パパの育休取得時期や期間、どう決める?家族に合った取得タイプを考えよう!
とるだけ育休にならないために、大切なこと
産後パパ育休制度が創られるなど、パパの育休取得を促進するための動きが活発になっています。ニュースや職場でパパの育休取得について耳にすることも多くなっているのではないでしょうか。
しかし、いざ子どもが産まれるとなると、会社から育休取得を促され「育休を取る」ことが目標になってしまってはいませんか。
これでは、育休に入ってから何をしてよいかわからず「とるだけ育休」になってしまいがちです。
育休取得を検討する際には、育休中に「自分がしたいこと」「自分がすべきこと」を明確にした上で、夫婦で話し合って取るタイミングを決めることがとても大切です!その実現に必要なタイミングと日数の育休を取得するのが理想ではないでしょうか。
ここでは、数か月しっかり取得するパターンや、1か月など短期間に集中して取得するパターンなど様々なタイプを紹介します。どのタイプが自分の家庭に合っているか、考えながら読み進めてみて下さい。
夫婦で家庭に合った育休取得タイプを考えよう!
どんな育休取得のタイプがあるのか?自分の家庭に合ったタイプをどうやって見つけるのか?ゼロからの状態だと、少し難しいですよね。
そんな方たちにぜひトライいただきたい、簡単なチャートがあります。まずはここから進めてみましょう。
チャートを行う前に大事なことがあります。それは「夫婦一緒に考える」こと。
育休を取るということはパパだけの問題ではありません。育休を取る上での一番の目的は何でしょうか?そんなことを考えながら、夫婦二人でチャートを進めてみましょう。
家庭に合った育休取得タイプが見えてきましたか?チャートの診断結果にこだわらず、様々なタイプの特徴を見て、どのタイプが自分の家庭に合っているかを夫婦で話し合い、取得時期や期間を決めるとよいですね。
それぞれの育休取得タイプのメリット&デメリットを紹介
家庭にあった育休取得タイプが見えてきたら、次はそれぞれの特徴をより深くみていきましょう。メリット・デメリットをしっかり理解して、事前に対策を取ることをおすすめします。
しっかり取得型
夫婦で一緒に育児に時間を使えるて、パパが仕事のタイミングに合わせて取得
メリット
- 夫婦でしっかりと育児に携われる
- パパの仕事の都合を最大限配慮できる
デメリット
- 収入減の期間が長引くと家計が苦しくなる
- 長期間夫婦で家にいることで、お互いにストレスを抱える傾向にある
パパ主体型
ママが産後すぐに仕事復帰するために、パパが主体となり取得
メリット
- ママの働きたいという意思を尊重できる
デメリット
- パパのワンオペ期間が長くなる
引き継ぎ型
ママの仕事復帰に合わせて、パパが一定の引継ぎ期間をかぶせて復帰
メリット
- 助定期間(引継ぎ期間)を持つことで、パパが育児に慣れることができる
- ママの仕事復帰時の負担を緩和できる
デメリット
- 出産直後のサポートが十分に行えない
ダブルサポート型
ママの産後&仕事復帰をサポートするために、二回にわけて取得。
メリット
- ママのケア+パパのケアをしっかりできる
- お互いワンオペ育児ができるようになる
- ママの仕事復帰の負担を緩和できる
デメリット
- 収入減の期間が長引き、家計が苦しくなる
産後サポート型
ママの産後をしっかりサポートするために、パパが出産に合わせて取得
メリット
- ママのケア+パパのケアをしっかりできる
デメリット
- 短期の取得だと、職場のサポートが薄く前後の仕事量が増加し、パパの負担が大きくなる
- ママのワンオペ期間が長くなる
半育休型
産後パパ育休では育休中に働くことも可能に。育休と仕事を両立
メリット
- 育休よりも収入が増える
- パパの職場復帰がスムーズにできる
デメリット
- 仕事優先でパパの育児参加がおろそかになり、ママの育児負担が大きくなる可能性がある
- 仕事が負担になり、パパの体調管理が大変
ここでは、ママが長期の育休を取得している前提でパパの育休取得タイプを紹介しましたが、ママが産休明けすぐに仕事復帰する場合は、パパがメインで育休を取得し育児を担う家庭もあると思います。ここで紹介している取得タイプは一例です。各家庭に合った形で、どのように子育てをしていきたいのかよく考えて見て下さい。
パパ育休の体験談を紹介
えんさがそっ♪では、実際に育休を取得したパパ達にインタビューを実施しています。取得期間やタイミングをどのように決めたか、実際に取得して感じたことなど、ぜひ参考にしてみて下さい。
生後すぐから、6か月間取得したパパの場合(Mさん)
お腹の中にいる赤ちゃんが双子で、育児の負担が非常に高くなると考えたため6か月の取得を決めました。「子どもが一番かわいい時期に集中的に一緒にいたい」という思いもありました。
Mさんの体験談をより詳しく紹介
生後2ヶ月から、5か月間取得したパパの場合(Hさん)
給付金の額が6か月以降は減額となるため、6か月以内の取得ということを決め、業務的にも復帰しやすいタイミングを考慮し、5ヶ月の取得を決めました。業務の都合で産後しばらくは休めず、生後2ヶ月から育休に入りました。
Hさんの体験談をより詳しく紹介
生後すぐから、1か月間取得したパパの場合(Sさん)
すぐに通り過ぎてしまう新生児期を一緒に過ごしたかったため、生後すぐの取得を決めました。仕事の都合で一か月の取得が限界でした。
Sさんの体験談をより詳しく紹介
第三子で生後3ヶ月目に1か月間取得したパパの場合(Aさん)
1人目2人目の時は生後3か月が一番育児負担が重かった経験があったため、3人目はそのタイミングで育休を取りました。
Aさんの体験談をより詳しく紹介
まとめ
長く育休を取得するパターン、短期集中で取得するパターン、様々なパターンのメリット・デメリットが見えてきましたか。
子どもが生まれるタイミングは、家族のあり方が大きく変わるタイミングです。どのように子育てをしていきたいのか夫婦で話し合ういい機会ですので、ゆっくり時間をとってみてはいかがでしょうか。
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