横浜市の保活事情とは?入園申込み方法やスケジュールをご紹介

横浜市の保活事情とは?入園申込み方法やスケジュールをご紹介

横浜市の保活事情が気になる方も多いのではないでしょうか。待機児童が0になったことで注目を集めた過去もある地域でありますが、現在は残念ながら待機児童がいる状態になっています。

そこで本記事では、横浜市の保活事情を説明するとともに、保活に役立つサービスもご紹介します。ぜひご覧ください。

横浜市の保活事情とは

まずは、横浜市の保活事情をご紹介します。保活を成功へと導くためにも、横浜市の保活事情はしっかりとチェックしておくといいでしょう。

フルタイム勤務の共働き家庭のランクは「A」

横浜市では、ランクを判定し、保育園の利用調整の優先順位を定めています。フルタイム勤務の共働き家庭は、ランクが「A」と判定されます。

横浜市はランクによって区分される

ほかの自治体では指数という数字によって、保育園に入園できる優先順位を決めているケースが多いのです。しかし、横浜市の場合はランクによって区別されています。

父親と母親でランクが異なる場合は、順位の低いランクが適用されるのが特徴です。

月20日以上かつ就労時間が1週40時間を超えるフルタイム勤務の父親と、月20日以上かつ労働時間1週35時間以上40時間未満の母親の家庭の場合は、母親のランクが適応されます。

月20日以上かつ就労時間が1週40時間以上:A
月20日以上かつ労働時間1週35時間以上40時間未満:B

つまり、この家庭の場合は「B」と判定されます。
フルタイム勤務の共働きの場合のランクは「A」となるため、「B」判定の家庭の優先順位は低くなってしまいます。

横浜保育室が運営されている

横浜市には、横浜市が設けた基準を満たし、横浜市が独自に認定している認可外保育施設の「横浜保育室」があります。

「横浜保育室」は、0歳から2歳児が利用できる施設で、おおむね児童4人に対し1人の保育従事者を確保しています。施設内調理の給食を実施しているうえ、横浜保育室の利用で認可保育園に入園するための加点が得られるのが魅力といえるでしょう。

横浜市の人気状況や待機児童数

保活を成功させるためには、横浜市の保育園の人気度や、どのくらいの待機児童数がいるのかを確認する必要があります。ここでは、横浜市の待機児童数を紹介しますので、チェックしてみてください。

待機児童「0」の過去がありながら継続はできていない

横浜市は、2013年に待機児童が「0」になったことで、注目を集めた過去があります。しかし、待機児童「0」は、現在まで継続できてはいません。

横浜市の記者発表資料「令和3年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」を確認してみると、0歳児から5歳児の待機児童数は、合計16名となっています。
参照:令和3年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について

定員割れをしている保育園が多い

横浜市は待機児童が16名いるとお伝えしましたが、実は定員割れをしている保育園の数も多いことが分かっています。つまり、人気の保育園と、そうでない保育園に差があると考えられます。

強くこだわった保育園を選ばない限り、入園できる可能性も充分にあるといえそうです。
参照:令和3年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について

横浜市の保活のスケジュール

横浜市の保活のスケジュールを確認していきましょう。その年によってスケジュールは変わるため、下記で紹介しているものはあくまで目安です。

  • 入園申込み一時受付開始:10月中旬頃
  • 申請の申込み締切:11月中旬頃
  • 入園可否通知発送:2月上旬頃

以下では、令和4年の4月1日から保育園の利用を希望する場合のスケジュールを参考に紹介します。横浜市に限らず、保活はスケジュールを把握して早めに動くことが重要です。ぜひ、確認しておきましょう。

保育園入園申込み一次受付の開始

保育園の入園申込みは、秋頃から開始されます。令和4年の4月1日から保育園の利用を希望する場合の入園申込みは、令和3年10月12日から開始されました。(郵送の場合)

窓口申請の申込み締切は、令和3年11月16日だったため、約1ヶ月の期間しかありません。

保活は早めにスタートし、入園申込みが開始されたらすぐに書類の準備を始められるようにしておくといいでしょう。

保育園の内定通知の発送

令和4年4月入園開始の場合、保育園の結果通知は令和4年2月上旬までにお知らせがあったようです。

結果通知が届いてから、保育園に入園するまでの期間は限られています。内定通知が届いたら、入園までにやるべきことを進めていきましょう。

内定通知が届いてから入園するまでにやるべきことは、以下の記事に詳しくまとめていますので、こちらもご覧ください。

不承諾通知が届いたら二次募集に申込む

万が一、不承諾通知が届いてしまったら、二次募集に向けて準備を進めていきましょう。一次利用調整後、定員に満たなかった場合や、内定の辞退で空きが出た場合は、二次利用調整の対象となります。

空きがある保育園を調べ、通える範囲にある保育園を希望園に記入し、申込みをしてください。二次募集の申込みは、区役所こども家庭支援課宛に提出しましょう。

横浜市の入園申込み方法・必要書類

横浜市の入園申込みは、郵送申請と窓口申請の2つが用意されています。しかし、原則、専用封筒による郵送申請です。また、郵送か窓口かにより、申請締切日が異なるため、注意が必要です。

郵送申請の方法

郵送申請は、専用封筒に必要書類を入れ、認定・利用調整事務センター宛に送ります。原則、郵送での申込みですが、万が一郵送の締切に間に合わなかった場合は、後で紹介する窓口申請ができるので、こちらも確認しておきましょう。

住んでいるエリアによって申請締切日が異なる

郵送申請の締切日は、住んでいる自治体により異なります。

令和4年4月入園に向けた申込みの場合、以下のような締切日が設定されていました。住んでいるエリアの締切日までに、申込みをするようにしましょう。

  • 鶴見区・神奈川区・中区・南区・港南区・旭区・港北区・緑区・青葉区・都筑区・泉区・栄区・戸塚区・瀬谷区:令和3年11月2日(消印有効日)
  • 西区・保土ヶ谷区・磯子区・金沢区:11月9日(消印有効日)

窓口申請の方法

郵送申請の締切を過ぎてしまった場合、窓口にて申請が可能です。窓口申請の方法は、住んでいる区により異なるため、確認する必要があるでしょう。

ちなみに、令和4年4月利用の申込みの締切日は、11月16日でした。郵送申請よりも少し後に締切日が設定されているので、窓口申請申込み日も確認しておくと安心でしょう。

横浜市の入園申込み時の必要書類

横浜市の入園申込みをするにあたり、必要な書類は以下の通りです。

  • 給付認定申請書(兼認定内容確認票)
  • 利用申請書(保育所等用)
  • マイナンバー記入用紙
  • 本人確認書類
  • 保育を必要とすることを証明する書類

保育を必要とすることを証明する書類は、就労の場合は就労(予定)証明書です。

また、申請児童や世帯の状況によっては、さらに必要書類は増えます。例えば、横浜保育室や川崎認定保育園にすでに通っている場合は、在園証明書が必要です。不備のないように、必要書類はしっかり確認しておきましょう。
参照:令和4年度横浜市保育所等利用案内

一部の申請書類は申請書作成ツールで作成できる

保育園の入園申込みにあたり、記入が必要な書類が多くあります。その一部の申請書類について、横浜市では申請書作成ツールを使えるようです。

横浜市のウェブサイトから作成サイトにアクセスし、申請者の情報を入力します。すると、申請書作成画面が出てくるので、必要な情報を入力していきましょう。この書類を印刷し、必要書類と一緒に提出してください。申請書は保存ができるので、安心です。

ちなみに、作成サイトは、国が整備するマイナンバーポータルサイトを利用しますが、マイナンバーカードは不要です。

横浜市の保育課情報

横浜市の保育課の情報や、横浜市の子育てに役立つサービスをご紹介しますので、ご覧ください。

保育園入園申込みに関する問い合わせ先

横浜市の保育園入園申込みで問い合わせをしたいときは、期間限定で開設される専用ダイヤルを使用しましょう。

専用ダイヤル:045-664-2607(令和4年1月26日までの専用ダイヤルです)

その年によって開設される期間は異なるため、保育所等利用案内が発行されたら確認してみてください。

また、入園申込み以外のことで問い合わせをしたい場合は、各区役所のこども家庭支援課に問い合わせましょう。電話番号は区により異なりますので、以下のサイトでお住まいの地域の区役所のこども家庭支援課の電話番号を確認してみてください。
各区こども家庭支援課連絡先

横浜市の保活を行う上で便利なサービス

横浜市では、保育園で遊べる「子育てひろば」や、同じ年頃の子どもを育てる保護者と知り合える「親と子のつどいの広場」の運営がされています。保活の情報を集めるきっかけにも繋がりますので、ぜひチェックしてみてください。

  • 子育てひろば(認定こども園・保育所)
  • 親と子のつどいの広場

まとめ

待機児童がみられる横浜市の保活は、簡単に進めていけるとは限りません。加点を得ておかなければ入園が難しい家庭もあるでしょう。また、認可保育園ではなく「横浜保育室」の利用を検討した方がいい家庭もあるかもしれません。

横浜市は住んでいるエリアにより、入園申込みの締切日も異なります。十分注意して保活を進めていく必要があるといえるでしょう。

横浜市が発行している「横浜市保育所等利用案内」をしっかり確認し、早めに保活をスタートさせておきましょう。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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