今年度、大阪市立伝法幼稚園は、94年を迎えます。そして現在(令和3年度5月)阪神電車の橋梁工事に伴う、園舎の建て替えが着工され、令和4年度3月には、新園舎が完成する予定です。美しい新園舎と大きな園庭が、此花区の唯一の公立幼稚園として、今後も地域に根付いていくよう、教職員で、これからも地域の子どもたちのために教育に邁進していきます。
<幼稚園紹介>
大阪市立伝法幼稚園は、とても自然豊かです。ビワ、ミカン、キンカン、ドングリなど、季節ならではの実が成ります。そこへチョウチョウ(アゲハチョウ、アオスジアゲハチョウ、ツマグロヒョウモンチョウ)やトンボなど様々な生き物がやってきます。
※下記の自然物や作物は一例です。育てるものについては毎年、検討しています。子どもたちに何を気付いてほしいのか、どんな経験をさせたいのかで育てるものが違ってきます。
〇春、子どもたちは、キンカンの木に産み付けられたチョウチョのタマゴを発見し、幼虫のお世話をします。そして、サナギを見て、チョウチョウになる様子を何度も見ることができます。また、カタツムリのお世話をする中で、餌によってウンチの色の違いに気付いたり、カエルのお世話をしたりもします。
〇夏、昨年度に植えたジャガイモやタマネギを収穫します。大きさの違いに気付き、大きさで分類し、友達と数をかぞえ、収穫を喜び合います。そのジャガイモやタマネギは、自宅に持って帰ります。また、自分で選んで植えた野菜も育てます。ナス、ミニトマト、オクラ、ピーマンなど、毎日水やりのお世話をして、生長を楽しみ、収穫します。
幼稚園で、トウモロコシやゴーヤなどもみんなで育てます。
〇秋、サツマイモの収穫をします。(工事中は畑がないので、全員でバスに乗って芋ほり園外保育に出かけました)もちろんサツマイモを持って帰りますが、そのイモヅルでリースをつくったり、縄跳びをしたり、冠をつくったり、自然を思う存分満喫します。
〇冬、ブロッコリーやホウレンソウなどの冬野菜を育てます。ヒヤシンスやクロッカスなどの花を水耕栽培で育てます。
伝法幼稚園では、季節ならではの自然に親しみながら、子どもたちが存分に遊べるよう、環境を整えています。また、子どもが「先生のことが大好き」と思える信頼関係を築き、安心、安定を土台に、友達と関わり、様々な遊びを主体的に経験できるように、取り組んでいます。子どもたちの興味、関心を大切に、また個性を大切にした教育を教職員一丸となって頑張っています。