本園は、カトリック神言修道会を設立母体とし、長崎南山小学校と共に長崎南山第二学園に属しています。この修道会は長崎南山中学・高等学校を、名古屋の南山学園では小学校から大学までの一貫教育を行っています。この三つの南山学園を共通する教育理念は、「人間の尊厳のために」であり、カトリック世界観に基づいてこの世に一人ひとりの生まれた人間が掛け替えのない存在であることを教え、神から等しく愛され、頂いた尊い命を力い っぱい生きるように育成に貢献することを目指します。
当園は、アメリカ人の宣教師、ヨハネ・ウィゼン師によって創立され、同じ敷地に小学校とカトリック西町教会と共に「南山ファミリー」を作り上げています。子どもの成長のために家族の愛が必要です。このこども園は、一人ひとりの園児の家族の愛を一つに集めて、子どもたちを、天の父である神の前に祈り、兄弟のように心を一つにし、教会と地域社会の多くの人によって支えられて、子どもたちが心身ともに大きく豊かに育っていく助けとなる大切なファミリーです。円満な人格を育むには、一人ひとりの心、理性と体をバランスよく成長させるのが大切です。したがって、「心をはぐくむ。知恵をみがく。体をきたえる。」を当園の教育方針とします。
園章は、当園の心の五つの要素を含んでいます。「なんざん」の意味から堅固な土台を持って慶祝する礼儀を考え、永久の繁栄の願いを込めています。その中の「十字架」は、試練を超えて自分を捧げ尽くす最大な愛を現します。両脇にある五つの積み重なるブロックは五大陸を表現し、鳥の羽根の形をとります。それは、神言修道会から受け継ぐ国際性と普遍の精神を表し、高い教養を目指して全世界への道を開き、子供たちに上へと飛び立とうとする精神を学ばせ、勉強は鳥のように視野が広く全体が見えるような理解、そして神に向って進む心の教育を施すという目的を表します。輪は、全体を一つに結びます。全世界は一つに結ばれ、総ての人々を兄弟姉妹とし、普遍の真理と愛に基づいて平和を実現して いく使命を表します。
こども園は遊びながら学ぶ楽しい教育の場です。遊具は喜びのきっかけを与えますが、自ら楽しくはありません。あなたと友達になって、お互いの心を分かち合う時に、大きな喜びとなります。あなたを南山認定こども園でお待ちしております。