保活の年間スケジュールは?効率良く進めるためのポイントを解説

保活の年間スケジュールは?効率良く進めるためのポイントを解説

保活は何をすればいいの?どうやって進めていけばいいの?そんな疑問を抱えている方も多いでしょう。
本記事では、保活の年間スケジュールをご紹介します。

効率よく保活を進めていくために、そして希望するタイミングで保育園入園を叶えるために、確認してみてください。

保活の年間スケジュール

保活を効率良く進めていくためには、年間スケジュールを確認しておくことが大切です。
例えば、認可保育園への入園を目指す場合、大まかに以下のようなスケジュールで保活を進めていくこととなります。

  • 4~6月:情報収集や自治体への相談
  • 7~9月:保育園の見学や希望園の決定
  • 10~12月:入園の申込みや必要書類の提出
  • 1~2月:入園内定および二次募集の情報収集

尚、認証保育園・認可外保育園を希望する場合は、スケジュールや手順が異なるため注意しましょう。

また、住んでいる自治体や生まれ月などによって、細かなスケジュールには違いがあります。正確なスケジュールは、自治体の保育課に相談しましょう。

春頃(4月~6月):情報収集や自治体への相談

0歳児入園を希望するのであれば、保活は春頃からスタートする必要があります。
中には、妊娠中から保活を始める人も少なくありません。

4月から6月頃に保活をスタートさせた場合、主に以下のような活動をします。

  • 周辺の保育園情報を収集する
  • 通える保育園を絞り込む

1.周辺の保育園情報を収集する

まずは、通える範囲内にある保育園の情報収集から始めます。
認可保育園の情報は、自治体のホームページで確認することができます。また、役所の保育課に相談すれば、詳しい情報を教えてもらえるでしょう。
認証・認可外保育園も、自治体のホームページに情報を掲載していることがあります。
認可保育園を希望している場合でも、こまめなチェックをおすすめします。

2.通える保育園を絞り込む

次に、情報を集めた保育園の中から、具体的に検討する入園先を絞り込みます。

この際、自宅から通える保育園を全て選べばいいわけではなく、希望する入園先として条件に合致するのか、主に以下の点について確認する必要があります。

  • 保育時間(基本保育時間・延長保育時間)
  • 受け入れ年齢(延長受け入れ年齢)
  • 定員
  • 園庭の有無
  • 保育料金(認証・認可外保育園の場合)

雨の日の送迎を考えると、保育園と自宅の距離は近い方が望ましいものの、距離だけで保育園を選んでしまうと、条件が合わない事態も考えられます。

職場に復帰してからのスケジュールを立てて、預ける時間や迎える時間を考慮し、条件に合う保育園を探しましょう。

夏頃(6月~9月):保育園の見学や希望園の決定

情報収集をして保育園の絞り込みまで済んだあと、6月から9月頃にかけて行う保活は以下の通りです。

  • 保育園見学の申込みをする
  • 保育園の見学に行く

1.保育園見学の申込み

条件に合う保育園が見つかったら、見学の申込みをします。保育園によっては見学会を設けている場合もあるため、事前に保育園のホームページを確認しておくといいでしょう。

入園に際して、保育園の見学は必須ではありませんが、実際に見ることで気付けることもたくさんあります。大切な子どもを預ける保育園であるからこそ、きちんと見学をしておいた方が安心できるでしょう。

また、認証保育園や認可外保育園は見学をしないと申込みができないケースがあるため、注意が必要です。

2.保育園を見学する

保育園の見学当日は、主に以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 子どもたちや先生の雰囲気
  • 清潔感があるか
  • 感染症対策がどのようにされているのか
  • 園庭の広さ
  • 駐車場や駐輪場の有無

また、事前に見たホームページの情報だけでわからない点は、見学時に質問できるようにまとめておくのがおすすめです。

保育園見学については、以下で詳しく紹介しておりますので、こちらもご覧ください。
>>保育園の見学で確認するべきポイントとは?準備すべき物や注意点を解説

保育園検索サービス「えんさがそっ♪」では、近隣にある保育園の検索や見学申込みを手軽に行うことができます。

秋頃(10月~12月):入園の申込みや必要書類の提出

10月から12月頃に行なう保活は以下の通りです。

  • 募集要項をもらう
  • 保育園入園申込みをする

この時期には、見学を通じて選んだ保育園への申込みを行います。
認可保育園の場合、秋頃に募集要項を受け取れます。そして、期日までに保育園の入園申込みを済ませましょう。

1.募集要項をもらう

まず、保育園の入園申込みをするために、必要な募集要項をもらいます。
自治体により募集要項の発行時期や受け取り方法は異なるため、詳しい情報は自治体の保育課に問い合わせましょう。

2.必要書類を提出する

次に、保育園の申込みに必要な書類を提出します。書類に不備があると、選考に進むことすらできないおそれがあります。提出前には不備がないか、区役所・市役所の保育課で確認しておくことをおすすめします。

また、認可外保育園に申込みをする場合は、入園を希望する保育園に直接申込みをしましょう。認可外保育園によっては、単願・併願で合否の優劣をつけるケースがあるため、確認しておくといいでしょう。

保育園の申込み手続きについては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、こちらもご覧ください。
>>保育園への申し込み方法は?申請の流れや必要書類を解説

冬頃(1月~2月):入園内定および二次募集の情報収集

1月から2月には、保育園の入園可否の結果が届きます。その結果によって取るべき行動が異なります。

  • 保育園の内定通知が来る
  • 二次募集に申込みをする

保育園入園の内定通知が届いたら、入園の準備を進めていきましょう。万が一、保育園入園の不承諾通知が届いてしまったら、二次募集への申込みに向けた準備を進めていくこととなります。

1.保育園の内定連絡が来る

保育園の内定通知が届いた場合は、入園までの準備を進めます。
1月から2月頃に内定通知が発送されることが多く、入園までの時間は長くありません。

  • 会社に報告する
  • 内定先の保育園に電話連絡をする(入園書類を取りに行く)
  • 入園前面談
  • 保育料の口座振替手続き
  • 保育園で使用するアイテムの準備

4月に入園するまでに、上記は済ませておく必要があります。

2.二次募集の情報を得る

不承諾通知が届いてしまった場合は、すぐに二次募集の情報を集めましょう。
各自治体では、認可保育園の一次募集の結果をもとに、追加募集が可能な保育園で二次募集を募ります。

選択肢を広げ、二次募集を募っている保育園に、再度申込みするのも良いでしょう。あわせて、認証保育園や認可外保育園(無認可保育園)の空き情報も調べて、選択肢を豊富に持っておくことが重要になります。

保育園に落ちてしまったときの対処法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>認可保育園に落ちたらどうする?次に進むためにやるべき行動とは

スケジュールを立てて保活を進めたほうがいい理由

希望する条件に合った保育園に入園するためには、きちんとスケジュールを立てて保活を進めていく必要があります。
ここからは、計画的に保活を進めた方が良い理由についてご紹介します。

1. 保育園の種類や自治体によって予定が異なる

まず、申込みのスケジュールが一律でない点が挙げられます。
住んでいる自治体や保育園の種類によって、申込み時期や書類の提出時期など、入園までのスケジュールが異なります。

特に認証保育園や認可外保育園の場合、認可保育園とは違うスケジュールで進むケースも少なくありません。認可保育園以外も狙う方は、しっかりとスケジュールを確認しておきましょう。

ポポラーインタビュー

2. 生まれ月によっては保活が不利になる場合がある

生まれ月によっては、4月入園ができない場合があります。

労働基準法において、「産後56日間は就業してはいけない」ことが定められているため、保育園の受け入れ年齢は生後57日以上と決まっています。

そのため、2月から3月生まれのように、4月の入園時点で生後57日を迎えない場合は、途中入園、もしくは1歳児入園を検討する必要があるでしょう。保活が長期にわたる可能性もあるため、計画的に進めていかなくてはなりません。

生まれ月で見る保活スケジュールはこちら

保活をスケジュール通りに上手く進めていくためのポイント

保活をスケジュール通りに進めていくためのポイントをご紹介します。

ここで紹介する3つのポイントを確認して、保活を進めていきましょう。

動き出すタイミングを明確にしておく

保育園は、4月の0歳児クラス入園以外にも、入園のタイミングが選べます。入園できる可能性は低くなるおそれがありますが、途中入園や1歳児入園も選択できます。

そして、どのタイミングで入園希望するかにより、動き出しの時期は異なります。まずは、いつ入園希望するのかを明確にしておきましょう。

通園可能なエリアについて広く検討し園見学のスケジュールをたてる

都内や保育士不足が懸念されている地域などの待機児童が多いエリアに住んでいる方は、通園可能なエリアを広く検討しておくのがおすすめです。
通いやすいという理由から、自宅からの距離が近い保育園を選んでしまいがちですが、希望園が少ないと競争が激しいために0歳児入園ができないことも考えられます。

希望の保育園を30個まで書けるという自治体もあるほど、保育園入園は簡単なことではないのです。

絶対に譲れない条件はもちろん、妥協できるポイントも明確にしながら、エリアを広く検討し、見学のスケジュールを立てておきましょう。

地域によっては認可外保育園への併願を検討する

確実に0歳児入園を叶えたい方は、認可外保育園の申込みをしておくのもひとつの手といえます。
しかし、認可外保育園によっては、認可保育園との併願を受け付けていないケースもあります。
また、認可外保育園に単願する家庭を優先的に入園できるようにする保育園も少なくありません。

認可保育園と併願するのか、もしくは認可外保育園の単願でいくのか、検討してみるのもいいでしょう。

早生まれの保活スケジュール

早生まれの場合は、保育園の情報収集、見学、申込み提出まで、妊娠中に対応することとなるケースも想定しておく必要があります。
大きなお腹では、思うように動けないことも多いでしょう。余裕を持った保活のスケジュールを立てておきましょう。

0歳児で入園するか1歳児で入園するか検討が必要

先述した通り、4月時点で生後57日を過ぎていれば、0歳児入園が可能です。しかし、生後間もない子どもを保育園に預けることに、不安を抱いてしまう方も多いでしょう。

保育園で母乳を飲ませられるのかについての確認や、感染症への心配もありますよね。
家庭や仕事の都合上、無理に0歳児入園をしなくてもいい場合は、途中入園や1歳児入園を検討してもいいかもしれません。

まとめ

保活はしっかりとスケジュールを立てて、効率良く進めていくのが成功のカギです。

妊娠中に仕事をしながら保活をする、もしくは赤ちゃんのお世話をしながら保活するため、余裕を持って早めに保活を開始しましょう。

希望する保育園や自治体によって、スケジュールは異なります。詳しいスケジュールは自治体のホームページで確認するか、保育課に問い合わせをしてみてください。

この記事の製作者

えんさがそっ♪編集部

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