鮫島良一先生
人間の一生のうち、幼年期ほど好奇心に満ち溢れる時代はありません。そして、この時期の子どもは驚くほど熱心に物事を探索していきます。大人からすると自明に思えることも、子どもにとっては未だ不確かで、何事も自分でやって手応えを感じずにはいられないのです。
幼稚園の教育は、こうした子ども一人ひとりの自ら生きようとする力に依拠し、興味や関心に寄り添いながらその力を伸ばしていくことを目的とします。近年の研究では、「一方的に知識を詰め込み上辺の成果を急ぐことより、個々がそれぞれのペースで主体的に粘り強く物事と関わることが、その後の学習や生活の基盤となる」ということが明らかになってきています。
子ども達の小さな発見やチャレンジを大事にした保育を行っていきたいと思っております。
ご家庭と幼稚園が良きパートナーとなり、子ども達の輝く未来のために一緒に子育てをしていきましょう。