先輩ママの保活体験談|入園前説明会で感じた”大きなギャップ”。保育園経営者でも保活を失敗して転園した2児のママの話

先輩ママの保活体験談|入園前説明会で感じた”大きなギャップ”。保育園経営者でも保活を失敗して転園した2児のママの話

えんさがそっ♪では、実際に保活を行ったママ・パパたちにインタビューを実施しています。保育園を決めるまでに何を行ったか、どのように園を決めたか、実際に保活をして感じたことなど、参考になるエピソードを紹介しています。これから保活を行う方は、ぜひ目を通してみて下さい。

園見学と入園前説明会で”大きなギャップ”を感じ、転園した2児のママの保活エピソード

塚村さん(30歳)
職業:保育施設経営者
お住まいの地域:大阪府
家族構成:パパ・ママ・子ども2人(2歳・0歳)

転園したときも含めて、保活の流れを大まかに教えてください!

2人目の保活はまだなので、1人目の時の保活についてお話しします。
大阪市では認可保育園の1次申込が10月なので、8月から9月の間に園を調べたり見学に行ったりしました。2次申込もあるので、1次は第一希望の1園のみで申込をしたのですが、そこで内定が決まりました。でも、入園前の説明会でギャップを感じてしまい、入園後すぐに転園届を提出して、翌月5月から別の保育園に転園しました。

塚村さんの保活の流れ

認可保育園に選択肢を絞って4月入園の申込を決めるまで

最終的に認可保育園に決められたとのことですが、最初は認可保育園以外の選択肢も考えていましたか?

もちろん他の選択肢も考えました。近隣に幼稚園が多いため、幼稚園という選択肢も頭に入れつつ、まずは0-2歳の間に預ける先として、保育園・インターナショナルプリスクール・幼児教室のどれにするかで悩みました。ただ、インターナショナルプリスクールや幼児教室は1歳児クラスからしか入所できないところがほとんどで、仕事の都合も考えると、必然的に保育園への入園を選択することになりました。

園見学は認可外保育園も含めて行いましたが、最終的に決定したのは認可保育園でした。

認可外にも見学に行かれたんですね!見学に行く園はどのように選定して、最終的に何園くらい回られましたか?

認可保育園3園と認可外保育園1園の計4園を回りました。
家からの近さ・通いやすさを基準に見学に行く園を選び、各園に電話しました。私が電話した園はすべて見学の日時に指定があったため、日程を調整してから伺いました。

自分の経営している園ではWebで見学予約を受け付けていることもあって、日中育児で大変な中、園にわざわざ電話をするのは結構ハードルが高いなとも感じました。

実際に4園見学される中で、どのようなことを確認して志望順位を決めていったのでしょうか?

正直、自分が保育施設を経営しているということもあって、ある程度の知識もあったので、見学時は保育施設側からの説明を一方的に聞くことが中心になっていました。「安心安全に通わせることができるならどこでもいい」という気持ちがあり、細かいことを質問することもありませんでした。

それもあってか、どこも一長一短といった印象で、優劣をつけるのが難しく感じました。そんな時に、近くに住む先輩ママから「この保育園いいよ」という意見を貰ったので、その園に申し込むことを決めました。1次申込で落ちても2次申込があるので、1次申込はその園の名前だけを記載して提出し、結果的には1月頃に内定通知がきて、4月から入園することが決まりました。

第一志望だった保育園をわずか1か月で辞めて転園した理由

すんなり入園先が決まった印象を受けましたが、その後結果的に転園をされたのは何がきっかけでしたか?

入園前の3月に保護者を集めた説明会があり、そこで聞いた内容が園見学の時に聞いていなかったような内容ばかりでした。例えば、おしりが荒れても絶対に布おむつじゃないといけなかったり、ミルクの種類も園指定のもの以外飲ませてもらえなかったり、毎月上乗せの徴収金があったり(見学時に聞いていないお金が発生!)、、、と、驚くことばかりでした。

特に、私自身が経営している保育施設では”当たり前”だと思っていたことが、実施されていないことも多く、「当たり前だから」と思わずに見学時に色々と確認しておくべきだったと感じました。

先輩ママに改めて話を聞いたところ、「この保育園いいよ」と言ったのも、家から近くて送り迎えがしやすいという意味だったこともわかりました。同じエリアの先輩パパママと交流する機会も少なく、しっかり情報収集しきれていなかったことを後から痛感しました。

入園前説明会で”大きなギャップ”を感じられたんですね。そこから転園するために再度保活を行ったのですか?

入園前説明会の話を聞いてすぐに「これでは子どもを安心して預けることができない」と感じて、夫と相談しました。入園説明会は3月に行われたので、時期的に4月に入園する先を変更するには間に合わず、5月に転園することを決意しました。大阪市では、転園希望月の前月頭に届け出をしなければならないため、すぐに転園届を提出することにしました。

転園先は、自宅前にある保育園に決めました。園見学には行っていたのでイメージも沸いていて、安心感もありました。別の先輩ママからいい話を聞いていたのも決め手になりました。園長先生に電話をして、事情を話すと「すぐにおいで」と言ってもらえて、とても安心しました。

入園前説明会から入園式までの1か月間は本当に不安だらけで、登園期間の1か月間も苦痛でしたが、今の保育園に入れてとても満足しています。

転園先の園長先生もいい人そうで、スムーズに転園できてよかったですね。今の園では、入園後のギャップなどを感じませんでしたか?

いい意味でのギャップはありました。
実は園見学に行った際、その保育園は園庭もないので、「子どもがのびのび過ごせるのだろうか?」と少し疑問を感じていました。でも実際に通ってみると、フロアが分かれているので、用途に応じて移動して遊んでいたり、園庭がない分散歩が多かったりと、子どももとても楽しそうに通っているので本当に転園して良かったと感じています。

保活全体を通して感じた後悔とこれから保活される方へのアドバイス

紆余曲折あった保活の中で、もっとこうしておけばよかったと思うことはありますか?

自分の中の「当たり前」がすべての園で「当たり前」だと思わずに、もっと色々と確認しておくべきだったと思っています。実際園見学に行ってみて、どこも優劣がつけがたいと感じてしまったのもすごく勿体なかったので、事前に確認しておくべきポイントは整理しておいたほうがよかったと思いました。

ただ、何事も情報を鵜呑みにするのは良くないですね。例えば、園を見学する時期から入園までに半年~1年ほど期間があるので、”保育士の人数”ひとつとっても、入園児には状況が大きく変わっている場合があります。私たちは、先輩ママの「いい」という言葉を「何がいいのか」まで確認せずに鵜呑みにしてしまったりしたので、園見学に限らず、本当に幅広く情報は集めたほうがいいなと思いました。

近くの保育園の園名を検索しても、上の方のサイトをいくつか確認するだけで留まってしまっていましたが、口コミを確認したり、近隣のパパママと情報交換をしたり、となるべく多くの情報を得るようにした方が良かったですね。

最後に、これから保活をされる後輩パパママに保活のアドバイスはありますか?

転園のための保活は結構大変ですし、「転園したい」と思いながら登園し続けたり、入園まで待つのは心労が絶えません。できることなら、最初からいい園に入れるのがベストだと思います。

園見学の際に色々と質問するのもなかなかしにくいとは思いますが、後悔しないように、聞きたいことは細かく確認しておくべきかと思います!また、できる限りの情報を集めて、できれば口コミなど先輩パパママの生の声を確認できるといいと思います!

皆さんが保活されるにあたって、私たちの経験が少しでも参考になれば嬉しいです。

まとめ

今回は、保育園経営者でも保活に失敗し「入園前と後のギャップ」を感じて転園した塚村さんの保活エピソードをご紹介しました。

”どうやったら成功するか”ではなく、”これをして失敗した”という具体的なお話しは、これから保活をされるパパママにとって、参考になる点がたくさんあったのではないでしょうか。

『えんさがそっ♪』では、入園後のギャップを極力減らすために、各保育施設に見学に行かれたことがある、もしくは在園した経験のある保護者のリアルな口コミを掲載しています。

施設の口コミがみれる
各保育施設の詳細ページから確認できるので、是非チェックしてみてください。

また、既に保活を実施された方は、是非口コミの投稿にご協力をお願いいたします。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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