護者が遊べる「むっくむっくルーム」
- 子どもの情報交換や親子の交流ができる「みんなのひろば」「そだちのひろば」
- 子育て相談ができる電話や面談
- 子育ての各講座やサークル情報の提供など
子育てセンターの利用は、保活をする上での情報収集にもつながりますので、ぜひ積極的に活用してみてください。
参照:伊丹市「伊丹市子育て支援センター」
伊丹市の保活事情まとめ
伊丹市は、待機児童数ゼロを継続しており、子育て支援の充実に努めています。
しかし人気状況は保育施設ごとに違うため、どうしても保活を成功させたい方は、こだわりを捨て入所できそうな園を探しましょう。
また「えんさがそっ♪」では、伊丹市をはじめとした全国の保育園や認定こども園、幼稚園などの保育施設を簡単に探せます。
保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。