当園は開園より一貫して「仏教保育」を展開しています。
私たちが目指す仏教保育は、
『ののさま(ほとけさま)の教えを基本とし、あたたかく・しなやかな心を育てる』保育です。
そこで「2つの教育理念」を大切にしています。
1、「自分(相手)を大切に思える」生命尊重の保育
「どうして、いのちって大切なの?」
こどもたちと一緒にじっくりと時間をかけて考えていきます。
理由の一つには、ご両親がわたしを産み育てて下された「おかげさま」がありますね。
「おかげさまってなんだろう?」
このように幼児期から命と丁寧に向き合うことで「おかげさま」の心が知らされ、
自分(相手)を大切に思える”あたたかい心”が育まれると考えています。
2、「わたしも幸せ、あなたも幸せ」自利利他の保育
「幸せになるには、どうすればいいですか?」
この問いにお釈迦さま(ブッタ)は、
「まわりにいる人を喜ばせてごらんなさい。幸せに恵まれますよ」(自利利他)
と教えられています。
「自分さえ良ければ、他の人はどうなってもいい」(我利我利)の考えでは、幸せは遠ざかってしまいますね。
これは豊かな人生を送る上で、大切な心構えといえます。
「どうすれば、喜んでもらえるかな?」
「そのために、自分に何ができるかな?」
こどもたちと想像を膨らませて、日常から”喜ばせごっこ”を通じて体験的に学びます。
たくさんの失敗や成功を積み重ねることで”しなやかな心”が育まれると考えています。
この2つの教育理念を土台として、
『園児・教諭・保護者』が互いに手を取り合い、
『"ありがとう"で繋がる幼稚園』
を目指してまいります。
当園の教育方針にご理解をいただき、
こどもたちの心豊かな成長のために皆様のご協力をいただければ有難く存じます。