こんにちは。園長 舩田紀江と申します。
保育園はお子様を預かるところというだけでなく、ご家族の皆様と健やかな成長を見守り、一緒に喜び合うところだと思います。
私事ですが、息子はアトピーを乗り越え、保育園に入りましたが、咽喉と鼓膜の状態が悪く、在園中に三度の施術をしました。
子どもの健康状態を常に把握し、お友達と比較せず、その子に合ったスピードで個性を認め、励ましながら伸ばしていく大切さ。
そして、生活リズムを作り、勉強する時間を設け、毎日続ける習慣を身につけさせる事で「学ぶ楽しさ」を知ることができるということです。
自慢になりますが、息子はお友達に勉強を教えるのが得意で「博士」と呼ばれていました。
ストップウォッチを片手にゲーム感覚で毎朝百マス計算をやり、漢字も同様にしていました。
繰り返すことで脳に勉強の回路ができるのですね。
高齢出産だったので、早く自立心を持たせたいと何でも自分で考え、選択し、行動させました。
愛情をいっぱい注いだ息子は誰にでも愛を持って優しく接していました。
そんな息子が8歳で交通事故に遭い、私は息子を抱きしめることができなくなってしまいました。
私の育て方は息子に恥じないものだったか、振り返る日々が続き、特に保育園時代に反省が残りました。
在園中、私が疑問を持ちながらも預かってもらっている立場上、園に望む保育を発言しなかったことです。
それから、私は子どもの病気、成長過程の対応、子どもの心理などをたくさん勉強しました。
皆が同じことをして「できる子」「できない子」のレッテルを貼るような保育は、子どもの成長の芽を摘んでしまいます。
「幼児教育こそが未来の社会を創る」と息子から学んだことを活かし、愛を持って一人一人の違いを大切にし、子どもの力を引き出す保育を目指し、取り組んでまいります。
よろしくお願いいたします。