ひばり乳児園

食の安全

安全の面から残留塩素を含んだ水道水は食器・調理機器洗いだけに使用し、炊飯、煮物、汁物、ミルクの水はサントリーの「南アルプスの天然水」を使用しています。

お米は契約農家さんから完全無農薬の新潟県岩船産『コシヒカリ』を直送してもらい、安全においしく食べています。

野菜は「おうちコープ」の有機野菜を使用します。

肉類はゲノム編集されていない国産の肉をおうちコーポより今年の9月から購入しています。

味噌は無添加の麦みそ、醤油は減塩醤油を使っています。「だし」は伊豆下田の山田鰹節店から無添加の鰹節、煮干しを直接購入して使っています。昆布も無添加の利尻か羅臼の昆布を産地より直接購入し使っています。

おひたしなどのかけ汁は、生醤油ではなく上記の鰹節等を使って自家製のかけ汁を造り、スプレーを使ってかけます。

食を通じての健全な発育

乳幼児期(特に3歳迄)の食生活は将来の食生活に強く結びつき、成人した時の生活習慣病と深く関係することにより、以下のことを行っています。

・味付けはすべて減塩・薄味にしています。
・カルシウム不足を補うため汁物には煮干しを入れ、午前のおやつに毎日一匹丸かじりしています。煮干しの苦みが脳に一番良い刺激を与え、苦いものを食べることによって嫌なことから逃げずに克服していく力を獲得していきます。
・第二の脳と言われる大腸の腸内フローラの環境を整えるべくニッスイの「みんなの味方DHA」を飲んでいます。その後の学校生活においてトラブルを抱える子の多くに腸内フローラが良くなかったことが報告されています。
・食べ物の好き嫌いをしない。
その子の健康状態が良くない時以外は完食をします。この時期に好き嫌いを認めてしまえば、その後是正することが難しくなります。時間をかけてでも完食を目指します。現に在園児は毎日完食しています。免疫細胞は産道を通るときに母親から受け継ぎますが、不足分はその後の食生活から獲得していかなければなりません。それも3歳まででそれ以降は獲得するのが難しくなります。このことから3歳までにいろいろなものを食べ、好き嫌いをしないことがその子の将来を考えるといかに大切か分かります。
・献立について
座間市の保育課で作成した献立表に基づいて調理します。
保育課の管理栄養士さんが作成したもので、和食中心になっています。この時期生野菜を摂ることが難しいこともあるので汁物に野菜を多く入れてあり良い献立になっています。

園児の体調管理について

以前、4月入園以降、園でも家でも急に発熱する子がいました。頻繁に早退、休園を繰り返しましたので病院で診てもらいましたが、環境の変化だと診断されました。しかし2ヶ月経っても改善しないので、もし何か隠れている病気があれば早期発見に繋がるので、園では日々3回の検温をこの子には数回増やして、また母親には休園した時の家での検温を知らせてもらい園の理事長がデータ化しそれを持って再度受診したところ、大病院を紹介された。その検査結果は異常なしでしたが、3ヶ月後再度新しいデータで判断することになった。その後体温は高いけれど急な発熱が減ってきていることもあり、この子については体温が38度(通常は37.5度になると親に連絡する)までは園生活をしても良いとの診断書を貰って、安心して通園させることが出来ました。個々の親御さんと協力して体調管理に当たります。
このように保育士である園長、他に2名の保育士、1名の調理員並びに理事長と5名の園児で楽しく、元気に過ごしています。