北光幼稚園

「大きくなったら、アイスクリーム屋さんになりたいです!」
「ぼくは、化石博士!」「わたしは、北光幼稚園の先生になりたい!」
毎月のお誕生会のときに、年長の子どもたちへのスペシャルインタビューで、大きくなったらなりたいものを聞いています。人気のキャラクターやスーパーヒーローになりたい子もいれば、具体的な職業名をあげる子もいます。
子どもたちの興味や関心は、日常のあそびの中から育まれていきます。幼稚園の中で繰り広げられる「おままごと」や「おみせやさんごっこ」。園庭では熱心に「化石(のような石)」を集める「発掘ごっこ」やダイナミックに砂や土を掘る「工事ごっこ」が繰り広げられます。子どもたちのあそびの可能性は無限です。もちろん、あそびがそのまま将来の職業に結び付くわけではありませんが、子どもの時代に「面白いな!」と思える体験をすることは、とても大切なことです。そして、北光幼稚園では、よりたのしくあそべるように、子どもたちと一緒に考えたいと思っています。
さて、コロナ禍と言われて3年目となりました。今年も感染症対策を取りながら、日々の保育や行事に取り組んでまいります。子どもたちの生活の中にも、マスクはすっかり定着しました。ただ、マスクを着用してはいますが、子どもたちのあそびのパワーは落ちることはありません。汗だくになって走り回る子どもたちは、いつも通りに元気いっぱいです。ウィズ・コロナの時代と言われますが、北光幼稚園では、「コロナだから出来ない」のではなく「コロナだけど出来る」ことを考えて日々の保育を進めたいと考えています。
今は、みんながそろっての行事も、なかなか持ちづらいのですが、それぞれのクラスの中で、たっぷりとあそんで、たっぷりとかかわって、仲間をつくり、共に成長していくことを願っています。また、異年齢でのかかわりも大切にしたいと考えています。年上の子たちは年下の子のお手本としてがんばることはもちろん、年下の子たちも憧れをもち、そしてお手本を見ながら、見通しをもった生活をしていきます。
私は、子育てにおいて「共に育つ～共育」ということが大切だと考えています。幼稚園で、そして家庭で子どもは育っていきますが、同時に親も一緒に育っていくのだと思います。お子さんが仲間や保育者と関わることを大切にして、北光幼稚園が共に育つ「チーム」になっていくことを願っています。
また、今年は「幼保連携型認定こども園」への移行を進めることになります。いろいろなところで、ご不便、ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、保護者の皆様、地域の皆様には、一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。