当園は、内閣府の子ども子育て支援事業の1つである企業主導型保育園です。社会における女性活躍を政府が後押しし、イクメンやイクボスといった男性の育児参加が一般的となってきた世の中である一方で、待機児童問題などにより、ワーキングマザーの活躍の幅にはまだまだ制限があるのが実情です。また、子どもが保育園に入れればワーキングマザーたちは思いっきり仕事ができるかといえば、そうではなく、質の高い保育とともに求められるのが幅広いサービスであると感じます。私自身も過去に東京で一企業に属し、育児と仕事の両立に奮闘してきました。その経験を生かし、安全で安心して預けられることはもとより、保育園に通わせることで生じる負担をいかにクリアしていくか、子どもたちにとって最良の保育をどう提供するかを考えました。子どもの月齢が低ければ低いほど毎日の持ち物も多く、保育園から帰ってからのお母さんの負担は大きい。兄弟がいたり、双子だったりするとなおさらです。
合川みらい保育園のコンセプト【てぶら保育園】は、働くお母さんの声をカタチに、保育園に必要な準備物を極限まで減らし、仕事・家事・育児の両立で余裕がなかったお母さんたちに余裕ができ、本当はやりたかった子ども達とのより深いコミュニケーションの時間がとれたり、お母さんが笑顔で過ごす時間が増えたり、その時間が翌日の仕事への糧となり、家族のため、子ども達のため、また自分自身のため、そして、この町のためにもなると考えました。
また、定員40名という小規模でもなく大規模でもないコミュニティの中で、すべての職員が子どもたちと深く関わり、子どもの持つ無限の可能性を引き出せる保育活動を取り入れていくことで、個の成長を尊重し、創造性が芽生える保育につなげていくことを可能とします。
さらに、弊社が得意とする飲食事業の強みを生かし、栄養満点でおいしい給食の提供はもちろんのこと、食べ物を見る、知る、育てる、といった食育に力をいれ、楽しく食べることの大切さや食に対する感謝の気持ちを育む企画を盛り込みます。また、イベント事業で培った様々な人脈を活かし、アーティストとの出会いや絵を描く、音楽に触れる、といった活動をとおして、子どもたちの創造力の幅を広げる、みらいにつなげるお手伝いをしたいと考えております。
小学校就学前の人格形成期と呼ばれる時期を合川みらい保育園で過ごすことで、多くの出会いや体験に満ちた、心がわくわくする保育園運営を実現させるべく、保育園スタッフ一同尽力して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。