岡山市の保活事情とは?入園の申込方法やスケジュールをご紹介

岡山市の保活事情とは?入園の申込方法やスケジュールをご紹介

岡山市の保活事情を知りたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
岡山市の2017年における待機児童数は849人、2018年まで全国でワースト2位のエリアでした。

しかし市の施策により2022年4月1日時点で待機児童数は8人まで減少することに成功しており、保育園に預けやすい環境になりつつあります。
とはいえ待機児童数は0ではないため、岡山市の保活は計画的に取り組む必要があるでしょう。

この記事では岡山市の保活事情やスケジュールについて紹介します。
これから岡山市で保活をはじめる人に役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

参照:岡山市「保育所等入園申込児童数の推移(平成24年度~令和4年度)

岡山市の保活事情とは

まずは岡山市の保活の特徴について解説します。岡山市の保活事情を全体的に把握しておくことで、スムーズに保活を進められます。
これから岡山市で保活を行う予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

保育園の利用には教育・保育給付認定(2 号・3 号)が必要になる

岡山市は他のエリアと同様、保育園を利用するためには「教育・保育給付認定」の2号もしくは3号の認定を受ける必要があります。

「教育・保育給付認定」は小学生未満の児童をもつ保護者に保育の必要性があるかどうかを判断するもので、以下のように認定区分が分かれています。

区分 対象年齢 保育の必要性 対象施設
1号 教育標準認定 満3歳以上 なし 幼稚園
認定こども園
2号 保育短時間認定・保育標準時間認定 満3歳以上 あり 認可保育園
認定こども園
3号 保育短時間認定・保育標準時間認定 ・満3歳未満 あり 認可保育園
認定こども園
地域型保育事業(小規模保育等)

2号・3号の認定を受けるためには「保育の必要性」の事由に該当する必要があります。
「保育の必要性」の事由は、たとえば就労であれば月48時間以上の労働など事由によって細かく内容が定められています。

参照:岡山市「令和5年度保育利用ガイド

認可外保育施設を利用する場合は給付金を受け取れる

岡山市は独自の施策として、認可外保育施設を利用している子どもへの給付を実施しています。

国の制度である「幼児教育・保育の無償化」の対象にならない子どもは、条件を満たせば受給可能です。
給付額上限は月8,300円で、実際に支払っている認可外保育施設の月額利用料といずれか低い方の金額が支払われます。

実際に、給付を受ける際には「岡山市認可外保育施設教育利用給付認定申請書」を提出する必要があります。認可外保育施設を利用することになった場合はぜひ活用しましょう。

参照:岡山市「認可外保育施設教育利用給付について(岡山市独自施策)

保育コンシェルジュに相談できる

岡山市役所や市内の福祉施設には保育コンシェルジュ(保育利用者支援員)が配置されています。
各家庭の事情やニーズに合わせて岡山市内の保育園に関する情報を提供してもらえるので、保活に悩んだときにも気軽に相談できます。
専門知識をもとに保育に関するアドバイスも受けられるので、岡山市の保活で悩んだら保育コンシェルジュに相談してみましょう。

参照:岡山市「保育コンシェルジュ(保育利用者支援員)について
岡山市「令和5年度保育利用ガイド

岡山市の人気状況や待機児童数について

岡山市で保活を成功させるためには、岡山市の保育園の入りやすさや待機児童数について詳しく知っておく必要があります。
ここでは岡山市の人気状況や待機児童数について解説しますので、これから保活をはじめる方は参考にしてください。

保育園の入りやすさは徐々に改善している

2022年における岡山市の新規入園決定率は85.5%で、全国平均の85.4%と同等の水準です。
岡山市の待機児童数の減少に向けた独自施策の結果、2018年から認可保育園の定員数が増加しています。
新規入園決定率も右肩上がりで改善しており、保育園の入りやすさは年々改善しているといえるでしょう。

待機児童数は一桁台まで減少

岡山市の待機児童数は2016年から3年連続全国ワースト2位でした。
しかし2019年以降徐々に減少し、2022年4月1日時点では8人と一桁台まで減少しています。

岡山市が実施した保育園の定員数増加などの施策に加え、市全体で保育園を利用する世帯の減少が待機児童数の減少の要因です。

参照:岡山市「保育所等入園申込児童数の推移(平成24年度~令和4年度)

岡山市の保活スケジュール

岡山市の保活スケジュールを確認しておきましょう。下記で紹介するのは目安のスケジュールです。

  • 一次選考11月初旬~11月中旬頃
  • 二次選考:11月中旬~2月初旬頃
  • 三次選考:2月初旬~3月初旬頃

募集期間や内定通知の発送などのスケジュールは年ごとに変わるため、具体的なスケジュールについては岡山市のホームページを確認してください。

参照:岡山市「令和5年度保育利用ガイド(P.5)

事前準備・保育園の利用申し込み

保育園の利用を申し込む前に、希望の園の方針や費用等を確認しておく必要があります。
実際に見学に行くのが望ましいですが、時間が取れない場合は電話でもいいので直接保育園に連絡しましょう。

令和5年4月1日から保育園への入園申し込みの場合、以下のようなスケジュールになります。

  • 一次選考:令和4年11月1日~11月18日
  • 二次選考:令和4年11月21日~令和5年2月1日
  • 三次選考:令和5年2月2日~令和5年3月1日

郵送の場合は期日までに必着となっているため、締切間際に慌てないためにも余裕を持って準備しておきましょう。

内定通知もしくは利用不可通知の発送

一次選考の締切後は提出書類をもとに書類審査が実施されます。
定員を超える申し込みがあった場合、保育利用調整で点数の高い方から優先して内定者を決めることになります。

令和5年4月入園希望の場合の内定通知もしくは利用不可通知の発送スケジュールは以下の通りです。

  • 一次選考:令和5年1月下旬
  • 二次選考:令和5年2月下旬
  • 三次選考:令和5年3月下旬

一次選考で落選し、二次募集に申し込む場合は希望園の変更届が必要です。一次選考・利用調整後も受け入れできる保育園のみ、二次選考で利用調整を行います。
二次利用調整でも利用不可となった場合は、希望の園を変更した上で三次募集に申し込むことになります。
1カ月ほどの期間内で行う必要があるので、あらかじめスケジュール感を把握しておくことが大切です。

岡山市の入園申込方法・必要書類

岡山市の保育園利用申込みは、岡山市の就園管理課や各福祉事務所などの窓口へ直接書類を持ち込む、もしくは郵送にて可能です。
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、書類は郵送にて提出するのが望ましいでしょう。
郵送の際は締切必着となるため、期限に余裕を持って手続きしてください。

岡山市の入園申込みに必要な書類

岡山市の入園申込みにあたり、以下の書類は必須です。

  • 教育・保育給付認定申請書兼保育利用申込書(2号・3号認定用)
  • 保育の必要性の事由がわかる書類
  • 教育・保育給付認定申請等に係るマイナンバー届出用紙
  • 本人確認書類

保育の必要性を証明する書類は、たとえば就労の場合岡山市が発行している保育利用事由証明書、もしくは就労証明書です。
他にも世帯の事情によって必要な書類が増える場合があるため、不安であれば岡山市の就園管理課など担当窓口に相談しましょう。

岡山市の保活に役立つ情報について

この章では、岡山市の保活に役立つ情報について紹介します。保育園の利用や申込みに関して困っている人はぜひ参考にしてください。

最新の保育園の受入見込み情報

岡山市のホームページでは、市内の保育園や幼稚園の受入れ見込み状況を随時掲載しています。
岡山市での保活を考えている人はホームページにて最新情報をチェックしておきましょう。

参考:岡山市「新年度受入見込み情報

岡山市の子育て応援サイト「こそだてぽけっと」

「こそだてぽけっと」とは株式会社ビザビが岡山市から委託を受けて管理・運営している子育て支援サイトです。
岡山市での保活や子育てに関する情報が満載で、休日の託児や一時預かりサービスの情報も掲載しています。
保活や子どもの預け先に困っているときに活用してみましょう。

参考:株式会社ビザビ「こそだてぽけっと

岡山市の保活事情まとめ

岡山市は2018年まで待機児童数全国ワースト2位のエリアでしたが、市の施策によって待機児童数は一桁台まで改善しています。
市内には保育コンシェルジュ(保育利用者支援員)が配置されているので、保活に悩んだときは積極的に利用しましょう。

また「えんさがそっ♪」では、岡山市をはじめとした全国の保育園や認定こども園、幼稚園などの保育施設を簡単に探せます。
保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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