『一人ひとりに寄り添った、質の高い保育を』
ちいさい、おおきい、おそい、はやい・・・子どもはみんな違います。それが当たり前です。他の子と比べて我が子の成長を確かめるのではなく、その子自身のありのままを受け止め、明日に向けて一歩を踏み出す姿から成長を感じとってほしい。それが私たちの願いです。「たくさんの知識」や「上手くできる方法」を身につけさせるのは、小さな器にあれもこれもと詰め込んでいくようなもの。いつか限界が来てしまいます。とうりん幼稚園は、子どもが自分なりに考え、判断し、失敗してもあきらめずに挑戦していく、人間としての器そのものを大きくする教育を目指しています。
『大切にしたい、5つのこと』
・そのままの自分を認められる
・自分の気持ちを表現する
・思う存分遊び、なんでもやってみる
・間違いや失敗をする
・友達とのけんかや、小さなけがから学ぶ
幼児期には、今しかできないことがあります。泥んこになって遊ぶ、これは何?どうして?と疑問をぶつける、友達とおもちゃの取り合いをする・・・。そうした経験が日々の生活の中にある、それが子どもの成長にとって大切な環境だと考えます。大人が細かく指示を出したり、先回りして禁止したりして、子どもが意欲を持って取り組む機会を奪っていませんか?こころの器を大きくすることは、他人の力ではできないのです。とうりん幼稚園は、子ども自身の経験を生きる力に育んでいきます。
『遊びの中から全てを学ぶ』
子どもは遊びをとおして様々な「ひと・もの・こと」と関わります。夢中になって遊ぶ中で、大人が気にもとめないようなことに興味を持ち、自分なりに考えあれこれとやってみて、笑ったり、泣いたりと、『からだ』だけでなく『こころ』もしっかりと動かします。この『こころ』をたくさん動かす経験が、人としての根っこの部分を太く、強くしていくのです。思う存分遊んで「今日もいちにち楽しかった!」という充実した気持ちは、子どもが自ら学び、成長していくために欠かせない明日への原動力。とうりん幼稚園は、そんな子ども達のエネルギーに満ちた、豊かな遊びの場でありたいと願っています。
園生活の中で保育者や友達とかかわりあい、様々なことに挑戦していく姿勢、楽しいことやつらいこともみんなで分かち合って、ともに育っていく子ども達・・・。とうりん幼稚園で過ごした経験が将来、子ども達にとってかけがえのない礎(いしずえ)になると信じています。