自宅から遠い保育園でも入園できる?メリット・デメリットとともにご紹介

自宅から遠い保育園でも入園できる?メリット・デメリットとともにご紹介

自宅から遠い保育園は避けてしまいがちです。しかし、何らかの理由で自宅から遠い保育園に通うケースや、あえて遠い保育園を選ぶケースも考えられるでしょう。

本記事では、自宅から遠い保育園に通うメリットやデメリットをご紹介します。自宅から遠い保育園に通う可能性が考えられる方は、ぜひご覧ください。

自宅から遠い保育園も入園できる

自宅から遠くても、同じ自治体にある認可保育園であれば、入園することは可能です。自宅から遠い保育園は避けがちですが、希望とする保育をしてくれる保育園であれば、保育園申込みの際の希望園に含めるのもおすすめです。

同じ自治体にある保育園であれば入園可能

同じ自治体にある認可保育園であれば、自宅から遠くても入園は可能です。自宅から近い保育園ばかり希望園に記入してしまうと、希望園の数が少なく、選考に漏れてしまうおそれも考えられます。

認可保育園に必ず入園したいという強い意志を持っているのであれば、条件に合う遠い保育園も希望園に含めるといいでしょう。

保育園によっては隣接区からも通えるケースがある

住んでいる自治体でなくても、入園できる認可保育園があります。

例えば、東京都中野区ですと、3つの認可保育園と1つの認定こども園に、他自治体からも入園が可能です。しかし、どの施設も求職中の場合は不可となるうえ、認可保育園の1つはお隣の練馬区民のみ申込みが可能です。

このように、住んでいる自治体以外でも、認可保育園に入園できるケースがあります。お隣の自治体や、勤務先のある自治体の保育園情報を調べてみましょう。

参照:中野区|区外の保育所の申込みや区外からの申込み方法

自宅から遠い保育園に入園するケース

自宅から遠い保育園に通うことになるケースには、どんな理由が当てはまるのでしょうか。どの家庭にも、自宅から遠い保育園に通う可能性があるため、確認しておきましょう。

自宅近くの保育園の入園希望が通らなかった

自宅から近い保育園を上位に希望していたとしても、必ずしもその保育園に入園できるとは限りません。人気の保育園の場合、倍率が高く、入園が難しいケースもあるでしょう。

このような場合、下位に記入していた自宅から遠い希望園に、入園が決まることが考えられます。

自宅から遠くても保育園が魅力的だった

自宅から遠い保育園であっても、希望する保育を叶えてくれる保育園だとしたら、あえて通いたいと思う方も多いでしょう。

例えば、兄弟がいないため、年の違う子どもとの関わりがないと悩んでいる家庭の場合、異年齢保育を採用している保育園に魅力を感じるかもしれません。自宅から遠くても、異年齢保育を行う保育園に通うと決める家庭もあるでしょう。

このように、保育園の方針に魅力を感じたことで、自宅から遠くても、あえてその保育園を希望する家庭も考えられます。

引っ越しをしてもそのまま同じ保育園に通うことにした

保育園に通っている途中で、引っ越しをすることもあるかもしれません。仕事の都合で引っ越しをする、マイホーム購入にあたって引っ越しをすることも考えられます。

しかし、引っ越しと同時に保育園を転園してしまうと、子どもは大きな不安を感じてしまうおそれもあるでしょう。そのため、同じ自治体内の引っ越しであれば、通っている保育園が自宅から遠くなっても、そのまま通い続けるという選択をする家庭もあります。

隣接区の場合や、子どもが年長の場合は、引っ越した先の自治体が異なっても、転園せずに通い続けられるケースもあります。自治体によって規定は異なりますので、確認してみましょう。

職場近くの保育園に通わせたい

自宅の近くよりも、職場の近くの保育園に通わせたいケースもあるでしょう。勤務している企業が保育園を運営しているのであれば、そちらの方が魅力に感じる方も多いかもしれません。

また、職場の近くの方が、すぐにお迎えにいけるメリットがあります。
例えば、勤務終了が18時で、自宅までおよそ30分かかるとします。このスケジュールですと、自宅近くの保育園の場合は、有料で延長保育の利用をしなくてはいけない可能性が考えられます。
しかし、職場近くの保育園であればすぐにお迎えができるため、延長保育の利用をしなくてもいいというメリットがあるのです。

このような理由から、自宅よりも職場に近い保育園を選ぶ方もいます。

自宅から遠い保育園に通うのが大変な理由

自宅から遠い保育園に通うのは、非常に大変です。週5もしくは、週6で通うことになる保育園、遠いと送迎に多くの時間をかけることになるでしょう。

ここでは、自宅から遠い保育園に通うのが大変な理由を3つご紹介します。

毎日の送迎に時間がかかる

先述した通り、毎日の送迎に時間がかかります。朝、自宅を出る時間は早くなるでしょうし、お迎えから帰宅する時間も遅くなってしまうでしょう。

また、雨の日の送迎は自宅から近くても大変ですが、自宅から遠い保育園の場合は、より大変で辛い思いをしてしまうでしょう。

緊急時のお迎えなどにすぐ対応できない恐れがある

緊急時のお迎えに、すぐに対応できない可能性が考えられます。勤務先からすぐに迎えに行けたとしても、自宅に帰るまでに時間がかかるため、子どもの風邪や、自然災害時に大変な思いをしてしまうおそれがあるでしょう。

自宅で過ごす時間が減ってしまう

送迎に時間がかかるため、朝早くに自宅を出る、そして夜自宅に帰るのが遅くなることが考えられます。そのため、自宅にて家族で過ごす時間が減ってしまうでしょう。

自宅から遠い保育園に通うことで得られるメリット

自宅から遠い保育園に通うには大変な思いをすることが多いと思います。しかし、メリットと捉えられることもあるため、ここでは2つご紹介します。

電車やバスに乗れて子どもが喜ぶ

自宅から遠い保育園に、電車やバスなどの公共交通機関を使って通う場合、子どもは喜んでくれる可能性が高いでしょう。

しかし、満員電車に乗らなければ時間通りに通えない可能性もあり、大変な面も考えられるため、ご注意ください。

子どもとの寄り道を楽しめる

保育園から自宅へ帰るまでの道のりが長いため、子どもとの寄り道を楽しめるのではないでしょうか。時間がある時は、普段行かない公園に寄ってみたり、お買い物をしてみたり、子どもとの特別な時間を過ごせるメリットもあるでしょう。

自宅から遠い保育園をやめたい場合

自宅から遠い保育園に入園したけれど、やはり大変な面が大きいことから転園したいと考える方もいるでしょう。

ここでは、自宅から遠い保育園をやめて、別の保育園に入園するための流れをご紹介します。

1.自宅近くの保育園の空き情報をチェックする

まずは、自宅から近い保育園に空きがあるのか、チェックしてみましょう。自治体では、月ごとに保育園の空き情報を公開しています。

また、最新の空き情報を知りたい場合は、役所の保育課に相談に行くのもひとつの手です。

2.空きのある保育園の見学に行く

定員に空きのある保育園が見つかったら、保育園に見学の予約申込みの電話をしましょう。予約が取れたら、実際に保育園の様子をしっかり見に行ってください。

保育園の見学については、以下の記事にまとめてあります。こちらもご覧ください。
>>保育園の見学で確認するべきポイントとは?準備すべき物や注意点を解説

3.自治体に転園の手続きをする

気に入った保育園が見つかったら、自治体に転園の手続きを取りましょう。それぞれの月で、転園申込み書類の締切日が設定されています。この期日を守り、転園に必要な書類を提出しましょう。

転園可否の結果が届いてから、実際に転園できる日まであまり時間がありません。転園の準備を急いでする必要があるため、注意しましょう。

途中入園については、以下の記事にまとめてあります。こちらもご覧ください。
>>途中入園の保活の進め方とは?手続き方法とあわせて途中入園のメリットやデメリットを解説

まとめ

自宅から遠い保育園に通うケースも、実は意外と多いでしょう。しかし、遠いからといって悪いことばかりではありません。希望の保育が叶う可能性もあるため、遠いからといって排除せずに、保育園の方針や保育の内容を確認してみましょう。

遠い保育園に通うのが思った以上に大変で、転園を考えている場合は、自宅から遠い保育園をやめたい場合の流れを確認し、早めに動き出すのがおすすめです。

自宅から遠い保育園に通う場合は、事前にメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。知っておくことで準備もできるため、ぜひ確認しておいてください。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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