相模原市の保活事情とは?入園申込み方法やスケジュールをご紹介
相模原市にお住まいの方は、相模原市の保活に関する情報が気になる方が多いのではないでしょうか。
神奈川県は保育園に入園しやすい地域ではありますが、相模原市の入園決定率はあまり高くない傾向にあります。
今回は、相模原市の保活事情や保活に関する有益な情報をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
相模原市の保活事情とは
それでは早速、相模原市の保活事情について特に知っておきたいポイントをご紹介します。これから保活を始めるために、事前にチェックしておくとよいでしょう。
医療的ケアの実施を行っている
相模原市では日常生活を送る上で、医療行為を必要とする子どもが保育所内で安心安全に過ごせる取り組みを実施しています。
具体的には、下記に該当する子どもが取り組みの対象となります。
- 恒常的に医療的ケアが必要な子ども
- 重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複している子ども
相模原市は、「保育所等における医療的ケアの実施に関するガイドライン」を策定しており、ガイドラインに基づきながら安心して利用できるかどうかの確認をします。
児童の体調の変化や医療機関との連携など、安全が確保できる保育所だと判断された場合に、保育所の利用が可能です。
保育所の必要性の高い人が優先される
他の保育園と同様で基準指数と調整指数から、保育園の必要性が高いかどうか審査し、順番に決定します。
提出した書類にもとづき、保護者の就労状態や健康面を考慮した上で、保育所に入園しなければならない理由を審査していきます。
入所決定からはずれてしまった場合でも、入所辞退などで空きが出たときに再度入所選考される仕組みです。
「すくすく保育アテンダント」が設置されている
認可保育所に入所できなかった場合は、「すくすく保育アテンダント」に相談が可能です。
保育所や幼稚園の勤務経験がある相談員が対応してくれるため、必要性のあるサービスを紹介してくれます。
保活をしても必ず成功するとはかぎらないので、最終的に頼れるサービスがあることを把握しておきましょう。
相模原市の人気状況や待機児童数
保活をして無事に入園を成功させるためには、相模原市の保育園の申請数や待機児童数を確認することをおすすめします。
この章では、相模原市の人気状況から待機児童数までご紹介します。
保育のニーズが高まっている
相模原市は、新規で入園したい方の申請数が多い傾向にあります。その一方で認可保育所の定員数はほとんど変わらないため、入園決定率はあまり高いとはいえません。
このように保育所のニーズが高まっていることから、令和4年の利用申込者は14,073と高い数字を出しています。
相模原市は神奈川県内でも比較的入園しやすく、神奈川県の平均的な入園決定率が81.5%に対し、相模原市は84.1%です。
参照:相模原市「令和4年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」
待機児童数は年々減少傾向にある
相模原市の待機児童数は、年々減少傾向にあるでしょう。令和4年度の保育所等利用待機児童数によると、待機児童数は3人と発表されています。
平成30年の待機児童数は83人なので、ここ数年で待機児童問題が徐々に改善しています。改善している理由の1つとして、相模原市が保育士の定員数を増やす取り組みを積極的に実施しているからです。
具体的には、これまでの労働環境を改善するべく、保育士の就職支援セミナーや助成金の支給などを実施しています。
待機児童問題点の洗い出しと、保育士の定員確保の取り組みを実行しているため、今後も待機児童数が減少していくと想定できます。
参照:相模原市「令和4年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」
相模原市の保活スケジュール
相模原市の保活のスケジュールは、毎年同じスケジュールとはかぎらないため、これから説明するスケジュールは目安になります。
- 入園申込み一時受付開始:10月中旬頃
- 申請の申込み締切:11月中旬頃
- 調整結果発送:1月下旬頃発送予定
それでは、令和5年4月に入園を検討している方に向けてのスケジュールをみていきましょう。
保活するにはスケジュールの確認と、迅速な対応が必要です。ぜひ参考にして、これからの保活に活かしてください。
参照:相模原市「令和5年度認定こども園・保育所等施設利用申込みのご案内」
保育園入園申込み一次受付の開始
相模原市の入園申し込み手続きは、10月頃から開始されます。令和5年の4月に入園を希望する場合は、令和4年の10月17日〜11月18日までの間に申請が必要でした。
締切までの期間が約1カ月と短いため、保活を行うには早めに動かないといけません。10月までには相模原市の保育園の把握をして、申込みが開始したらすぐに申請するとよいでしょう。
保育園の調整結果の発送
令和5年4月に入園をする場合、令和5年1月27日頃に調整結果が発送される予定です。調整結果が届き、無事入園が決まったら、入園前の準備をしていきましょう。
利用調整ができなかった場合は、二次申込みに申請する準備を進めてください。以下にて、二次募集に申込みする方法を説明します。
不承諾通知が届いたら二次募集に申込む
1月下旬に発送される調整結果で、利用調整ができなかった場合は、二次募集に申込みしましょう。保育園の一次申込みの利用調整後に、定員数に空きがある場合にかぎり受付を行います。
令和5年4月の二次募集は、令和4年11月21日~令和5年2月17日までです。一次募集で利用調整できなかったときに備えて、二次募集の詳細もチェックしておきましょう。
また、一次募集の際に、書類の記入漏れや不備があると利用調整できない可能性があるので注意が必要です。
相模原市の入園申込み方法・必要書類
相模原市の入園申込みは、郵送受付と窓口受付の2つの方法がありますが、原則郵送で申請する必要があります。窓口受付での申請は、児童や家庭の状況によるため事前に確認しておきましょう。
参照:相模原市「令和5年度認定こども園・保育所等施設利用申込みのご案内」
郵送申請の方法
郵送申請は、「利用申込みの必要書類」を封筒に入れて、相模原市役所の「保育課 利用申込事務センター宛」に送付します。
きょうだい同時申込みをする場合、なるべく1つの封筒で送付するようにしましょう。
相模原市の入園申込み時の必要書類
相模原市の入園申込みには下記の必要書類を用意します。
- 特定教育・保育施設および特定地域型保育事業利用申込書兼子どものための教育・保育給付支給認定申請書
- 重要事項確認書
- 特定教育・保育施設および特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等利用に係る個人番号等届出書
- 個人番号確認、身元確認書類の写し(申請保護者分のみ)
- 保育を必要とする事由の書類
- 利用者負担額決定、利用調整事務のための書類
上記の必要書類に加えて、家庭状況によって提出書類が増える場合があります。たとえば、祖父母と同居している場合は、祖父母についての「保育を必要とする事由」が確認できる書類を提出します。
相模原市のホームページでは、提出前のチェックリストが用意されているので、漏れがないように活用していきましょう。
参照:相模原市「提出前チェックリスト」
相模原市の保育課情報
相模原市の保育課の情報や、子育てに役立つサービスをご紹介します。保活する際に役に立ててください。
保育園入園申込みに関する問い合わせ先
相模原市の保育園の入園手続きや、入園に関する問い合わせは、それぞれの地区に問い合わせをしましょう。
各地区の問い合わせ窓口 | 電話番号 |
緑子育て支援センター | 042-775-8813 |
城山地区 | 042-783-8060 |
津久井地区 | 042-780-1420 |
相模湖地区 | 042-684-3737 |
藤野地区 | 042-687-5515 |
中央子育て支援センター | 042-769-9267 |
南子育て支援センター | 042-701-7723 |
相模原市の保活を行う上で便利なサービス
相模原市では、「ファミリー・サポート・センター」を実施しています。ファミリー・サポート・センターとは、子育てをサポートしてほしい人と手伝いたい人が会員になる制度です。
子育てのサポートを受けたい人と、サポートしたい人を結び付けて援助し合う活動を行っています。保護者の病気やリフレッシュしたいなどの理由で利用できるため、手助けがほしいときに利用したいサービスです。
保活の情報を集めるきっかけにもなるため、ファミリー・サポート・センターの利用会員の登録を検討してみるのもよいでしょう。
相模原市の保活事情まとめ
相模原市の入園申請率は高いものの、定員数は増えないため入園決定率は高いとはいえない状態です。しかし、年々待機児童数は減少していることから、待機児童問題の解消に向かって改善をしている印象です。
早めに保活をして、保育園入園における一次募集の申請も余裕を持って申し込んでください。
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保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。