品川区の保活事情とは?入園申し込み方法やスケジュールをご紹介
「品川区で保活をしたいけれど、何から始めればいいか分からない。」と悩んでいませんか?
品川区はタワーマンションやオフィスビルが多く都会的な地区であり、子育て世帯も多いのが特徴です。
東京23区の中でも保育園の入園が難しい激戦エリアなので、品川区で保活をするときは情報収集をすることが大切です。
この記事では品川区の保活事情や人気状況、スケジュールについて紹介します。これから品川区で保活を始めようとしている人はぜひ最後までご覧ください。
品川区の保活事情とは
はじめに、品川区における保活の特徴や独自の制度を紹介します。
品川区で保活をスタートする人は、最初にこちらの内容を把握しておきましょう。
育児休業明け入園予約制度がある
品川区には「育児休業明け入園予約制度」という独自の制度があります。
「育児休業明け入園予約制度」とは育児休暇から復帰する保護者が事前に保育園の入園を予約できるものです。
この制度を活用することによって、育休を途中で切り上げることなく十分に消化してから保育園に入れられるメリットがあります。
ただし申請者が多数の場合は一般申込みと同様の選考を実施するため、申し込めば必ず予約できるわけではありません。
またこの制度の対象者は、育児・介護休業法等の法律に基づいた育児休業を子どもが1歳になるまで取得する方のみです。
自営業など育児休業制度が無い場合や、早期に復職を希望している方は利用できないので注意しましょう。
参照:品川区「育児休業明け入園予約制度(令和4年4月2日~令和5年4月1日出生児用)」
入園の優先順位は「基本指数」と「調整指数」で決まる
品川区における入園の優先順位は多くの自治体と同様「基本指数」と「調整指数」によって決まります。
保護者・家庭の状況をもとに基本指数を計算し、調整指数の項目に当てはまれば点数をプラス、もしくはマイナスします。
同一指数の場合は基本指数の高さを優先し、基本指数も同一の場合は住民税額の低い方を優先するしくみです。
参照:品川区「保育園のご案内(令和4年10月版)」
品川区の人気状況や待機児童数
次に品川区における保育園の人気状況や待機児童数について紹介します。
エリアの人気度や待機児童数を把握しておけば、より保活を成功に導きやすくなります。
これから保活を始める人はぜひチェックしておきましょう。
認可保育園の入園においては東京23区内でも激戦エリア
2022年度に品川区の認可保育園に利用申請し、実際に入園できた児童数の割合を表す「新規入園決定率」は71.2%(2022年度)です。
この数値は東京23区の中でも比較的低く、品川区は激戦区で認可保育園に入りにくいエリアであることが分かります。
品川区における2022年の待機児童数は0人
品川区の待機児童数は年々減少しており、2022年度は0人になりました。
品川区は待機児童問題の解決のためさまざまな施策を行っており、子育て世帯が多いエリアでありながらも保育園に預けやすい環境が整備されています。
参照:品川区「令和4年4月入園申請状況等について」
品川区の保活スケジュール
品川区の保活スケジュールについて見ていきましょう。
ここでは令和5年4月入園を希望する場合のスケジュールをもとに紹介していきます。
実際の日程はその年によって変わるため、その都度確認してください。
以下は令和5年4月入園における一次選考・二次選考の受付締切日と結果発表日です。
選考 | 受付締切日 | 結果発表日 |
一次選考 | 令和4年11月25日 | 令和5年2月1日 |
二次選考 | 令和5年2月13日 | 令和5年3月7日 |
品川区の保活に限らず言えることですが、保育園の申込みは記入する書類や用意するものも多いので余裕を持って行動することが大切です。
保活のスケジュールをあらかじめ把握し、早めに動き始めましょう。
保育認定・利用希望の申請~一次選考
品川区に限らずほとんどの地域では、保育園の申込みにあたって「保育認定」の申請を行います。
保育認定は保護者が「保育を必要とする事由」に該当する場合のみ申請が可能です。
例えば保育を必要とする理由が就労の場合「月12日以上かつ1日あたり4時間以上の就労を目安として常態とすること」を満たしている必要があります。
品川区では保育認定と保育園の利用希望の申請を同時に行い選考にうつります。
参照:品川区「保育園のご案内(令和4年10月版)」
結果発表・二次選考
利用希望者が多数の場合は品川区の定めている選考基準に基づき利用調整が行われ、内定者を決めます。
選考の結果利用不可になってしまった場合は二次選考に進みます。
二次選考の入園可能な園や入園可能数については品川区のホームページに記載されるため、随時チェックしておきましょう。
参考:品川区「【令和5年4月二次】保育園・小規模保育事業等入園可能数(予定)」
品川区の入園申込み方法・必要書類
品川区における具体的な入園申し込み方法や必要書類について紹介します。
世帯の事情によって記入するべき書類や必要なものが異なる場合があるため、早めに確認しておきましょう。
保育園利用申請方法について
品川区での保育園利用は、区役所の担当窓口(保育課入園相談担当)もしくは郵送での申請が可能です。
窓口は混雑する可能性があるため郵送での提出が望ましいでしょう。
郵送で提出する際は締切日必着、かつ簡易書留での送付が必要であるため注意が必要です。
参照:品川区「保育園入(転)園の手続について」
品川区「保育園のご案内(令和4年10月版)」
保育園利用申請に必要な書類
品川区の保育園利用申請に必要な書類は以下の通りです。
- 保育認定申請書 兼 保育所等利用希望申請書
- 入園確認表
- 重要事項確認書兼同意書
- きょうだい入園(転園)条件確認表(複数の児童を申請する場合)
- 保育を必要とする事由を証明する書類(就労証明書など)
また調整指数の項目に該当する場合、それらを証明するための書類も必要です。
世帯によって必要な書類が異なるので、品川区のホームページ等を確認しましょう。
参照:品川区「【令和5年4月~入園申請児童用】申請に関する書類」
品川区「保育園のご案内(令和4年10月版)」
品川区の保活に役立つサービス
品川区には保活や子育てに役立つサービスや制度がいくつか存在します。
品川区の保活や子育てで悩んだときはぜひ活用してみてください。
保育課入園相談担当窓口 リアルタイム混雑状況の確認
品川区のホームページでは、区役所の相談窓口の待ち時間をWeb上で確認できるようになっています。
効率的に保活を進めるためにも、入園手続き関係で区役所の窓口を訪れる際はぜひ活用してみてください。
参考:品川区「保育課入園相談担当窓口 リアルタイム混雑状況の確認」
しながわっ子 子育てかんがるープラン
「しながわっ子 子育てかんがるープラン」とは品川区役所に配置されている相談員に、保育園や子育てのことについて相談できる制度です。
品川区で実施している子育て支援や保育園に関する情報提供を受けられるので、保活や子育てで悩んでいる人はぜひ活用してみましょう。
インターネットで予約制となっており、対面だけでなくWeb上や電話での相談も可能です。
参照:品川区「しながわっ子 子育てかんがるープラン」
一時預かりサービス「オアシスルーム」
オアシスルームとは主に在宅勤務等で子育てしている人向けの一時預かりサービスで、保育園に通っていない子どもを預けられます。
品川区内の各児童センターで実施しているため、家の近くの実施場所に預けて買い物や通院などを済ませられます。
実施施設のいずれかで事前に登録していれば区内の全オアシスルームを利用できるので、予定に合わせて利用場所を変えられるのもメリットです。
参照:品川区「オアシスルーム(生活支援型一時保育)のご案内」
品川区の保活事情まとめ
本記事では品川区の保活事情や保活スケジュールについて紹介しました。
品川区は子育て世帯が多く認可保育園の新規入園決定率も比較的低めであり、東京23区内における激戦区の1つです。
そのため品川区で保育園を探すのであれば、認可保育園だけでなく認可外保育園の利用も検討した方が良い世帯もあるかもしれません。
保活を成功させるためには、入念な情報収集と早めの行動が大切です。
品川区のホームページに記載されている「保育園のご案内」を随時確認し、計画的に保活をスタートさせましょう。
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保活の基本知識や保活の進め方など、保活に役立つ情報も満載なので、ぜひチェックしてみてください。