家庭という最小の集団社会で大切に育てられた小さな命は、無限の可能性を秘めています。
私たちは、持ち合わせた一人一人の個性や特性を尊重しつつ、一枚ずつベールをはがすようにゆっくりと保育を進めます。
日々の保育の環境は子どもたちと一緒に考えながら創りますが、彼らが「あそび」の中から五感を通して「生きる歓び」を心から味わうことのできる人間として育ってほしいとの想いを込めます。
やがて、仲間をはじめ周囲のあらゆる事物、事象との出会いによって自分が成長・発達していることに気づき「おかげ」の意味を知ります。
風の音に耳を澄ませ、雲の流れに目を輝かせる野外での経験も貴重です。数多くの良き出会いによって「生かされている歓び」を心から味わえる人になって欲しいと願いながら……。