メッセージ
太平寺幼稚園は、昭和53年に開園し、56年に本館2階部分の増築、57年にプール棟の増築を行いました。
開園以来、2000人以上の卒園生を輩出し地元の方からもとんがりお屋根の幼稚園と親しまれてきましたが、いたる所に老朽化が目立ってきました。
2011年3月に東日本大震災があったこともあり、園舎の安全性を確保することは必急の課題となり、子どもたちが安心して生活できる幼稚園にするため、平成24年度の夏休みより、本館の解体と新園舎の建築、プール棟の耐震補強並びにリニューアル改装工事を行うことになり、平成25年2月にあたらしい園舎が完成しました。(プール棟は本来、新耐震基準の建物のため、耐震診断は必要ありませんが、太平寺幼稚園では、子どもの安全確保のため耐震診断を行い、現行の建築基準に沿った耐震補強を行いました。)
あたらしい園舎
あたらしい園舎は、木造平屋建てのシュタイナー建築です。設計は、京田辺のシュタイナー学校を設計された伊藤設計室にお願いしました。設計士の先生には、幼児期の子どもたちが普段生活する場として、ふさわしい、子どもたちが安心して落ち着けるような園舎にして欲しいとお願いをしました。
保育理念/保育方針
こころとからだのそだち
小さい子どもは自分の体を自分で動かせるようにとても一生懸命に働いています。できないことに繰り返し、繰り返しチャレンジしていき、少しずつ自分の体を自分のものにしていきます。
大人は子どもの成長が楽しみで、少し早く歩くことができるようになると喜んだり、できないと心配になったりします。しかし、無理やり立たせて歩かせることはしないはずです
私たちはその時々の子どもたちに最もふさわしいものを子どもたちに体験して欲しいと思っています。
幼児期にまず必要なことは“からだそだて”です。
子どもは、身体を成長させていくと同時に、まわりのものを全身を使って触ったり、手に取ったりして体全体で世界を知ろうをします。
たとえば、子どもたちが木や貝殻など色々な初めて出会った物にほお擦りをする姿をよく見かけます。そして、子どもたちは繊細な感覚も自分のものにしていきます。泥ダンゴ作りひとつをとってもどのような触感の土や砂をどのような手順で使っていくかと様々な感覚と思考と意志の力を使います。木切れをまな板にしたり、机に見立てて遊ぶことによって、子どもたちの創造力は豊かになっていきます。
将来、自分で感じて、自分で考えて、自分で行動出来る人間になるために、最も必要な環境はなにかということを私たちは常に考えていきたいと思っています。
自然から学ぶ
土を掘って種から植物を育てたり、また、種まきをする為に種集めをしたり、羊の毛を刈って、洗って、梳いて染めて糸にして織物にしてものをつくったり…このような活動では頭ではなく体で自然や人間の営みの根源的なことを体験することが出来ます。このことから子どもたちは見とおしをたてて考えるという事の種を頂くことが出来ます。
太平寺幼稚園ではヒツジやニワトリ、カルガモなどたくさんの動物が飼育され、子どもたちは身近に触れ合うことが出来ます。
ヒツジから採れた羊毛を使って色々なフエルト工作をしたり、逆にお世話をしたりと、いろいろな形で動物との距離を縮めていきます。
動物は命があるからこそ、こころを震わせる体験を与えてくれます。子どもたちにはいのちの不思議さ、もろさ、強さ、尊さを知って欲しいと願っています。
伝承から学ぶ
昔話は、人から人へと伝わってきた伝承であり、その中には生きていくための知恵や道徳、宇宙観が含まれています。幼児期に昔話を繰り返して聞くことにより、子どもたちは人生の色々な場面を乗り越えていく力を得ることが出来ます。また、お話を聞いたり人形劇を見ることを通して『聞く力』を育んでいます。
わらべ歌遊びではみんなで輪になったり、うずまきになりながら、動きの中で音楽を感じます。幼児期には緩やかな動きのなかでメロディーを感じるのが健康的です。そして繰り返しのリズムの中で子どもたちは生命力を高めていきます。
保育時間
| 開所時間 | 保育標準時間 | 保育短時間 | |
|---|---|---|---|
| 平日 | 7:30～18:30 | - | - |
| 土曜 | - | - | - |
特別保育
一時預かり保育 提供時間 8:30～16:30
お仕事や、通院などの場合、預り保育が利用できます。
土・日・祝・お正月休みを除き毎日あります。
午前7時30分より午後6時30分まで開園しています。
保育料
- 保育料
- 令和元年10月より幼児教育・保育の無償化がスタートします。
満3歳～5歳の保育料が無償化されます。
市に申請が必要で、園を通して行います。
無償化は保育料部分のみです。給食費など実費負担部分は今まで通り園に支払う必要があります。
- その他費用
- 入園諸費・毎月の費用
1号認定 2号認定 3号認定
入園諸費 入園準備金 50,000円
検査料 3,000円
バス入会金 3,000円 検査料 3,000円
制服・用品 制服・体操服・教材合わせて
45,000円程度 体操服 12,000円程度
毎月の費用 スイミング代 1,000円
教育・施設充実費 2,000円
給食費 1号 4,000円
2号 6,500円
行事費 都度実費
引き落とし手数料 10円 保育料 堺市が定める額
教育・施設充実費 1,000円
保健衛生費 1,000円
引き落とし手数料 10円
バス会費 距離別 2,500～4,000円
午前保育時に2コース園児
おやつ代 40円/回
預り保育の送りバス 200円/回
(上限1,000円/月) 距離別 2,500～4,000円
16:00からの送りバス 200円/回(上限1,000円/月)
その他 健康会費 年額 200円
年長児修了アルバム代 10,000円 健康会費 年額 200円
延長保育 30分 150円
毎日15:00に延長保育をされている方におやつ 1号のみ 100円/回
入園手続き
- 申込/選考方法
- 随時行なっています。ご希望の方はお電話にて日時を予約してください。
ご希望の方は、バスで送迎させて頂きます。
入園パンフレット・要項をご希望の方は、郵送させて頂きますので、電話でお申し込みください。
設備
- 園庭
-
園庭あり
基本情報
- 施設類型
- 認定こども園
- 住所
- 〒5938314 大阪府堺市西区太平寺249-1 （GoogleMapで見る）
近くの施設
- 電話番号
-
072-298-6855
- 開設年月日
- 1978-01-01
詳細情報
- その他
- 特色
豊かな自然環境
太平寺幼稚園は田畑に囲まれた自然豊かな環境にあります。
田んぼのあぜ道に散歩に行くと、いろんな色の小さな花やカエルやバッタなどの生き物たちが子どもたちを出迎えてくれます。子どもたちは豊かな自然の中で、美しさや変化を感じ多くの事を学び、感性を豊かに育みます。
物語から
人形劇や昔話の語り(ストーリーテーリング)、絵本の読み聞かせをたっぷりと楽しみます。
お話は心の栄養になり、子どもたちの生きる力となります。
シュタイナー教育の一環である『オイリュトミー』を保育に導入し、言葉と体の調和を図る取り組みを行っています。
また、わらべ歌やライゲン(表現遊び)を通して子どもの呼吸を整え生き生きとした音楽性を培います。
動物とのふれあい
幼稚園には、ヒツジやニワトリ、ウサギなどたくさんの生き物が飼育され、子どもたちは身近に触れ合うことが出来ます。
動物は、命あるからこそ、子どもたちに心震える体験を与えてくれます。
また、ヒツジの毛を使ったフエルト工作や織りものつくり、藍の葉っぱ染めなど、自然との繋がりを感じながら楽しんでいます。
食育
園内や畑で子どもたちがキュウリやトマト、サツマイモなどを育てる体験をしています。収穫したものは、給食で頂いたり、焼き芋にして楽しみます。
梅干しを漬けたり、給食で使うお味噌つくりなども行っています。。
室内温水プール
6×10mの室内温水プールがあり、年間を通して週に一度、専門の体育講師によるプール指導や、体育遊びを行っています。
プールは、担任も一緒に入水し、子どもたちのやる気を支えます。
また、監視員もつき、安全面にも配慮を行っています。
子育て支援
親子のふれあいひろば
親子で遊ぼう
お父さんと遊ぼう
おもちゃ作りの会