自由な想像空間(アトリエ)で創作をする。
好きな絵を描く ただ絵の具で色を混ぜて遊ぶ
ひたすら何かを並べていく 粘土をこね続ける
子供たちはすべて意味のある行動をとっています。
色やモノが変化して行く様を自分なりに手探りで確認し、自分なりの感覚で認識して行く。
そうやって遊びながら生きて行く上で必要な知識や知恵をいつの間にか身につけて行きます。
遊びと学びは子供にとって同じことなのです。
しかし、いつからか子供たちは勉強が嫌いになります。
遊びと学びが別のものになってしまいます。
それはなぜか?
管理され、強制され、干渉され、勉強が「しないといけないもの」になるからです。
それでも新しいこと、知らないことを知りたいと言う「知的好奇心」は失われることはありません。
知りたいという「知的欲求」です。
そして同時に知り得た知識を何かしらの形で確認したい、表現したいという「表現欲求」も強くなって行きます。
この二つの欲求が「想像力」を高め、人類の英知を育んできました。
少し話は変わりますが、お父さん、お母さんの中に「私は絵を描くのがヘタ」「美術は苦手」と思ってる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「絵がヘタ」「美術は苦手」と意識しだしたのはいつくらいでしょうか?
小さい時はほとんどの子が落書きしたり工作をしたりすることに対して強い興味を持っています。
しかし、大人が判断した「うまい」「へた」の概念を押し付けられ、いつの間にか自分は「絵がヘタ」だと思い込んでしまうのです。
そして苦手意識が刷り込まれる。
表現に「うまい」「へた」はありません。
そして子供はそれを良く知っています。
大人も子供の感覚を認めてあげることが子供の成長に不可欠ではないでしょうか。
「共育」
こどもに教えるのではなく、保護者もスタッフもこどもも共に育っていく。
その姿勢を大事にしたいと思います。