メッセージ
「子どもたちのために何かできることはないか」という思いから子育て支援に携わり『社会福祉法人 大きな家族』を設立いたしました。
保育者の立場から子どもたちに関わる中で、多くの子どもたちが親など大人から認めてもらいたい気持ちから、誰もがお利口さんを演じていることに将来の不安を感じることが多くありました。
本来、子どもは様々な経験の中で考え悩み、子ども自身で答えを見つけていきます。時間をかけて着実に一歩一歩。
大人の都合の良い子を早期に作り上げることで、人間として大切にしていくべき思いやりなどの気持ちの成長を止めてしまう。気持ちや心を理解できないまま育つことが、いじめ・ひきこもりなど昨今の社会問題につながっているように思います。
乳幼児期から「みんな違って、みんないい」と個性をありのままに受け止め、一人ひとりの成長テンポに寄り添うことが、本当の生きる力になると考えます。
保育理念/保育方針
《保育方針》
《小さな規模だからできる家庭的環境》
私たちの保育園はどれも小規模な園ばかりです。それは心地よく過ごしつつも自からを成長させるに相応しい家族形態を意識しているためです。
昔の日本の家族形態は、おじいさんおばあさんから孫や曾孫までの3世代以上が一緒に暮らしていた時代がありました。また隣近所で協力して仕事も子育ても行われておりました。ですから時には我が家の赤ちゃんを隣のお姉さんが背負ったり、子どもたちが近所のおじさんから叱られたりもしました。
大人たちは自分の子と他人の子を分け隔てなく公平平等に扱い育て合っていたようです。そのような多くの愛情が子どもたちに注がれる大家族を理想として保育園を考えています。
《きめ細かい保育》
一斉保育は子どもたちに同じ事をさせ、一見すると整った保育を展開しているかに見えます。また保育者はあまり考えることなく楽に保育を進めることができ、あたかも立派な保育ができているような勘違いを生みます。
場合によっては一斉保育を使うことはありますが、主に行うことや偏ることは、子どもたちから個性や考える力を奪い、大人の都合の良い画一的な人間を生み出す危険性を含んでいるように思えます。
一方、自由保育は子どもたちが個々で思い思いに活動するため、表面的な整いはありませんが、子どもが主体的に遊びを展開することで常に考えをめぐらせ、問題や課題に当たっても乗り切る意欲を持つことができます。
保育園では自由保育を基本に、一人ひとりの成長に目を向けて保育計画を作成し、都度確認と方向を検討しながら保育を進めていこうと思います。
保育時間
| 開所時間 | 保育標準時間 | 保育短時間 | |
|---|---|---|---|
| 平日 | 7:00～20:00 | - | - |
| 土曜 | 7:00～18:00 | - | - |