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自分に自信(自己肯定感)が持てる教育環境
大人でも、誰かに頼りにされたり、感謝されたり、また物事を達成した時はとてもいい気分ですね。
それは、子どもも同じです。森の幼稚園にはそれらが何度となく経験できる環境があります。
縦割りクラスで年下の友人から頼りにされたり、規律ある自由の中で自分の興味のあることにたいして集中して取り組める時間、周りから「すごいね!」と認められる子ども達同士の雰囲気。これらは、すべてが自然に出来るものではなく、子ども達の中に入っている森の幼稚園の先生の努力も大きいです。
森の幼稚園で育った子ども達は、誰かに必要とされ、僕はできるという自分に自信を持てる自己肯定感をもった子ども達です。
成長過程の中で何事にも挑戦していく前向きな姿勢は、このような「自己肯定感」から生まれるものです。
大人になり社会に出て、様々な困難に立ち向かえる強い心を森の幼稚園は育てます。 -
自由保育で「本当の自由」を学ぶ
「森の幼稚園って自由なんでしょ?」という声が聞かれます。「自由」の意味がネガティブに認識されていると感じることがありますが、森の幼稚園では大人の決めたプログラムに従って子どもたちが活動するのではなく、子どもたちが自分で考え、選び、実践し評価していきます。
大人に評価されるのではなく、自分の行った活動がどうだったかを、自分で判断することが出来るのです。
自由保育というと「好き勝手」「放任」と同じものというように考えていらっしゃる方がありますが決してそうではありません。
本当の自由というのは様々なの約束事の上に成り立っています。大人の社会と同じように他人に迷惑がかからないように幼稚園の中にもマナーやルールがあり、その枠の中で自分で選び活動できることが本当の自由保育です。
たとえば、森の幼稚園には個人のお道具箱はありません。
はさみ、鉛筆、クレヨン、のりなどの共用物として棚の中に準備されています。
子どもたちはそれらを活動に応じて自由に使うことが出来ます。
でも、使い終わった後は次に使う人のために、もとの場所に戻さなくてはなりません。
また、お部屋の中には様々な活動に取り組んでいる子どもたちがいます。大きな声で怒鳴ったり、走り回ってたりしていてはほかの友達に迷惑になる、といったことも伝えていきます。
自由というのは、やりたい放題ではなく周りの人に気を配りながら、自分で行動し、自分の行ったことに最後まで責任を果たすことだと思います。