恵泉こども園

自然の中で感じる

○大きな自然の中で
恵泉のすぐ左手には桜やどんぐりが拾える親しみのある林の小金町公園。右手には2つの砂丘湖が自然林に囲まれ、奥深いじゅんさ池公園。この2つの公園の豊かな自然環境は四季の息づかいや変化、美しさや怖さを全身で感じ感性を育ててくれます。いつも訪れるこの風景が自然を愛し、自然を守る人へと導いてくれると願っています。
○園庭の小さな自然の中で
園庭には直接、手に取り触れられる自然があります。時季によって摘む花、捕る虫は変化し、雨の後の砂や土は変わり、園庭は日々変化があります。変化は子どもに刺激を与え新しい遊びが生まれ探求心が育ち、何よりも豊かな感性、感じる心は豊かな土となり豊かな実をつけます。又、園庭の山・坂やチャレンジを誘う遊具で思いきり体を動かし挑戦する力を培います。

自分らしく表現することを楽しむ

「人は表現しながら生きることを基本とする」私の表現?と大人はハッとします。子どもは物やできごとに出会って心が動くと連動して表現します。自分が育てたキュウリは描きたくなり、大好きな音楽で踊りだし、おでかけした様子を表情と言葉で伝えにきます。「その子にはその子の表したい内容があり、その子の表現がある」のです。その子の「自分らしさ」に目をとめ、「見て、見て!」「聞いて、聞いて!」という子どもの表現を大切にしています。表現の楽しさは遊びにつながり更に表現力は高まります。

製作コーナーで素材や道具と関わり仲間と関わる

各保育室に製作コーナーを設け「作る」という表現を大切にしています。コーナーには多種多様な素材や道具の環境を充実させ、子どもが主体的に必要な素材を選び、忍耐強く向きあった道具を使い工夫しながら自分のイメージを作って表現します。又、コーナーでは仲間と互いの表現を見合い更におもしろい共通のイメージが生まれ、協力し合って目的を達成しようとします。その中で対話し、信頼し、人間関係を深める力を養います。個が豊かに表現し、力を発揮することで集団も豊かに形づくられることをめざしています。