春のやや強い風に乗って、勢いよくなびく園庭の鯉のぼりは、まるで川の急流に負けまいと必死に泳いでいるようです。「そんな元気な子供たちに育ってほしい」、これが園長の願いです。
皆野幼稚園では、パワー溢れる新入園児13名を迎え、全園児40名でスタートしました。本年度も、これまでの歴史と伝統を大切にするとともに、豊かな自然環境を生かした魅力ある幼稚園づくりに努めていきます。
幼稚園は、子供たちが集い、社会に出る最初の場所で、人として生きるための基盤、言わば「人間の根っこ」づくりの場所です。そのために、「遊び」を通して健康な体をつくり、人とのかかわり方を身に付けさせていきます。また、3年間を通じて、子供たちの確かな成長・発達を目指し、順番やルールを守って遊ぶことや、困ったことがあったら周りの人に助けを求めること、苦手なことでも勇気を出して挑戦することなど、興味・関心・意欲を高める取組を行いながら、「学びに向かう力」を育てていきます。そして、3年後、小学校へとスムーズな接続を図っていきたいと思います。
幼稚園と小学校の壁を低くすることは大切なことですが、私は、その壁を力強く乗り越えていこうとする力を育てていきたいと考えています。
皆野幼稚園が園児達にとって、いつまでも心のふるさととなるよう、保護者・地域の皆様方のご理解・ご協力のもと、職員一丸となって努力してまいりますので、より一層のご支援ご協力をお願い致します。