保育園の登園時間は何時から?登園・降園時間の注意点を解説

保育園の登園時間は何時から?登園・降園時間の注意点を解説

保育園には、何時に登園できるのか、その決め方はどうなっているのかなど、登園時間に関する疑問を持っている方も少なくありません。就労時間から逆算して登園時間を決めるケースが一般的ですが、少し余裕を持った登園時間を設定しておく必要も考えられるでしょう。

そこで本記事では、保育園の登園時間について解説します。登園・降園時間の注意点も詳しくご説明しますので、確認してみてください。

通う保育園により登園可能時間は異なる

保育園によって、登園可能時間は異なります。というのも、保育園ごとに基本保育時間(開園時間)が異なるためです。

保育園が開園する時間以降にしか、登園はできません。そのため、入園申込みをする前に、登園予定時間に開園している保育園を探す必要があるといえるでしょう。

基本保育時間を確認する

保育園の基本保育時間を確認してみましょう。基本保育時間の始まりの時間から、登園が可能です。

保育園によって、7時15分から開園するケースもありますし、7時30分に開園するケースもあります。7時15分に登園したいと思っても、7時30分に開園する保育園の場合は、希望を叶えられないでしょう。

延長保育時間も調べておく

基本保育時間だけでなく、延長保育時間も確認しておきましょう。延長保育時間も、保育園によって異なります。

19時15分までしか利用できない保育園もあれば、20時15分まで延長保育をお願いできる保育園もあります。

仕事の都合で、お迎えに行く時間がいつもよりも遅くなってしまう可能性が考えられる場合は、何時までの利用が可能なのかを調べておく必要があるでしょう。

家庭ごとの状況で登園可能時間は異なる

家庭ごとの状況によって、登園可能時間が異なります。保育園を利用する家庭によって、保育標準時間と保育短時間に分かれます。つまり、保育園を利用できる時間が異なるのです。

保育標準時間と保育短時間の違い

保育標準時間の場合、保育園を利用できるのは最大11時間です。一方で、保育短時間の場合、保育園を利用できるのは原則8時間です。

それぞれの保育園の利用時間の例をご紹介します。

保育標準時間:8時から19時(一部延長保育)
保育短時間:9時から17時

このように、保育園を利用できる時間が異なります。
それぞれに分ける条件は自治体によって異なりますが、一般的には就労時間によって、保育標準時間か、保育短時間か決められます。

教育・保育給付支給認定通知が届いたら、保育標準時間なのか、それとも保育短時間なのかも確認しておきましょう。

保育園の登園時間で注意するべき4つのポイント

保育園の登園時間で、注意すべきポイントを4つご紹介します。なんとなく登園時間を決めてしまうと、後々大変になることもあるでしょう。

事前に注意すべきポイントを確認し、心構えをしておきましょう。

何時までに登園するのか決められている保育園が多い

保育園によって、「何時までに登園してください」と決められているケースが多いでしょう。
子どもの生活リズムを作るためにも、遅くても9時までには登園してくださいという保育園もあれば、9時30分までに登園すればいいですよと伝えられる保育園もあるでしょう。

また、勤務開始時間と通勤時間を差し引いた時間で、登園するように決められているケースも考えられます。例えば、勤務開始時間が9時で、通勤におよそ1時間かかるとします。その場合、保育園を利用できるのは8時からとなるケースもあるのです。

そのため、何時までに登園すればいいのかは、保育園に確認する必要があります。

いつもと登園時間が異なる場合は保育園に連絡を

いつもと登園時間が異なる場合は、保育園に連絡をしましょう。保育士の配置基準が定められているため、普段は9時に登園するのに、その日だけ7時30分に登園するとなると、保育士が足りなくなるおそれがあるのです。

反対に、小児科を受診してから保育園に行く場合など、いつもより遅い時間に登園する日も、事前に連絡する必要があります。いつもの時間に登園しないと、保育園側は「何かあったのでは?」と心配してしまうでしょう。

理由とともに、遅刻する旨も必ず連絡をしてください。

雨の日など状況によって異なる場合は保育園に相談する

雨の日などの状況によって登園時間が異なる場合は、事前に保育園に連絡をしておきましょう。

普段は自転車を利用して8時に登園するけれど、雨の日は公共交通機関を利用する関係で7時30分に登園しないと、仕事に間に合わないというケースも考えられます。

その都度連絡する必要があるのか、それとも事前に伝えておけばいいのか、保育園に確認しておきましょう。

登園には想像以上に時間がかかることを考慮しておく

子どもと一緒に保育園に行くのは、想像以上に時間がかかると考えられます。登園前に子どもが愚図って自転車に乗ってくれないこともあるでしょう。また、歩いて登園できる距離だとしても、道に落ちているものに常に反応しながらの登園は時間がかかります。

可能であれば、余裕を持って登園時間を設定するのがおすすめです。

保育園の降園時間で注意するべき3つのポイント

保育園の登園時間だけでなく、降園時間にも注意しておかなくてはいけません。降園時間も家庭ごとに異なるため、どのように決めるのか、さらには延長保育を利用する可能性があるのかも、保育園と相談しておきましょう。

ここでは、降園時間に関する注意すべきポイントを3つご紹介します。事前に保育園と相談する必要があるケースも考えられるため、確認しておきましょう。

延長保育の申込みの締切を確認

延長保育を利用する場合、申込みの締切日を確認する必要があります。例えば、東京都新宿区の場合、延長保育を利用する前月25日までに「何日」「何時間」利用するのかを予約することになっています。

それぞれ自治体や保育園によって申込みの締切日が設定されているので、事前に確認し、その日までに予約をしておくようにしましょう。

参照:新宿区|延長保育の種類

延長保育の利用頻度が高い場合は月極の契約をするのも手

延長保育は、「日額利用」と「月額利用」があります。利用頻度が高い場合は、月極の契約をした方がお得に利用できるケースが多いため、月額利用の申込みをしておくといいでしょう。

あわせて、補食の有無も確認しておきましょう。

料金や申込み方法は自治体により異なります。自治体の保育課に確認してみましょう。

急なお迎え時間の変更は早急に保育園に連絡をする

延長保育の申込みをしていない場合でも、急な残業や公共交通機関の遅延でお迎えが遅れてしまうことも考えられます。事前に伝えているお迎え時間に遅れそうなのが分かった時点で、すぐに保育園に連絡をし、その旨伝えるようにしましょう。

急な延長の場合、補食対応は不可と考えられますが、延長保育は対応してもらえるでしょう。何よりも、すぐに保育園に連絡をし、何時くらいのお迎えになりそうなのかを伝えてください。

まとめ

保育園の登園時間は、保育園によっても、家庭によっても異なります。入園前の面談時に、登園時間について、保育園側と相談して決めましょう。

また、普段と違う登園時間、降園時間になるおそれがある場合は、必ず保育園に連絡をしてください。
保育園側との信頼関係を築くためにも「少しくらい大丈夫かな」と思わずに、必ず連絡を入れるようにしましょう。

子どもも保護者も安心して保育園を利用できるように、登園時間に限らず、保育園と細かく連絡を取ることをおすすめします。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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