「幼稚園は学校教育のはじまり」
幼稚園は教科書がありませんが、文部科学省が告示する『幼稚園教育要領』(幼稚園教育の目的やねらいや内容が記されたもの)に基づいて、幼稚園の特性や地域性に応じた教育目標やカリキュラム(教育課程)を編成しています。
幼稚園では、楽しく集団生活を送りながら、遊びや生活、体験を通して、心情・意欲・態度を育み、学びに向かう力、豊かな人間性の基礎を培います。
「遊びは幼児期にふさわしい遊び」
幼児期は、知識を教えられて身に付けていく時期ではありません。遊びを中心として、頭も心も体も動かして、主体的に、さまざまな対象と直接かかわりながら、学んでいきます。
遊びを通して試行を巡らし、想像力を発揮し、自分の体を使って、また友達と共有したり協力したりして、さまざまなことを学んでいきます。幼稚園での遊びを通して豊かな心と体を育み、学ぶ楽しさを知っていきます。
「幼児の学びの質を支える教師」
教師は、幼児が遊びから学んでいくにはどうしたらよいか話し合って指導計画を作成します。遊びを通した学びは、人やものなど周りの環境が大切なので、教師は、幼児が遊びから何を学ぶかを予想し、幼児の意欲を掻き立てるように環境の準備をします。
また、教師は、一人一人の幼児を理解し、一緒に遊びながら幼児の興味が拡がったり深まったりしてさらに楽しめるようにします。幼児自身が工夫したり、友達と助け合ったりできるよう、見守ったりヒントを与えたりして関わります。
本園では・・・
『元気・勇気・やる気・根気をもつ心豊かな子どもの育成』
〇力いっぱい遊ぶ子ども
〇自分も友達も大切にする子ども
〇最後までやりぬく子ども
を教育目標に掲げ、人とのかかわりを大切にした保育を通じて、自立心と協調性を育みます。
教師は、ひとりひとりの子どもに寄り添い、家庭と連携し、発達の見通しをもちながら、
必要な環境(遊び・友達・自然など)を適切に構成し、幼児の主体性を大切に関わります。