-
ぽれぽれふぁーむ
ぽれぽれは園庭がない代わりにまち全体を庭ととらえて活動しています。
でも、種を植えたり、野菜を作ったり、といったことができたらもっといいね、とずっと思ってきました。
そんなある日、地主さんのご好意で畑を貸していただけることになりました。
これが「ぽれぽれふぁーむ」の始まりです。
これまでにトマトやジャガイモなどをつくりました。種をまき、水をやり、交代で様子を見に行ってようやく収穫できました。園に持って帰り、給食の先生に手渡す時の誇らしい顔、これも貴重な食育体験です。
イチゴを収穫したときはみんなでつぶしてジャムを作りました。
作付け、料理し、そして食べる。一連の作業を通して得たものは、決して小さくはないはずです。
都会にいながら土いじり...ささやかな、でも豊饒なぽれぽれふぁーむです。 -
コミュニケーション
日々の園内の雰囲気を感じ取ってもらいたい、他のお子様とも顔見知りになってもらいたい
そんな気持ちからです。
支度をするそばに保育士が寄り添いその日のお子様の様子を互いにお話しします。
時間にすればわずかですが、こうしたやりとりが日常化することで小さな変化に気が付くこともあれば、家では見せない一面を垣間見ることもあるはずです。
保育士は専門的な面からケアしていきますが、保護者でなければわからないことが少なくありません。
気になることは何でも保育士にお聞きいただきたいと思っています。
ぽれぽれ各園は園長をはじめ総勢約 15人の大人が勤務しています。
それぞれ担当や役割が決まっていますが、「全員で全園児をみる」ことを職員に課しています。
担当が違っても一人ひとりと関わっていきます。きめ細かく対応しながら、構いすぎることなく適度に距離を取る...
小さい園ならではの良さを存分に活かしていきたいと考えています。 -
学び
保育園はただ預かるだけ、といった認識はもはや少数派だと思いますが
では習い事のようなカリキュラムを多数用意すればそれでいいのでしょうか?
絵本を読み聞かせると、子どもはストーリーを覚えて、下の子に読み聞かせるようになります。
絵本を模写するようになり、自分の名前を書いてみたくなります。
保育園は、日々の暮らしそのものが「学び」なのです。
生活の中で自ら学びとっていく、楽しみながら興味を広げていく。
ぽれぽれでは、いわゆるお勉強よりも、日常の中に学びの機会をたくさん用意して、
子どもたちが自ら育つお手伝いをしていきます。