ぷち・いろは

元気な子・素直な子

・元気な子
走りの止まない子、大声を張り上げる子をよく見ますが、これは元気とは別ものの粗暴であるだけで、子どもの心が満たされない、不安定な状態です。私たちの考える元気とは病気に罹らない、また万一患っても早く回復できる力を持っている。そして年齢に応じた運動能力(筋力・持久力・平衡感覚等)を身に着けていることです。

・素直な子
素直であることは誰からも好かれ愛されることとなり、友達・学校・社会で友好な関係を築く上で大変有利な条件になります。また経験したことや知り得たことが、邪魔されることなく自分の中に吸収されて、自らの力に変えることができます。損得や面倒を考えずに、純粋に知りたい学びたい気持ちを持ち続けることが社会に出たときに活きてきます。

・優しい子・感性豊かな子・感謝する子

・優しい子
優しいとは相手の気持ちになって考えることができ、心から手を差し伸べたい、役に立ちたいと思えることです。そこには自分の利益や得を考えないことが前提です。思いやる心から人のために動き、その優しさを感じた子が別な子に優しさ分け与えていく、その連鎖で子どもたち全体に優しさが広がっていくことが理想です。

・感性豊かな子
感性は様々な環境の中から多種多様な刺激を受け、そこで感じたことを言葉や身振り手振り、喜怒哀楽など形を変えて表現し、繰り返すことで伸びていきます。たくさんの喜びや心躍る経験を重ね、時に辛いこと悲しいことも乗り越え、生きる幸せを存分に感じられる人に育って欲しいと考えます。

・感謝する子
子どもたちは両親から深い愛情を受け、また周りの大人たち(保育者を含む)からも愛されることで、心が安定し、「私は望まれて生まれてきた」といった自己肯定感を作ります。その気持ちが「ありがとう」という親への感謝となり、「ありがとう」は親から友だちへ社会へと発展します。感謝する子は家族や社会を大切にします。