千里第二幼稚園は、阪急千里山駅の東丘陵にあるURやマンション、閑静な住宅街の間に位置し、緑に囲まれた環境にあります。 図書館の隣に位置し、外からは見えないのですが、園庭は広く、四季折々の草花が咲き、畑にもたくさんの野菜を子ども達と育てています。 平成30年度より、幼稚園型の認定こども園として、「吹田市立認定こども園千里第二幼稚園」と名称変更してスタートしています。こども園5年目令和4(2022)年度は、3歳児20、4歳児28名、5歳児30名、計78名が(うち2号認定児46名 4月当初)同年齢のクラス編成3クラスの子ども達がのびのびと元気いっぱい幼稚園生活を楽しんでいます。1号認定児(今までの幼稚園のような時間帯で利用)と2号認定児(標準時間と短時間保育利用)が、一緒に過ごしながら、様々な行事や活動〔絵画・製作・運動遊び・歌や楽器・リズム表現・自然遊び・言葉遊びなど〕で、変化をもたせ一人ひとりの発達の特性に応じて、遊びを通した総合的な指導を心がけています。実際に見たり触れたり感じたりできる体験を大切に、子供たちと相談しながら創っていく保育は、可能性にあふれています。「何だろう?」「面白そう?」「やってみたい!」など、子供たちの興味関心からスタートすると、内面の成長や主体性などが育まれます。14年間続いた異年齢児保育の良さを取り入れながら、いろいろな経験を重ね、人とかかわる力を育んでいきたいと思います。 給食も始まり、温かい食事を友達と一緒に、おいしく楽しく食べています。友達と同じものを食べていると、苦手な野菜も少しずつ食べられるようになってきています。園庭の畑で採れた野菜を収穫して調理室に持っていき、調理してもらって食べることもしています。隣接の小学校や近隣の保育園とも交流し、より豊かな体験ができるようにしています。 参観などを通して、保護者の方と一緒に遊んだり、成長した姿を見てもらったりして、親子で千里第二幼稚園を楽しみ、安心して過ごせる場となるようにと思っています。 子育て支援では、未就園児保育を拡大し、0歳児から3歳児教室を定期的に専用の場所で有資格の担当教諭が行います。顔見知りが増え、週1回会うのを楽しみにしているようです。1号認定の方には、一時預かり事業(月~金、長期休業中も)を変わらず実施していますので、保護者の方が仕事や外出などの用事をする時間やリフレッシュする時間に使っていただけたらと考えています。子ども達にとっても充実した時間にしていこうと思っています。どうぞご利用ください。 千里第二幼稚園の子ども達が、一人ひとり安心して自分らしさを発揮し、いろいろな事を感じ発見し、試したり工夫したり、友達と力を合わせたりする体験を積み重ね、人としっかり結びついた信頼感を土台に、自分の生活をより豊かにしていってほしいと願っています。自分と違う考えに触れ、取り入れることで新しいものを創っていく過程は素晴らしいです。思うがまま遊びに没頭して試行錯誤の過程を楽しんだり、友達と考え合う面白さを味わったりすることが意欲や自信、粘り強さや自己調整力など目には見えにくい学びに向かう力を育んでいきます。いい人間関係の中でより一層育まれていくと思われます。心も体もわくわくいっぱい動かして「あ~楽しかった!」と笑顔あふれる楽しい幼稚園になるよう、職員一同力を合わせて頑張っていきたいと思います。 令和2・3年度は新型コロナ感染症対策をしながら、行事など急な変更や中止、延期を余儀なくされましたが、子供たちは明るく元気に日々の遊びをじっくり楽しみました。不十分な状況にあってもあきらめず、「できない」を乗り越えて、「できる何かを見つけよう」と取り組んできました。急な変更に対応する力がどれほど必要で大切であるか痛感しました。うまくいかない時こそ、大きく伸びるチャンスにできる子供たちになってほしいと思います。保護者の方々や地域の皆様より一層のお力添えをいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。