新型コロナウイルス感染症への対応については、もう丸2年が過ぎ、今年春からは落ち着いた状況になると思っていました。昨年末までは、感染者数も減って、とても良い状態になってきたと思っていましたら、突然オミクロン株という変異型のウイルスが出てきて、アッという間に急激な感染者増となり、「第6波」に入ってしまいました。そして、このオミクロン株は、軽症ではあるのですが、感染力が比べ物にならないほど強く、特に幼児や小学生に感染し、白山幼稚園でも学級閉鎖が続いて起きてしまいました。そのため、発表会も出来るかどうか、大変心配しましたが、学級閉鎖のクラスも2~3日間にとどまり、2月8日~10日の間は、学級閉鎖になるクラスはなく、無事に広い会場で1クラスごとでしたが、父母の皆様1名だけの参観で、映像配信もして、子ども達の成長を見て頂くことができました。本当に良かったと思います。
昨年夏から9月頃の状況も「第5波」のため、秋の園行事も出来ないかととても心配しましたが、運動会も隣りの熊野台公園で、各学年3日間に分けて、保護者の方2名まで参観できる形で開催することができました。遠足も夢見が崎動物公園でお弁当を食べてじっくり遊ぶことができました。そして、例年行っている「ふれあい動物園」「おもちつき」「冬まつり(見る会・作る会)」等もいろいろ工夫して、行いました。また、今年は昨年度できなかった父母の会活動を昨年11~12月に学年ごとに夢見が崎公園で「親子イベント」を行うことができました。父母の皆様が初めて交流出来て、とても良い活動になったと思います。
こんな厳しい「パンデミック」の状況の中で、希望の光となったのは、北京冬季オリンピックで、特に日本選手の活躍は、とても嬉しかったですね。スキージャンプの小林陵侑選手、スピードスケート女子の高木美帆選手、スノーボードの平野歩夢選手の3つの金メダルを始め、史上最多の18 のメダルを獲得しましたが、メダル以外の場面でも感動することが多かったです。
今、文部科学省が提唱している「非認知能力」、これは、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった「測定できない個人の特性による能力のこと全般」を指します。学力(認知能力)と対照的に用いられる言葉です。これについては、小中高校の中で今後育てていきたいこととして、掲げられています。これは、幼児期にも大切なものとしてその芽生えをしっかり育てたいとしています。オリンピックで活躍する選手には、この非認知能力が備わっていると思います。白山幼稚園でも、今後この点に焦点を当てて、保育を考えて行きたいと思います。