神戸市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介

神戸市の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介

神戸市で働きながら子育てをしている方は、希望の保育所に入所できるのかが気になっていることでしょう。

神戸市では、さまざまな取り組みを実施して、保育所の利用定員数を拡大しており、それにともなって待機児童数が減少しています。

しかし、希望通りの保育所に入れるとは限りません。自宅や職場から遠い保育所や、兄弟が通っている保育所とは異なるところに通わなくてはならない可能性もあります。

この記事では、神戸市の保育園の待機児童数や、保育園申請のスケジュール、申込み方法などを紹介しています。小さいお子さまがいる家庭の方は、ぜひ参考にしてください。

神戸市の保活事情とは

神戸市で保活するなら、以下のサービスや事業などを利用できます。

  • 保育所の利用申込みについて動画で確認できる
  • KOBEはじめルームを利用できる
  • 保育サービスコーディネーターに相談できる

これらを利用すれば、保育園入所のための情報が得られたり、正式な入所ではありませんが、子どもを預かってもらったりもできます。ぜひチェックしてください。

また、申込状況をチェックすれば、自分の希望する施設の人気状況がわかりますよ。

保育所の利用申込みについて動画で確認できる

神戸市のホームページでは、以下の動画を配信しています。

  • 教育・施設の選び方
  • 教育・保育給付認定について
  • 保育施設利用申請方法について
  • 保育施設利用申請書類について
  • 保育施設利用申請の流れ
  • 電子申請の流れ

文章で読むよりも多数の情報を得られるので、これらの動画にはぜひ目を通しておくことをおすすめします。

YouTubeによる配信なので、家事や育児の合間にパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからでも視聴可能です。

参照:神戸市「申請・利用申込み方法ー認定申請と利用申込の概要ー

KOBEはじめルームを利用できる

育児休業が終わり復職予定なのに、保育園や認定こども園に入所できない場合があります。そのような場合には、「KOBEはじめルーム」の利用を検討してみてください。

KOBEはじめルームでは、月~金曜日に満1歳からの子どもの預かりをおこなっています。保育場所は、神戸市内の保育園や認定こども園などが対象です。

利用料金は1日2,400円です。利用した施設に将来的に入所できるわけではありませんが、入所申込みでの利用調整基準の調整点数の加点対象になるケースもあります。

幼児教育・保育の無償化、一時保育事業利用料多子軽減補助金の対象にもなっています。

参照:神戸市「KOBEはじめルーム

保育サービスコーディネーターに相談できる

神戸市の市役所、支所子ども福祉担当には、「保育サービスコーディネーター」という職員がいます。

保育サービスコーディネーターは、「各保育施設がどのような施設なのか」「保育所以外に子どもを預けるところがあるのか?」など、保育に関する疑問に対応しています。

インターネットなどを使って調べても、自分の持っている疑問に対する答えが出ない場合もあります。そのようなときに、保育サービスコーディネーターに相談してみてはいかがでしょうか。

神戸市の人気状況や待機児童数

保活で希望通りの保育所などに入園するためには、神戸市の待機児童数や隠れ待機児童数についても知っておくとよいでしょう。

ここでは、待機児童数の推移や隠れ待機児童数について解説します。

神戸市の待機児童数

神戸市には、平成24年には531人もの待機児童数でしたが、令和3年には11人、令和4年には0人となりました。

大幅に待機児童数を減らせた背景には、平成24年度には20,145人だった保育所などの定員数を、令和4年の30,043人まで拡大したことがあげられます。

また市は、子どもを預かり、さまざまな保育所へバスで送迎する「保育送迎ステーション」を設置しました。そのため、場所にとらわれずに保育所を選べるようになったのも大きな実績といえるでしょう。

参照:神戸市「保育所等利用待機児童数

神戸市の隠れ待機児童数

待機児童数が減少している一方で、「4月1日の入園希望で入園できていない児童」がいるのが事実です。

令和4年4月において、4月1日に入園できなかった児童数は978人でした。令和3年が1,027人だったことを考えると減少していますが、まだまだ少ない数字とはいえません。

4月1日の入園希望で入園できていない児童には、「自宅や職場から遠い保育所」や「兄弟が通っている保育所と別の保育所」にしか入れず、やむなく辞退した場合も含まれます。

保育所の代わりに、認可外保育所に入園した場合や一時預かり事業を利用した場合も同様です。

このような状況をみると、自分が希望する保育所に入園できるとはかぎらないことがわかります。

参考:神戸市「4月1日の入所希望で入所できていない児童数の区別内訳

神戸市の保活スケジュール

神戸市のおおむねの保活スケジュールは、以下になります。

  • 申請書配布:9月中旬頃
  • 第1次受付期間:10月中旬~11月下旬頃
  • 結果発送:1月下旬頃

以下では、令和5年の4月1日からの入園を希望する場合のスケジュールを紹介します。このタイミングで保育園への入園を考えている方はぜひご参考ください。

参考:神戸市「申請・利用申込み方法ー認定申請と利用申込の概要

保育所・認定こども園入園申込み一次受付の開始

令和5年4月1日に入園を希望する場合の申請書の配布は、令和4年9月20日からおこなわれました。申込み受付期間は、令和4年10月20日~11月30日です。

申込み受付期間は、1カ月間しかないので注意が必要です。郵送の場合は11月30日必着となるので余裕をもって申し込みましょう。

保育所・認定こども園入園の結果の発送

令和5年4月入園の場合の結果発送は、令和5年1月31日頃です。「1次選考調整結果」が文書で申請住所に郵送され、発送から到着までは数日かかります。

入園が内定した方は、入園手続きに進みましょう。入園手続きに関しては、以下の記事にまとめているので参考にしてください。

保留だった場合は2次募集にすすむ

1次選考調整結果が「保留」だった場合には、入園ができません。2次選考の対象となるので、希望する場合は申込みをしましょう。2次選考は、1次選考で定員に達しなかった保育所や認定こども園でのみおこなわれます。

令和4年4月1日入園希望の方の、2次選考申請締切は令和5年2月14日です。申請では、1次選考で申し込んだ施設の変更や追加が可能です。

2次選考の結果発送は、令和5年2月28日頃になります。

神戸市の入園申込み方法・必要書類

ここでは、入園の申込み方法や必要書類について紹介します。前もって把握して、書類の不備などがないようにしましょう。

参考:神戸市「申請・利用申込み方法ー認定申請と利用申込の概要

保育園・認定こども園入園の申請方法

保育園・認定こども園入園の申請方法は、以下の3種類です。

  • 電子申請
  • 区役所・支所の窓口での申請
  • 郵送申請

ご自身にとって、都合のよい方法を選びましょう。ここでは、電子申請と郵送申請について紹介します。

電子申請の方法

電子申請には、「e-KOBE:神戸市スマート申請システム」を利用します。申請手順は以下になります。

  1. 新規登録をする
  2. 「保育園、認定こども園(2・3号)、地域型保育施設」を選択する。
  3. マイナンバーカードで電子署名するか、本人確認書類を添付するか選ぶ
  4. 案内に従ってすすむ

スマートフォンやパソコンでの申請が可能です。スマートフォンの場合は、電子署名用のアプリのダウンロードが必要です。

また、パソコンを使用して申請する場合には、マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタを用意する必要があります。

郵送申請の方法

郵送申請の場合には、希望する保育所や認定こども園がある区役所・支所のこども福祉担当に申請書類を提出します。

申請手順は以下になります。

  1. 保育施設申込みについての注意事項を読む
  2. 神戸市の申請書類のページから、申請書をダウンロードして記入する
  3. 確認表1をダウンロードして記入する
  4. 確認表2をダウンロードして記入する
  5. 書類を郵送する(郵送先はこちら)

郵送した書類に不備があった場合には、申込みが完了しません。追加資料が必要な場合には電話で連絡があるので、すぐに対応しましょう。

郵送での申込みは締切日必着です。不備や追加資料が必要な場合、締切までに間に合わなくなってしまうケースもあります。

不備などがあっても対応できるように、余裕をもって郵送しましょう。

保育所・認定こども園申込時の必要書類

神戸市の保育所、認定こども園申込時のには以下の書類が必要となります。

  • 教育・保育給付認定申請書
  • 保育所等利用理由調査票1
  • 保育所等利用理由調査票2
  • 児童の状況票
  • 個人番号申告書
  • 保育の必要な状況を確認するための書類

家庭や子どもの状況で、必要な書類が追加されます。各区役所や支所のこども福祉課に問い合わせて、書類が不足しないようにしましょう。

問い合わせ先と便利なサービス

ここでは、保育所・認定子ども園入園申込みに関する問い合わせ先と、保活をするうえで便利なサービスを紹介します。積極的に利用してみてはいかがでしょうか?

保育所・認定子ども園入園申込みに関する問い合わせ先

申込み次の必要書類は多く、各家庭によって用意する書類が異なるので、自分で調べきれないと考える方も多いでしょう。

そのような場合には、各区役所・支所の子ども福祉担当に問い合わせてみましょう。電子申請については、「神戸市行政事務コールセンター」に連絡してください。

各区役所・支所 こども福祉担当 問い合わせ・書類提出先
神戸市行政事務コールセンター 電話:078-291-5952
FAX:078-291-5953
E-mail:kobe_gyosei_call@rapid.ocn.ne.jp
マイナンバーについて 電話:0120-95-0178

参照:神戸市「申請・利用申込み方法ー認定申請と利用申込の概要ー

神戸市で子育てを行う上で便利なサービス

神戸市では、保活や子育てをしている方のために、さまざまなサービスを展開しています。そのなかでもとくに利用しやすいのは、「こどもっとKOBE」というサイトです。

このサイトでは、保活に関してはもちろん、あらゆる子育て関連の情報や神戸市で開催されているファミリー向けのイベントや子育て関連施設が載ったマップなどを掲載しています。

また、保活についてより詳しい情報を知りたい方は「教育・保育施設等の利用手続きの自動案内システム」を利用しましょう。チャットボットに質問すれば、質問に自動回答してもらえますよ。

参照:神戸市「教育・保育施設等の利用手続きの自動案内システム

神戸市の保活事情まとめ

神戸市は、働きやすく子育てしやすい環境を目指して、さまざまな取組みをおこなっています。その結果、以前は500人を超える待機児童がいたにもかかわらず、令和4年4月には「0人」を達成しました。

しかしいまだに、誰もが希望する保育所や認定こども園に入園できるわけではありません。希望の保育所などに入園できなかった場合、どのように対処するかを家族で話し合っておいたほうがよいでしょう。

神戸市のWEBサイト「こどもっとKOBE」や「教育・保育施設等の利用手続きの自動案内システム」などを積極的に利用して、効率よく保活をおこないましょう。

神戸市で保育所や認定こども園などの施設を探すなら、ぜひ「えんさがそっ♪」を活用してください。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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