和修会では、子ども達一人ひとりの個性を尊重し、一人ひとりに合わせた保育をする事の大切さを、認識しています。また、同時に保護者の皆様からお預かりする子ども達の、その命をどう守り、お預かりした姿で保護者の元へ、を第一に考え毎日丁寧に保育を行っています。そして、専門職としての責任と使命で園に通ってくるすべての子ども達や保護者の皆様が笑顔で過ごせる様に、職員一人ひとりが努力しています。
園舎を建設する時も、第一に考えたのは子ども達や保護者の皆様が安らぎを感じられる場所に、ということでした。園舎は、子ども達が毎日、長時間過ごす場所なので、居心地のいい場所でなければなりません。それを現実のものとするために、暖かさや柔らかさが園舎内に感じられるような園舎づくりにこだわってきました。そこには、子ども達に寄り添う保育士の温かいまなざしがあります。そして、きめ細かに子ども達に気を配る対応と真心のこもった言葉があります。将来、子ども達が巣立ったあとも「自分はこの場所で愛されていた」という実感が、今後の人生の糧となり、宝になるように。”今”だけの保育を追い求めるのではなく、和修会の園で過ごした日々の想い出が、将来、自分の力で生き抜くためのたくましさを育むものと考えます。
また、その笑顔が園内だけでなく地域が広がることを願い、保育事業はもとより子育て支援事業にも注力してきました。地域の方々を対象に、園に通っていない子ども達へも園庭を開放して一緒に遊ぶ機会を設けたり、母親講座や親子教室を実施し、保護者や子ども同士が交流できる機会をつくっています。子育ては楽しい時期ではありますが、一方で保護者の方の悩みもつきものです。ひとりで抱え込むのではなく、園に訪れ、そこで出会った人々と不安や悩みを分かち合ってもらいたい。子育てで悩むすべての方に対して、和修会が
「ひとりじゃない」
「頼っていい」
であるように、頼りがいのある存在であり続けたいと思うのです。
私達は、これまで地道に続けてきたことを今後も丁寧に紡いでいくことが使命だと考えます。抱いているのは、私達のそんな使命が地域全体に知られて大きな広がりを見せ、まるであちらこちらで笑顔の花が咲くようなイメージです。
子ども達、保護者の方はもちろん地域の方々に、この場所がこれからも必要とされるよう、地域に根ざし、愛される存在であり続けることが、私達の思い描く未来です。