帝京科学大学千住桜木保育園は、帝京科学大学のすぐ近くに開園する新設の私立認可保育園です。このような大学が運営する保育園は、全国にも数えるほどしかありません。大学の敷地内に立地している利点を生かした教育・保育を展開していきます。
まず、本園の教育・保育目標は、大学の建学の精神~いのちをまなぶ~を基にした次の4つです。
(1)「体を動かす子」(十分に体を動かす気持ちよさを感じ、自ら体を動かす意欲のある子ども)
(2)「やりぬく子」(自分を大切にし、思いや考えを実現し、やり遂げる力をもつ子ども)
(3)「考える子」(自ら感じ、気づき、考え、科学する心の芽生えをもつ子ども)
(4)「思いやりのある子」(生命の尊さに気づき、自然を大切にし、他者を思いやる気持ちをもつ子ども)
かけがえのない地球を大切にし、動物や植物とのふれあいをとおして「いのち」を学び大切にする子どもを育てたいと思っています。
次に、帝京科学大学には、保育士を養成する学科を設置しております。学生たちとの交流をとおして、子どもたちが、地域の大人から見守られているという愛情を感じて安心感を覚え、他者への信頼感が育まれるようにしていきたいと思います。本園は、学生たちにとっても乳幼児の成長を身近に学ぶことができる場となり、保育園と大学が相互に学ぶことができる関係を築いていきます。
さらに、大学には広いグラウンドがあり、運動会などでのびのびと園児に体を動かして遊ぶ経験をさせてあげたいと考えています。そして隅田川や千住の桜並木など地域の自然環境を教育に取り入れていきたいと考えています。天気が良い日は、散歩に出て子どもたちは季節の移ろいを感じ、川の流れや草花を見て知的好奇心を伸ばす機会をつくりたいと思います。
新しい園ですので、2020年4月には園児の皆さんと保護者の方々、職員一同が初めて顔を合わせました。2020年度はこの保育園では皆1年生です。何もかもが新しい園で、子どもたちと保護者の皆様、そして職員一同みんなで力を合わせて、明るく楽しい保育園を創っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。