「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼児期の心身の発達は、感性や人格形成の上に大きく影響します。
幼稚園教育は、重要な時期である幼児期に、基本的な心身の成長を助けるべく始められました。 しかし、最近の幼稚園教育は塾化の傾向にあり、同じ幼児教育に携わるものとして大変憂慮しています。
金子みすヾさんの詩にこのようなものがあります。
子どもが 子すずめ つかまえた。
その子のかあさん わらってた。
すずめの かあさん それ見てた。
お屋根で 鳴かずに それ見てた。
幼稚園教育にとって、こども達の笑い声や楽しい会話、相手の気持ちになって色々なことを考えられることがとても大切だと考えます。塾化した教育の中ではこのような大切なことが中々生まれてきません。
こども達にとって本当に大切なものは何でしょうか。感性や人格形成の大切な時期にしっかりとこどもを見つめ、ひとりひとりのこどもの未来、大きな可能性をより大きく膨らませてあげることだと私たちは考えております。